2019/9/26 阿蘇の外輪山(ミルクウェイ)を走る(D220)

朝、荷造りしようと相棒バイクのところにいく。
と、、、火山灰が積もっている。

白いバックがこのありさま。

宿の前には私の足跡が。一晩でこれだけ積もったわけだ。
阿蘇に住むにはこれに慣れる必要がありそうだ。う~む、高いハードル。

宿の前の白いポスト。白いペンキが剥げて、下の赤が見えている。
なぜ白く塗ったのか? 意味不明。

今日のルートはこんな感じ。

阿蘇神社→ASO BOUの丘→大観峰(だいかんぼう)→ミルクロード。

阿蘇神社ではガイドさんに案内をお願いする。無料。

阿蘇神社の全体図。

まず、楼門へ向かう。

楼門の姿はない。解体済み。見えるのは後ろの3つの神殿。

貼られていた楼門の写真。

震災後の写真。
手前で潰れているのが楼門。向こうで潰れているのが拝殿。
どちらも屋根の重さで柱が折れて潰れている。

楼門の修復後の計画図。赤いのが制震ダンパー。
最新の技術を使い、100年後の地震に備える(ガイドさんの説明)

石積みの石が独特で美しい。

石の周囲を削って縁取ってある。美意識が凄い。
細川藩だからねぇ~(ガイドさんの解説)。

樹齢1000年の神杉(ガイドさんの説明)。
台風で折れて残ったのは根元だけ。
中は空洞。だから屋根が掛けてある。

潰れた拝殿を解体した木材。棟梁の読んだ歌と日付が書かれている。
解体しなければ人目に触れることはなかったものだ。
書いた本人(棟梁)だけが知る楽しみ。う~ん、粋だね!
(以上、すべてガイドさんの解説)

参道に散った紙吹雪。
昨日、流鏑馬(やぶさめ)だったとのこと。知らなかった。残念!

大観峰に向かう。

外輪山の丘陵を走る。気分爽快。

外輪山を目の前に見ながら走る。凄いなあ! 楽しい!

ASO BOUの丘。名前がいいね。
阿蘇 望の丘、遊ぼうの丘。ダジャレ? オヤジギャク?
いやいや、素敵な言葉遊び。

大観峰に着く。

大観峰は阿蘇七鼻(突き出した部分)の一つ。カルデラ全体が見渡せる。

カルデラ内を望む。
人の姿が見える。この人たち何してるの?

赤いグライダーが飛び回る。

白いグライダーが飛び立つ瞬間! 手投げ発進。

大観峰のパラグライダーエリア。
阿蘇に一年住み、ベストな風に乗ってここから飛びたい。
パイロット証を持っているので法的には飛んでいいのだが、、、
向かい風で走って飛び立てる体力があればの話だ。

大観峰の西端から続く外輪山。ミルクロードはあの上を走っている。
ザ・外輪山。

ミルクロードをしばらく走ったところで。
ずっと外輪山が続く。

外輪山と相棒バイクとのツーショット。

外輪山から阿蘇の町を望む。
あっ、そー。
オヤジギャク、最低!

【今日のデータ】
ASO BOUの丘:崖っぷちまでバイク or 車で行ける。(たぶん)パラグライダーのテイクオフエリア。
大観峰:エリアが広い。駐車場から歩いてグルグル回ると、景色が変わって楽しい。エリア西端では大観峰と続く外輪山がよく見える。
ミルクロード:外輪山を走る絶景ロード。丘陵を走る感じで気分アゲアゲ↑↑↑

【本日の宿】
南阿蘇のペンション村の一角。ご主人は飽きっぽい凝り性(本人談)。
駐車場が遠いのが難点。

2019/9/23 台風一過、高千穂峡&阿蘇へ(D217)

台風一過。青空が広がる。昨日の台風がウソのよう。

ルンルン気分で延岡を出発。

五ヶ瀬川沿いを走る。
五ヶ瀬川は高千穂峡を流れる川だ。川に沿えば高千穂峡に行きつくはずだ。

天馬大橋から五ヶ瀬川を見る。

棚田と茶畑。この組み合わせを見るのは初めてだ。ここ独特の風景かもしれない。

高千穂峡。遊歩道の入口に着く。

ハート形の絵馬が並ぶ。

真名井(まない)の滝。

柱状節理の断崖。

神橋。

甌穴(おうけつ)
岸壁が円柱形に削られている。

こちらも甌穴。丸く滑らかに削られている。

チョウザメ。
古代魚。シーラカンスと同じ。

ボートから見る眞井の滝が有名なのだが、、、

増水の為 ボート 利用できません
残念!

