11月30日(金)122日め 軽井沢から自宅へ(3rd終了)

朝、相棒バイクに荷物を積もうとしたら、、、

霜で真っ白。
軽井沢は寒いのだ。熊のラッキーくん、寒かった?

出発前、オーナーさんにインタビュー。
昨夜、インタビューさせてほしいとお願いしておいたのだ。

川崎市在住。ご主人はIT技術者。
お二人とも音楽が趣味。
(ゲストハウスの共有ルームにはピアノが2台ある。昨夜、夕食時にオーナーが演奏していた)

ゲストハウスを開業して1年ほど。
運営スタッフは、ご自身とお友達の女性1名の計2名。
その方も川崎在住。お二人とも川崎から通っている。

お友達はヘアメイクもなさるそう。
それであのヘアメイクメニューがあるのかと納得。

営業日は、夏場(繁忙期)は毎日、春・秋は休日のみ。冬は休業。
昨夜は平日だが例外的に営業したとのこと。
明日12月1日から冬季休業に入る予定。

ゲストハウスを始めた動機など、他にもいろいろお伺いしたのだが、プライベートな話になるので非公開です。すみません。

お話を伺い、きちんと良く考えているなあ、と感心。

設備産業としての宿泊施設が、時代の変化に合わせてどのように変わっていくのか。変わり続けることができるのか。
このような若い人たちが、チャレンジ&試行錯誤を続けていくのだろう。

お礼を言って宿を出発。今日もいい天気だ。

碓氷峠を下り、富岡の郊外あたりで、妙義山が目に入る。
上空には半月。
青空が気持ちいい。

紅葉したタラの木。春先にはこれらの木からタラの芽を収穫する。

青空と朝の空気を楽しみながら、しばらく走る。

トラックに積まれたコンニャク芋

畑を見ると、、、

コンニャク芋の収穫中。

近くまで行ってお話を伺う。
素人の質問に丁寧に答えてくださった。
コンニャク芋にもいくつかの種類があることを初めて知った。

このあと、ほぼ真っ直ぐに帰宅。
洗濯物を取り込み、お風呂を掃除、(普段は作ったことのない)夕飯を作る。

また、日常が戻ってきた。
日本一周3rdはこれにて終了。

やっぱり家が一番だ(笑)

【本日のデータ】

宿泊施設:ゲストハウス シャコンヌ軽井沢

(注)このブログには原則として宿泊施設の名前は出さないのだが、時間を割いてインタビューをさせていただいた場合などは例外。少しは宣伝しないと申し訳がない。

【今後の予定】

3月中旬ごろから4rdに出発するつもり。
4rdは、テント泊を中心に長期間帰宅しないで頑張ろうかな。

それまでの間、ブログは1週間に1回ぐらいは更新するつもり。
あまり更新がないと読者が忘れてしまうから(笑)
バイクの細かいカスタマイズ、持ち物、装備などについて書こうと思います。

登山などに出かけたら番外編を書くかも。

引き続きご愛読いただければ嬉しいです。

10月24日(水)99日め 紅葉を観に行く(2)丸沼高原から奥日光 湯元へ

昨夜は、老神温泉(〇 おいがみおんせん × ろうじんおんせん)へ泊った。

いつも素泊まりなのだが、今回は朝食付きで宿を予約した。
朝食:地元野菜のキーマカレー 500円
というのが面白かったからだ。

朝、食堂へ行くと、白い割烹着を着た女将さんが朝食を運んでくれた。
おでん3品、お漬物、キーマカレー、みそ汁、という献立だ。
カレーのご飯は大盛りで、みそ汁はお替りOK。
まさかおでんが付いてくるとは思わなかった。いいね!

朝食を食べながら女将さんとお話。

どうして朝食がキーマカレーなんですか?

