2021/11/06 バイクショップ店主と再会、航空宇宙博物館へ(D356)

※11/8(月)12:00現在:やっとのことで更新完了です。
※11/7(日)22:05現在:更新はしましたが、まだ途中です。ごめんなさい。
※11/7(日)10:40現在:書きかけです。ご了承ください。

今日は、バイクショップ社長&店主の高田さんに会いに行く。
日本一周の相棒となったバイク「スーパーカブ 110 NWJC コンプリート」を購入したバイクショップだ。

※私の相棒バイクについては2018年5月のブログをどうぞ。
 ・相棒はスーパーカブ
 ・相棒のプロフィール
 ・相棒のここがGOOD!
 ・相棒をちょっとカスタマイズ

「スーパーカブ 110 NWJC コンプリート」 についてお店の情報はここ。

1010 バイクショップ「ノースウィングJC」到着。岐阜市内の幹線道路沿いにある。

高田さんが笑顔でお出迎え。

日本一周の報告をしたり、メンテナンス上の留意点を話したり、雑談に花が咲く。

そんな話の中、2万5千キロ走っているなら、そろそろフロントフォークのオイルを交換したほうがいい、とアドバイスをいただく。
フロントフォークの動きが悪くなると、荒れた路面で車輪が路面から浮くので、ブレーキをかけたときに制動距離が延びる、と。

なるほど。確かに最近、ブレーキング時に効きが悪く不安を感じることがあった。
家に戻ってからでもいいが、交換するなら早いほうがいい。
交換時間を尋ねると1時間ぐらいだとおっしゃる。

じゃあ、今、交換お願いします。
と無茶な注文。

高田さんが技術職の細川さんに「お~い、フロントフォークのオイルを交換してやってくれ」と、いきなり作業を指示。
他の作業中だったのに、いきなりの割り込み。ごめんなさい。

細川さん、笑顔で、いいですよ。とすぐに作業開始。いい人だ。

フロントフォークを取り外し、オイルを抜く。

出てきたオイルを見ながら高田さんが解説してくれる。

ほら、左側フォークのオイル(四角形で囲った部分)、真っ黒だ。ドロドロだよ。
右側フォークのオイル(丸で囲った部分)は茶色だろ、このくらいなら問題ない。

本当だ。左右で全然違いますね。どうしてですか。

スーパーカブはフロントブレーキが左側に付いてるだろ。
だから、ブレーキをかけると左フォークに荷重がかかってギュっと縮む。それを繰り返すわけ。右フォークにはそういうことがない。それがこの差になる。

う~ん、なるほど。左右のこの違いは、汚れたオイルを見て初めてわかる。

オイル交換は両フォークとも実施。
さあ、これで走りの違いが体感できるか。楽しみ楽しみ。

そうこうしている間に、トライアンフというメーカーのバイクに乗ったお客さんがいらっしゃる。

特に用事はないけど、通りかかったから寄ってみました。

だって。いいね。

高田さんより先に私がその人とお話。
乗ってるバイクはここで買った格安USEDだそう。まだピカピカで2万キロも走ってない。値段を聞いてビックリ。利益が出てるのかな。

その方も巻き込んで、メーカーの話、お客さんの話、バイクメンテナンスの話などで盛り上がる。

気が付くと2時間以上も経過。12時を過ぎちゃった。
オイル交換はとっくに完了。

そろそろ行きます。
みなさん記念撮影をよろしくお願いします。
技術の細川さんにも入っていただきたいので、仕事中断できます?
お客さん、すみませんが、撮ってもらえますか。

と、わがまま放題。
三脚は用意していたが頼んだほうが早い。

左から、技術職の細川さん、事務職の伊藤さん、社長の高田さん、迷惑ブロガーの私。

ついでに、それぞれの愛車スーパーカブをご紹介。

細川さんの愛車。
私と同じ年式。ホワイト&イエロー。
白い部分は元の色のまま。私のように黒く塗ってない。

伊藤さんの愛車。
何とかかんとかブルー。有名な外車の色。
聞いたときはすぐ分かったのだが、忘れてしまった。
今、気づいたが、伊藤さんはブルー系が好きですね。服もブルー系。

高田さんの愛車。
う~ん、伊藤さんのセンスある色と比べると、、、
まあ、開発用テスト車ということで、センスには目をつぶりましょう。

1230 出発。
みなさん、わがままにお付き合いいだだき、ありがとうございました。

1320 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に到着。
岐阜に来たら立ち寄りたかったところ。