高千穂神社。

夫婦杉。

神事進行中。

阿蘇に向かう。

トンネルを抜けると阿蘇の風景が広がっていた。

(たぶん)若いペアの乗り物。こういう乗り物もいいね。

南阿蘇の風景。稲が実る。

宿に到着。古民家を移築した宿だ。

入口を入ったところ。引き戸が小さく、かがまないと入れない。

階段箪笥(かいだんたんす)。

梁と欄間。
江戸時代の豪農の家屋だそう。築170年。

床の間の風景。

英国製ミシン。

ミシンケース。薄い桜の板をR形たわませ、カマボコ状にしたもの。

ご主人や奥さまといろいろお話したのだが、眠くなったので、ここまで。
お休みなさい。

【本日のデータ】
高千穂峡は、溶結凝灰岩の柱状節理で構成されている。
甌穴(おうけつ)は、石が水の流れでグルグル回り岩を円柱状or円球状に削ったもの。

【本日の宿】
南阿蘇。築170年の古民家を移築した施設。
気さくで気の良いご夫婦がやっている。

2019/9/19 霧島高原を走り、知人宅で飲んでおしゃべり(D213)

※2019.09.22 知人が作っているお米の写真を追加しました。

今日は、霧島高原の周辺をグルっと回ったあと、都城(みやこのじょう)に住む知人宅にお世話になる予定。
宮崎市内から霧島神宮までは、約70km、1時間30分ほど。

霧島バードラインを走り、知人に教わったお蕎麦屋さん「がまごう庵」に立ち寄る。

ざるそば(大盛)を注文。
都城産のそば、石臼挽きの自家製粉、というこだわり。
知人の言うとおり、とても美味しいお蕎麦だった。大盛りにして正解。
二代目店主が書くブログも面白い。
https://gamakoan.jp/blogs/archives/3440

霧島神宮に到着。

大鳥居(一の鳥居)。確かに大きい。
写真左下が相棒バイク。小さ過ぎてよく見えない。

二の鳥居。
木陰の多い涼しい参道が続く。

三の鳥居。
木陰を抜けた向こうに霧島神宮が見える。

霧島神宮。美しい建物だ。

近くの神水峡に行く。相棒バイクで5分ほど。

神水峡の流れ。

向こう側に見えるのは柱状節理。観光スポットらしい。

えびの高原に向かう。
霧島神宮から15km、30分ほど。
えびのスカイラインを走り、えびの高原に着く。

さらに、えびのスカイラインを通って生駒高原に向かおうとすると、、、

硫黄山火山活動のため全面通行止。
残念!

よし、じゃあ、遠回りだが、朝霧バードライン+広域農道+みやまきりしまロードで向かおう。

白鳥展望所からの風景。秋の気配が漂う。

花の駅 生駒高原からの風景。花は、写真のこれだけ。残念。

結局、霧島の高原の周囲をグルっと一周してしまったことになる。

予定より遅れて知人宅に着く。
奥さまと一緒に待っていてくださった。

この晩は日本酒を飲みながら奥さまの手料理をいただき、ずっとおしゃべり。
日本酒は、私が日本酒好きなのでわざわざ用意してくださったのだと思う。
ありがとうございます。遠慮せずにたくさんいただきました。

この知人は昔の同業者。
温厚で誠実。博識で研究熱心。器用で凝り性。
東日本大震災のあと、ガイガーカウンターを自作したという話を聞いてビックリした記憶がある。

都内に住んでいたのだが、7年前に宮崎に移住してしまった。突然だった。
今回お会いしてその理由を伺い、納得した。

以前は、私と同じテクニカルライターという仕事をしていたのだが、今は何をしているか興味があった。
なんと、農業をしていて、7種類ものお米を作っているという。
しかも、すべて農薬も肥料も使わない「自然農法」だ。
研究熱心で凝り性、そしてチャレンジャーなので、さもありなん、と思う。

興味深いお米ばかりなので、ちょっと紹介。

◆うるち米(一般的なお米)
・ヒノヒカリ:コシヒカリと黄金晴(愛知40号)との交配種。
・イセヒカリ:伊勢神宮の神田で発見された新種。祭事の御神米。一般には流通しない貴重種。
・ハッピーヒル:ビルマのモチ種と日本の穂重型品種の交配種。うるち米ともち米がある。福岡という人が育成した品種なので、福(ハッピー)岡(ヒル)と名づけたとのこと。

◆有色米(古代米)
・紫黒米:アントシアニン、ビタミン、ミネラルが豊富な古代米。
・赤米:ポリフェノール、ミネラルが豊富。健康食。
・緑米:古代米の餅米。
・香り米:強い香りがあるお米。ヒエリという品種の古代米。

写真の「五色米」は、4種類の有色米とハッピーヒル(もち米)を混ぜたもの。

食後も飲みながらずっとお話。移住後の生活の話、綾の「ひな山」まつりの話、農業の話、量子論と仏教などなど、気が向くままに話は続き、気がつくと3時半。あわてて寝ることに。
明日の起床は目が覚めたとき、ということで。おやすみなさい。

【本日のデータ】
霧島高原の標高は500~600mのため、涼しい。
知人宅がある都城は盆地で、標高もそこそこある。
市役所の標高が146mなので、知人宅は200mぐらいだろう。
夜はだいぶ冷え込んできた。

【本日の宿】
都城の知人宅。周囲には住宅もあるが、田んぼも多い。
母屋の他に納屋などがあり、かなり広い敷地。見るからに農家、という感じ。