しばらく前にね、この町の新しいお土産を開発したのね。
女性の料理研究家に頼んで開発してもらったの。
その商品が「地元野菜のキーマカレー」。レトルト食品。
うちの売店でも売ってたんだけど、売れないわけ。
500円じゃ高いわよねぇ。アハハ。

確かに500円じゃ買いませんねぇ。
よっぽど美味しければ買いますけど、、、
買う前には食べられないので、美味しいかどうかわかんないし、、、

そうでしょ。
だったら、このレトルトを朝食にすればいいじゃない、って思ったわけ。

えっ、このカレー、レトルトなんですか?

そうよ。でも、美味しいでしょ?

確かに美味しいですね。
トマトの酸味が効いていて、ふだん食べたことがない味ですね。
おでんも付いてるし、ご飯も大盛りだし、これで500円なら安いですよ。
あっ、みそ汁のお替わりいいですか?

みそ汁も美味しいでしょ。
この宿は、主人と私だけでやってるんで、夕飯は無しにしたの。作るのたいへんだから。
基本は素泊まりなんだけど、朝食もほしいというお客さんがいるので、
簡単に作れる朝食は何かなと考えたら、キーマカレーがあるじゃない。
一石二鳥!? アハハ。

なるほど。いいアイデアですね。
おでんも美味しいです。

ごちそうさまでした。

出発前にご主人とお話。

昔と比べて観光客は減ってるんですか?

そうだね。半分以下だね。
昔は観光バスで団体客がドン!て来てたから。
うちは小さい宿だから大人数の団体宿泊客は泊まらないけど、
土産物屋もやってるので、土産物が売れたよね。

どのくらい売れたんですか?

ひと月の売り上げが、最高600万、平均300万ぐらい。

粗利率2割として月平均60万ですね。
粗利率3割なら90万か。
売店だけでこれだと宿も含めたらウハウハですね。

その当時はね。
でも、2000年以降はガクッと減ったね。
今は団体客なんて来ないし、、、
来てもお土産なんて買わないし、、、
子供たちはあとは継がないって言ってるし、、、
もう、やる気ないよ。
そろそろ辞めたいなあ、って思っているんだけどね、
いつも来てくれる常連さんがいるんでね。
ありがたい話だよ。

そうですね。常連さんとお話するのは楽しいですもんね。
いろいろな話が聞けて楽しかったです。
キーマカレー、美味しかったです。
ご夫婦とも元気でこれからも楽しくやってください。
ありがとうございました。

老神温泉から、120号線、日本ロマンチック街道を日光に向かう。

白根温泉を過ぎたあたり。黄葉が輝いている。

丸沼高原。紅葉真っ盛り。

あっちもこっちも紅葉と紅葉。

ロッジと紅葉の組み合わせ。お洒落を絵に描いたよう、とはこのこと。

色の組み合わせが素敵な風景。青が効いている。

この組み合わせもいい。黄色が効いている。

奥日光に入る。湯ノ湖も紅葉真っ盛り。

湯元温泉。大人な雰囲気のエリアだ。遠く男体山が見える。

こういう繊細な紅葉が好き。

湯元は繊細で絵画的な紅葉が多い。
来年は一泊して湯ノ湖湖畔をトレッキングしよう。

中禅寺湖の脇に出る。紅葉真っ盛り。絵に描いたような紅葉、とはこのこと。

金谷ホテル入り口。夕陽に輝く紅葉。ひときわ目を引く。

陽が傾き始めた。
帰るか宿を取るか悩む。
かなり疲れた!
でも、明日は晴れそうだ。
晴れたら、中禅寺湖の八丁出島の紅葉がバッチリ見られそう。

う~ん。考えてる時間がもったいない。
まずは八丁出島へ行くルートの下見をしよう!