駐輪場から入口までの塀にはこんな絵が。いいね。

入口。
建物の前に飛行機が並んでいるのが見える。
あれはYS-11だな。

建物の前には4機が並ぶ。広すぎてカメラの視界に入り切らない。

自衛隊のヘリに、

旅客機(YS-11)に、

救助用水上機に、

軍用機。
やっぱり実物はいいですね。

建物全体。
三原色の組み合わせが面白い。

入場料500円を支払い、中に入る。なお、59歳以下の大人は800円。

最初に目に入る展示品。
ここ各務原(かかみがはら)で最初に製造された機体を再現した原寸大模型。

天井にはライト兄弟の複葉機。
こことは関係ないが、最初に飛んだ飛行機なので。

ゼロ戦と飛燕の展示室。
ここでは飛燕が主役。各務原で作っていたから。

飛燕(ひえん)
太平洋戦争中の戦闘機。水冷エンジンを積む先進的な設計。
戦闘機ではゼロ戦が有名だが、あっちは空冷エンジン。
飛燕の水冷エンジンは、ドイツのダイムラー・ベンツ社が設計したもの。製造権を買って日本で作った。

まてよ、ということは、ドイツの主力戦闘機メッサーシュミット Bf109と同じエンジンか?
と思って調べたら、大当たり。どちらもDB601というエンジンだ。

ゼロ戦の操縦計器。

飛燕の操縦計器。
飛燕のほうが近代的でカッコイイ。色分けがされていて使いやすそうな気がする。

各務原で製造された飛行機がずらっと並ぶ。

三菱T-2高等練習機。
日本独自開発の最初の超音速ジェット機だ。

練習機なので、機体に書かれていることが面白い。

たとえばここ。日の丸の前方。

救助用の装置。操作方法が機体に書いてある。

これは日の丸のうしろ。
危険! ヘタなことをすると操縦席が射出しちゃうから、ちゃんとマニュアルを読んでから使ってね。と書いてある。

危険。空気取入口。
エンジンが始動すると吸い込まれちゃうから気をつけてね。と注意喚起。
練習機だから細かな配慮が必要なんですね。

低騒音STOL(短距離離着陸)実験機 飛鳥(あすか)
機体の大きさに不釣り合いな、大きなエンジンが特徴。
エンジンが翼より上に配置され、エンジンから排出される気流が翼の上を流れる設計。
翼の上側の空気の流れを速くすると機体を浮かせる力が強くなるので、短距離で離着陸できるはず、という考え方。
その考え方は実証できたようだ。このままではエンジンが大きすぎて実用にはならないけど。
もしかすると、ホンダのジェット機はこれを参考にしたのかも。エンジンが翼の上についてますから。

珍しいのはこれ。ヘリコプターのモックアップ(木製原寸大模型)
設計段階で作った本物が展示されている。

星形9気筒エンジン。美しいですね。

ここからは宇宙コーナー。

H-IIAロケットの模型。

ロケット先端の人工衛星を積むカプセル部分。原寸大模型。
カプセルは爆薬が内蔵されたビスで留められている。
人工衛星を出すときは、爆薬でビスを破壊。一瞬にしてカプセルが開く構造。
設計者のみなさん、いろいろ工夫しますねぇ。と感心してしまう。

スーパーカミオカンデの模型。1/135サイズ。
黄色いのは光電子増倍管(光センサー)
底面と周囲に11,200個が取り付けられている。

光電子増倍管。
約50センチ(20インチ)の大きさ。
これが実物なのかと、ちょっと感動。

後ろから撮影。
私が写り込んでいる。私の存在証明。ニュートリノとは何の関係もないが。

国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」原寸大模型。

中に入れる。原寸大というのはいいね。
とてもリアルに作ってある。

自律移動型船内カメラ Int-Ball
目がまん丸で可愛い。これが勝手に移動して船内のようすを撮影する。

実験用の装置。目的ごとにいろいろな装置が組み込まれている。

はやぶさ2 正面。

同じく 背面。
周囲が金や銀のシートで覆われているのは太陽の光や熱を反射するため。
こうしないと、船体が高温になって壊れてしまう。

キュリオシティ。原寸大模型。
火星の無人探査機。
2018年に火星に有機分子があることを発見している。
今でも活動しているのだろうか。

イカロス。宇宙ヨット。1/10模型。
太陽の光を大きなセイルで受けて、その光の力で宇宙空間を航行する。
太陽光発電ではない。光の粒がセイルにぶつかる力で飛ぶ。
理論的にはそうだけど、ホントに航行するの? という疑問を解消。
薄くて軽くて強い樹脂ができたおかげで、ホントに航行した。

原寸大模型が見たかったなあ。この10倍の大きさ。凄い迫力だろうな。

さて、全国人工衛星・探査機模型製作コンテストなるものがあり、最優秀作品が展示されていた。とても精密でよくできている。本物も凄いが模型も凄い。

第4回 高校生部門 陸域観測技術衛星2号「だいち2号」1/25模型

第4回 一般部門 木星探査機「ガリレオ」1/15模型

第2回 一般部門 NASA土星探査機「カッシーニ・ホイヘンス」1/15

ずっと歩き回って疲れたので、中2階の休憩室へ。

おお、いいね。最先端のもいいが、昔のもいい。自分が乗るならこっちかな。

1600 ライダージャケットの下にセーターを着こみ、博物館を出発。

目的地の名古屋まで1時間ちょっと。
途中で日没。寒くなった。
宿の近くのスーパーで食事を買い、宿に向かう。

1750 宿に到着。楽しい一日だった。

■本日のデータ
フロントオイル交換:費用 720円(オイル)+6,300円(工賃)
走行距離 24,680キロ。

岐阜かかみがはら 航空宇宙博物館:入館料 500円(60歳以上)

■本日の宿
名古屋。今池駅近く。朝食付。珈琲無料サービス。
1階の立体駐車場入口スペースにバイクを置かせていただく。屋根付きなので安心。

2021/10/31 伊勢神宮 内宮、おはらい町通り、おかげ横丁を巡る(D350)

今日は、伊勢神宮の内宮(ないくう)へ行く。
内宮のすぐ前に、おはらい町通り、おかげ横丁があるので、そっちも楽しみだ。
時間があれば、神宮徴古館(じんぐうちょうこかん)にも行きたい。

1020 宿を出る。

1030 内宮の駐輪場に到着。

先に停めてあったスーパーカブとツーショット。高齢者マークでも元気そうで何より。

こちらは自転車で日本一周中。旅する大工さん。

内宮に向かう。

皇大神宮(内宮)(こうたいじんぐう(ないくう))
御祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)

天照大御神は女神。でも、現在、女性は天皇にはなれない。何かしっくりこない。

境内の入口で記念写真を撮る人たち。
さすが内宮。外宮(げくう)とは参拝者の数が違う。

太鼓橋の下を流れる五十鈴川(いすずがわ)にはたくさんの鴨がいる。
ローストにしたら美味しそう、と考えるのは私だけ?

奉納された御神酒(おみき)がずらり。
これだけあれば、お酒には一生困らない。神様は永遠なので全く足りないのか。

御神酒の向かいには、菊の盆栽が並ぶ。
鮮やかなピンクがひときわ目立つ。いいね。

一番いいと思ったのがこれ。独特の風格がある。
仙人が住むという蓬莱山をイメージしている。ような気がする。
今日、一番のお気に入り(笑)

五十鈴川の御手洗場(みたらし)
心身を清めるところ。

瀧祭神(たきまつりのかみ)
団体さんが参拝中。誰かの合図で一斉に礼。だろうな。よく揃った。

御饌殿(みけでん)
神様へ奉る食事を用意するところ。
※「饌」が漢字変換では出てこなくて四苦八苦。 IMEパッドを使って出した。神社仏閣関係では使うことが多い。

神楽殿(かぐらでん)
神様に奉る歌や舞をするところ。
私の住む川越では、子どものころ「御神楽(おかぐら)」をお祭りのときにやっていた記憶がある。最近はやらなくなったような気がする。未確認。

神楽殿の屋根。不思議な美しさがある。

向こう側の大きい方が御酒殿(みさかどの)
手前の小さい方が由貴御倉(ゆきのみくら)
それぞれの正面に立っている板は「蕃塀(ばんぺい)」という。詳しくはあとで。

参道の木を見上げる人たち。すごいねぇ~、という心の声が聞こえる。

左手に正宮(しょうぐう)が見えてきた。
手前には(たぶん)御神木の杉。存在感がすごい。

写真撮影OKなのは石段の下まで。
正面に見えるのは鳥居ではなく門。
その向こうに屋根が見える建物は、拝殿ではなく、あれも門。
だから、御賽銭箱はありません。白い幕が下がっているだけです。
と、ガイドさんが説明している。のを隣で盗み聞き。