※八丁出島は、駐車場から半月山展望台まで歩いて登らないと見られない。
下見は、駐車場の場所と付近の紅葉の状況把握が目的。

と、中禅寺湖畔を走り出したら、、、

「空き部屋あります」の看板。
即、素泊まりでの価格交渉。オッケー。

よし、宿は確保。下見に行こう。

1時間ほど相棒バイク2号で走り、バイクを停める駐車場と紅葉の状態を確認。
晴れたら素晴らしい景色が見られそう。

う~ん、楽しみ!!!
ということで今日はお休みなさい。

【本日のデータ】
派手な紅葉もいいが、「大人の紅葉」もいい。
丸沼高原、奥日光 湯元温泉、どちらも大人の紅葉を満喫できそう。
次回はゆっくりと楽しみたい。

9月17日(月)95日め 大地の芸術祭(2)清津峡渓谷トンネル

大地の芸術祭の正式名称は「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。
その参加作品に「清津峡渓谷トンネル」がある。

えっ、渓谷じゃなくてトンネルが芸術祭参加作品?
意味わからん。

でも何だか面白そうな予感。今日はこれを最優先でみよう。

宿から1時間ほど走り、清津峡渓谷入り口に着く。

左に見える白い建物が、昨日ブログに書いた「磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館(通称SoKo/ソーコ)」。旧清津峡小学校の体育館をリニューアルしている。

駐車場に相棒バイクを停め、徒歩で清津峡に向かう。

休日だけあって家族連れが多い。車・バイクは通れない。

途中の掲示板。トンネルに入る料金800円。ただし芸術祭期間中料金。

ということは待てよ、今日、芸術祭は終わる。明日は無料になる???
ついついセコイ考えが頭をよぎる。

まあ、せっかく来たのだから行ってみよう。

200mほどで入り口。

トンネル入り口。芸術祭参加作品「N-080ライトケーブ」
※Light Cave 光の洞窟

入り口全体。壁に何か書かれている。

デザインされた案内表示。

料金、営業時間、現在位置

マップの真ん中。全長 約750m、所要時間 約40分~60分。

マップの右端。見晴所が3つあり、最後にパノラマステーションがある。パノラマステーションって?

とにかく行ってみよう。

チケット売り場(常設)。通常料金600円。芸術祭中800円。200円の差は当然。

いよいよトンネル内に進む。照明はグリーン。

休憩&展示スペース。

清津峡形成の歴史。

清津峡とトンネルとの位置関係など。

清津峡の地層学的特徴。六角形の柱状節理がメイン。

先に進もう。第一見晴所まで325m。

2つめの休憩&展示スペース。証明がオレンジに変わる。

清津峡地形模型。

第一見晴台まで225m。

シャッター扉が2つ並ぶ。何だろう?

トンネル工事の際にここから温泉が出たらしい。

証明が赤に変わる。

第一見晴台に着く。左手。

進むと外が見える。

観光客が多い。芸術祭最終日だから?

柱状節理。傾き加減が面白い。

流れの上に柱状節理の断面が見える。なかなか見られない風景。

第二見晴所まで60m。

第二見晴所に着く。あの銀色のドームはなに?

通路の真ん中にドンとある。不思議な光景。

トイレだった。小さくトイレマークが見える。

外の風景。

第三見晴所まで60m。

第三見晴所。不思議な光景。

照明カバーに外の風景が映る。

左が映った風景。右が本物。面白い仕掛けだ。

パノラマステーションまで200m。

照明が青に変わる。

パノラマステーション到着。撮影する観光客でいっぱい。

床の水に人の姿が映る。壁際を進む人たち。

進み方の説明。小さくて気づきにくい。デザイン優先の弊害。

床に薄く水が張られている。水鏡(みずかがみ)。転落防止柵は透明な素材。

正面の風景。

円形の風景。素晴らしい!

デザイナーは誰だ? マ・ヤンソン。中国出身の建築家。まったく知らないが、すごい発想をするデザイナーだと思う。

800円分は十分に堪能した。

さて戻るか。

行くときには気づかなかった絵のようなもの。何だろう?

ここにもある。壁には動物の絵。床には足跡。

ここにも。壁の絵と床の足跡。

これも演出? 手が込んでいる。すごい。気づくか気づかないかの微妙な存在感ラインを狙っている。このデザイナーすごい!

チケット売り場で、この話をする。

え? 動物の絵? あれはリニューアルする前のもので、壁に書いてあったんです。
完全に消し切れてないんです。すみません。

ガクッ! 勝手な思い込み。(私の場合は)よくあるケース。まあ、楽しめたから良しとしよう。

宿に向かう。

と、、、、、こんな看板が目に飛び込む。

うまい酒あります

おお、さすが新潟! 素晴らしい。

入り口。こういう雰囲気だと外れはなさそう。

入り口上の看板。いいね!