えっ、そうなの? 拝殿だと思っていた。
昨日の外宮の説明にも拝殿と書いてしまった。マズイ。

昔は、伊勢神宮の正宮に入れるのは天皇だけだったので、拝殿は不要です。
(注:昔は天皇=神なので、神が神を拝むことはない、ということだろう(推測))
一般民衆に開放されたとき、出入口が必要になって、周りを囲っている塀の一部を取り外し、門を作った。それが鳥居のように見える部分です。

それぞれの門には名前がついています。
鳥居のように見えるのは、xxxxx門。拝殿のように見えるのは、〇〇〇〇門。

名前が難しくて覚えられなかった、、、

で、取り外した塀は、、、

はい、ここにあります。門の真正面。
これが出入口部分から取り外した塀なんです。
外宮も正宮の真正面にありましたね。
この塀は「蕃塀(ばんぺい)」と言います。
※詳しくは自分で調べてね。「蕃塀 」で検索すると、いろいろなことがわかります。

さすがガイドさん。勉強になるなぁ。

正宮の右手。
次の年式遷宮のとき、正宮を移す空き地(古殿地(こでんち))があるはずだが、見えない。柵から向こうは立入禁止。残念!

別宮(べつぐう)の荒祭宮(あらまつりのみや)へ向かう。

途中で出会った(たぶん)御神木。
みんなが凄いと思うようだ。このファミリーは全員が触りまくって楽しんでいた。

御稲御倉(みしねのみくら)
(たぶん)お米を貯蔵する倉庫。まあ、誰でも建物の名称から見当はつくよね。

外幣殿(げへいでん)
役割は見当がつかない。未調査。

荒祭宮(あらまつりのみや)
参拝客が行列を作っていた。

さあ、戻ろう。
表参道に向かう。

厩(うまや)
神馬(しんめ)が住む。はずなのだが、何もいない。

神馬の体調管理が必要だから、普段はここにはいないよ。
月に何回か、衣装をまとった神馬が来るので、興味があれば調べてみて。
と、さっきのガイドさん。

ありがとうございます。
いろいろ詳しくご存じなんですねぇ~。

ま、ガイドだからね。詳しく知らないと務まらない。

そりゃそうだ。おっしゃるとおり。

さて、これからが庶民の楽しむエリア。
おはらい町通りへ行こう!

通りに入ったとたん、この混雑。三密が満載。
でも、平気。ワクチンは打ったし、みんなマスクしてるし、外だし、ね。
こうでないと楽しくない。

岩戸屋さんのお薦めメニュー。
松坂牛、てこね寿司は定番ですね。
てこね寿司は、カツオの漬け丼。発祥は志摩らしい。漁師が船の上で、カツオの醤油漬けとご飯を手でこねて混ぜて食べたから「手ごね寿司」らしい。

こちらは、ゑびや(えびや)さん。
松坂牛、てこねずし、だし茶漬け。が、お薦めメニュー。
左端の「絶品 究極の海宝飯」 よだれが出そう。
「海宝」の発音がわからない。たぶん造語。「かいほう」とでも読んでおこう。

こちらは地ビール。今は飲めないのだ。ガマン、ガマン。

サイダーを冷やす容器から水がしたたり落ちる。
楽しい集客アイデアがいろいろ。いいね。

こちらも岩戸屋さん。
お多福のお面の下に、お多福顔の(たぶん)初代の大女将(おおおかみ)像。いいね。

昔からのお店がたくさん並ぶ。
解説抜きで写真だけご覧ください。

大きな「ひらがしら」の干物の値札に注目。
12万円!
ハンマーヘッドは、たったの2万円なのに。
ところで、ひらがしらの干物って、何のために買うの。とても食べるとは思えない。

店内の干物も面白かった。美味しいかどうかは不明だが。

立体的な看板。こういうの大好きです。

坊やの頭をなでなでする托鉢僧(たくはつそう)
子ども:気軽に触んじゃね~よ or ありがと~、またね。
どちらだと思いますか。あなたの心根がわかるので慎重に。

三十三銀行 おみくじ付きATM
キャッシュカードがないので試せなかった。残念!