看板の説明。なるほど。

期待通り。無濾過+原酒+生酒。この三拍子が揃っているお酒が壁にびっしり。

こっちも。う~~~。素晴らしい。

自己制限金額より少し安い。いいね! で、これをゲット。

宿に着いてさっそく開封。遮光用新聞を剥がす。

鶴齢(かくれい)。

裏のラベル。山田錦100%、精米歩合65%、アルコール分17%。

なんてことはさておき。さっそく飲んでみる。

美味しい!!!!!!!!

飲みすぎたので寝ますぅ お休みなさい~

【本日の思索】

観光とは何か:「安全に」「非日常」に出会うこと。VRではない現地で。

美味しい日本酒とは何か:無濾過原酒生酒。これに尽きる。銘柄? そんなの関係ねぇ~ 精米歩合65%? 精米しすぎない(高級すぎない?)ほうが美味しい。
お米の味が感じられるから。

9月11日(火)89日め 笹川集落(砂金遺跡)と宿根木

朝からいい天気。佐渡島の南側半分をグルっと一周しようと思う。

昨夜泊まったのは真野というところ。下のマップで赤丸あたり。

西が真野湾。昨日、見学した酒蔵の銘柄は真野鶴。

真野湾沿いを走ろうと思い、港に出る。

トンビがいる。

何か食べている。

あっ! 獲物をつかんで飛び去った。魚のようだ。

朝の空気が気持ちいい。漁船とのツーショット。

トンビが悠々と飛んでいる。いいなあ。あんな風に飛びたい。

真野湾沿いを走る。広々として気持ちいい。

パノラマで撮ってみた。

丘陵地帯を走る。

青空と海と稲。

稲と海と青空。

湾の近くまで行ってみる。行き止まり。眼下に海が見える。

しばらく走り、佐渡西三川ゴールドパークに着く。

ここは砂金取り体験ができる施設だ。受付のおねーさんに周囲に遺跡があるかを尋ねるとマップをくれた。

笹川見どころマップ。このエリアを笹川集落と呼ぶらしい。笹川集落は砂金山に関連する遺跡などがある村だ。マイナーなので素朴でいいかもしれない。

よし、このマップに従って観ていこう。

おねーさんから教えられた道を走り、笹川集落に着く。

このあたりだ。

マップの裏側。詳細な説明がある。

上(02)から下(11)に向かって順に観ていくことにする。
※「02」「11」はマップ上の番号。

01と02は別の道なので、01は後回し。

02 大山祗(おおやまずみ)神社。

鳥居の左手に能舞台がある。

能舞台の正面。こんな山村に能舞台とは驚いた。昭和20年代まで能が演じられていた、と資料にある。

老朽化が激しい。このままで遺跡として維持できるのか?

すぐ近くに、03 金子勘三郎家。砂金山の名主(なぬし)の家。

江戸時代後期の建築、とある。

道からの風景。家の裏側だ。

庭に入り、表に回る。

手前の建物。

奥の建物。

どちらも老朽化が激しい。このままで遺跡として継続できるのか?