煙突が面白い。

河西隣水軒(かさいりんすいけん)という床屋さん。
隣水軒は、中国の隣水県(りんすいけん)と掛けているのだと思う。
もしかすると、ご主人か奥さまが隣水県の出身かも。未確認。

五十鈴川(いすずがわ)郵便局。
名前も建物もいいね。郵便局はこうでなくっちゃ。

おかげ横丁に入る。
狭いエリアにお店がいっぱい。

太鼓櫓(たいこやぐら)と呼ばれるところ。催し物スペース。

伊勢うどんを食べる人たち。
松坂牛はムリだけど、伊勢うどんなら大丈夫。庶民の食べ物です。

で、食べてみた。

てこね寿司と伊勢うどんのセット。1350円。
これなら私も手が届く。
てこね寿司は美味しい。カツオの漬けがまったりと滑らかで、(たぶん秘伝の)タレの味付けもいい。
伊勢うどんは、??? 柔らかすぎてグズグズ。かかっている汁も甘すぎるかな。
もっと腰のあるほうが好き。うどんの汁に甘さは不要。

おかげ横丁で唯一の洋館。
このチグハグ感がいい。

孫の屋 三太。
子ども向けお土産屋さん。紙風船や剣玉を売っている。
向こうは、神話の館。

横丁猫めぐり。の案内板。
いろいろな招き猫がいるらしい。

こんなのや、、、

こんなのも、、、
猫好きにはいいかも。

通りに出ると人、人、人。
肩車するおと~さん。抱っこするおか~さん。どっちも頑張ってね。

手をつなぐカップル。食べまくる人たち。
いいなぁ。私も手をつなぎたい。食べるのはあとでいいから。

熟した柿が山積み。
うちの柿も食べごろだ、とカミさんがLINEで伝えてきた。
帰るころには無くなっているはず。残っていたらラッキーです。

太鼓櫓で何かが始まる様子。
ちょっと観て行こう。

笛と太鼓の演奏が始まった。
七五三で来た娘さんが演奏に見入る。お母さんは娘のメイクアップにかかりきり。
お父さんは画面の外で荷物持ち。男はつらいよ。

演奏は最高潮。太鼓の人、いい顔してますね。

おはらい町通りを内宮のほうに戻る。

通りはずっと人の群れ。やっと、この光景が復活しました。こうでなくっちゃ。

さて、次は猿田彦神社だ。内宮から相棒バイクで5分ほど。

猿田彦神社境内の佐瑠女(さるめ)神社。
技芸の上達を祈る神社。

猿田彦神社。
猿田彦大神をお祀(まつ)りする神社。
東京の恵比寿に猿田彦という珈琲(カフェ)がある。なぜこの名前なのとご主人に尋ねたら、猿田彦神社の近くに住んでいたから。という回答。
その記憶があってここに来た。

拝殿の正面に古殿地(こでんち)の石柱。

古殿地の解説。
昔、御本殿が石柱のところにあったらしい。

現在の御本殿。拝殿の奥にある。

宿に戻る前に、神宮徴古館(じんぐうちょうこかん)に行きたい。
今、15:40。16:30には閉館なので、見られるのは30分~40分程度。
急ごう。

神宮徴古館。

中に入る。観覧料500円。

館内は撮影禁止なので写真は無し。
興味深い品々が見られて満足。

唯一、写真OKのエリアで撮ったのがこれ ↓

伊勢神宮内宮の配置模型。向かって右側が正面です。

こちらは、伊勢神宮外宮。こちらも向かって右側が正面です。

館が閉まるまでの40分ほどですべて回れた。よかった、よかった。

さて、スーパーで食料を買って宿に急ごう。

■本日のデータ
神宮徴古館:観覧料500円。なかなか見られないものがある。強く推奨。

■本日の宿
昨日と同じ。3泊目。ボイラーは直ってない。
タクシー代も入浴料もこちらでお持ちしますので、どうぞ温泉へ。とフロント係。
でも、タクシーで往復30分もかけて温泉まで行くのは面倒だ。
今日もまた水で頭と顔を洗わねば。

2021/10/30 伊勢神宮 外宮へ(D349)

6時に起きて昨日分のブログを書いていたのだが、終わったのは13時30分。
伊勢神宮(いせじんぐう)の外宮(げくう)と内宮(ないくう)は4キロほど離れた場所にある。
今からだと両方はムリだな、と判断。外宮にだけいくことにする。

1400 宿を出発。10分で外宮の駐車場に着く。

豊受大神宮(外宮)(とようけだいじんぐう(げくう))の説明書き。
ほう、正式名称は 豊受大神宮なのか。知らなかった。

境内マップ。
境内は広いがシンプル。これなら迷わず行けそうだ。

木製の太鼓橋(たいこばし)を渡る。
それだけで神聖な気分になるのが不思議。

御厩(みうまや)
神馬がいる馬小屋。馬小屋という表現は恐れ多いかも。

神馬、笑智号(えみともごう)
ずっと眠そうにしていた。いくら神馬でも活躍の場がないとツライよね。

偶然、神様への食事を運ぶ儀式と出会う。
あの箱の中に神様の食事が入っている。

たまたま近くにいたガイドさんに何という儀式か尋ねてみた。

資料の中から、サッと取り出して見せてくれたのが、これ。
日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)
神様に朝夕のお食事を奉り、祈りと感謝を捧げるもの。

朝と夕方、毎日同じ時刻に行うが、夏と冬では時刻が少し変わるらしい。
この祭を見に来ていた人に教えていただいた。

正宮(しょうぐう)へ向かう。この「宮」は「ぐう」と濁る。

正宮の隣に広い空き地がある。
伊勢神宮は20年ごとに建物を新しく作り変える。
次回は、この空き地に新しい建物を作る。
20年ごとに建物の位置が変わるわけだ。
これを式年遷宮(しきねんせんぐう)と言う。

この空き地は、古殿地(こでんち)or 御敷地(みしきち)と言う。
と、警備員さんが教えてくれた。

正宮(しょうぐう) が見えてきた。
このエリアに複数の建物がある。

鳥居の正面にあるのが拝殿(はいでん)

※11月01日追加:鳥居だと思ったものも、拝殿だと思ったものも、どちらも「門」だ、ということが翌日わかった。詳しくは明日のブログをどうぞ。

神様がいらっしゃる本殿(ほんでん)を拝するためのもの。
拝殿門には白い御簾(みす)が掛けられており、本殿を直接見ることはできない。
参拝者は、拝殿門から御簾越しに参拝する。

正宮では、鳥居門から内側は撮影禁止。

なので、外から見えるところだけを撮影。

正殿は屋根だけが見える。金色に輝いていた。

別宮(べつぐう)に向かう。
ここ外宮には、別宮が3つある。

別宮 風宮(かぜのみや)

別宮 土宮(つちのみや)

残るもう一つ、多賀宮(たかのみや)に向かう。

石段を登る。

夫婦杉とでも呼ばれそうな杉。
の前を通り、、、

多賀宮(たかのみや)
宮の目の前に杉がド~ンとあるのがいい。

神楽殿(かぐらでん)
神様に歌や舞を奉るところ。

奉納舞台。
勾玉池(まがたまいけ)の中にある。

すぐ隣には「せんぐう館」
伊勢神宮に関する博物館だ。

入ってみた。300円。
内部は撮影禁止。

印象に残った展示物は、正殿(しょうでん)東面の原寸大模型。
原寸大というのは迫力がある。

こんな感じ。パンフレットの該当箇所を撮ってみた。

他に興味深かったのは、
・正宮正殿の扉(遷宮前の古い正殿に使われていた実物)
・正宮全体の縮小模型(建物の配置がよくわかる)
・神様へ捧げる食事の実物大模型(食事の中身がよくわかる)
など。

神様へ捧げる食事は、神饌(しんせん)と言う。
中身は、御飯三盛、鰹節、魚、海草、野菜、果物、御塩、御水、御酒三献。
実物大模型を見て、とても質素なのに驚いた。

伊勢神宮 外宮へ行ったときは、ぜひ「せんぐう館」に入ることをお薦めする。
見学者がとても少なかったので、多くの参拝者は素通りしているのだろう。
もったいない。

表参道から出る。鳥居の向こうが表参道。写真は出てから振り返ったところ。

裏から入って表から出る。私にとってはいつものことだが、最後に「せんぐう館」に立ち寄る流れだったので、これでいいと思う。

鳥居の前に菊が並んでいた。
もう菊の季節ですね。しみじみと感動。

伊勢神宮 外宮は、ほんとうに質素でシンプルで飾り気がない。
参拝者の受けを狙った銅像や宝塔はまったくのゼロ。
日本の神様の原点がしみじみと伝わってくる。
神社の最高峰がこれだけ質素だと、他の神社も質素にするしかない。
トップの重要性を再認識した一日です。

■本日のデータ
伊勢神宮外宮「せんぐう館」:入場料300円。入ることを強く推奨。

■本日の宿
昨日と同じ。2泊目。
ボイラーは直っていなかった。今日も冷たい水で頭と顔を洗い、湯ぶねで温まる。
明日も直らなかったら、温泉に行こう。