04 銀山役所跡・金山役宅跡。何もない。

05 井ノ上沢(いのかみさわ)。

諏訪神社跡。今は水田。

棚田だ。奥に行ってみる。

ずっと上まで棚田が続いている。

06 立残山堤跡(たてのこしやまつつみあと)。何もない。

07 石積み水路跡。

石積みの上が水路だったらしい。水漏れ防止に粘土を貼っていた、と資料にある。

相棒のところで終わっているのは、道路を作ったときに壊してしまったから。道路の反対側に続きの石積みがあるのだが、草に覆われていてよくわからない。

10 旧西三川小学校笹川分校。

昭和37年の建築、平成22年まで使っていた、と資料にある。

09 阿弥陀堂(あみだどう)。小学校の裏手にある。

江戸時代前期の建物らしい。

壁に掛けられた由緒書き(ゆいしょがき)。「四国八十八ケ所霊場 第七十六番 讃岐国 金倉寺 移」と読める。

裏手。痛みが激しい。トタン板で雨をしのぐ。このままでいいのか?と思うが、いろいろ事情があるに違いない。

近くの一般住宅。小学校と同時期の建築だろう。洗濯物が干してある。
小学生のころに住んでいた家はこういう感じだった。ここに住み続けるのはたいへんだろう。

12 虎丸山

砂金山最大の稼ぎ場。砂金取りで露出した赤い山肌を見ることができる、とある。

これがその山肌。確かに茶色い。

01 立残山

最後に行ったのがここ。順序が逆!とか言わないで。

砂金山の採掘地の一つ。人力によって掘り崩された急斜面を望むことができる、とある。

それがこれ。

う~む。樹木の間からそれらしきものが見えるが、、、
豪雨で崩れた山肌と区別がつかない、、、

個人的には面白かったが、観光地としての一般受けはしないと思う。
はっきり言ってしまってごめんなさい。

海に向かって丘陵をくだる。

青い空、緑の樹木、赤いリンゴ、黄色い稲。こういう普通の風景がいい。

光を浴びながら、ゆっくりトコトコ走る。

丘陵なので樹木がなく、見通しがいい。段々畑に稲が実る。農家の人が軽トラでやってくる。相棒を止めて、すれ違うのを待つ。こんにちは~。どちらからともなく挨拶をする。こういう瞬間が大好き。

青空と田んぼの風景を楽しみながらトコトコ走る。

青空と雲と稲と名も知らぬ赤い雑草。

雑草の声が聞こえる。名前があるんだから、ちゃんと調べてね~

う~む、約束はできない。ごめんね。

海岸に出る、ちょっと手前。

青い空、白い雲、青い海、小さな白い花、緑の葉。それに錆びた鉄製の何か。色のコントラストがいい。

これからの話はこのあたり。

小木港(おぎこう)に着く。

佐渡名物、たらい舟。お客さんがいないので手持無沙汰で待つ女性陣。右端の一人が私が撮影している気配に気づいてこちらを振り向く。

手を振る。手を振り返してくれる。

相棒バイクを停め、おねーさんとお話でも、と思いながら歩いて行く。

と、観光バスがやってきた。

あっと言う間に女性陣、大いそがし。

けっこう波がある。たらいは揺れる。スリル満点。

おねーさんとのお話は諦めて、湾岸沿いを走る。

イカ釣り船。大型でカッコイイ。もっと小さいのが多い。

港を出て宿根木(しゅくねぎ)に向かう。

「←矢島経島」の標識があちこちに。ちょっと行ってみよう。

着いたときに見えた風景。たらい舟。なかなか絵になっている。

たらい舟の真ん中はガラスばり。覗くと海中が見える。

矢島経島という名前の通り、島が二つある。

熔岩が冷えて固まった島。歩道は整備されている。

赤い橋を越えると島になる。と、いきなり面白い門が、、、

自然の木を生かした造形。

通り抜けると、、、

奇抜な造りの建物。

相当な趣味人が作ったに違いない。

ところがパンフレットにも案内図にもまったく説明なし。島から戻って地元のおねーさんに尋ねたら、明治時代の政治家の別荘だったとのこと。まったく手入れがされていないので、あと何年もつのやら。ますます荒んだ廃屋になるのか、取り壊されるのか、復元されて新たな明治別荘風ホテルになるのか、興味は尽きない。

さあ、宿根木に急ごう。

宿根木の500mほど手前にある博物館。廃校になった小学校の再利用。

味のあるポスト。

入り口右上の看板?と鐘。赤い「非常通報装置設置」。このチグハグ感が面白い。

こちらは左上の看板。「ALSOK」との組み合わせがチグハグ感満載。面白い。

博物館の中。一室だけ昔の教室のまま。小学校がこうだったなあ。

隣は千石船(せんごくぶね)展示館。

正面。

千石船(弁才船)は江戸時代に米を輸送していた船。千石積めるのでこの名が付いた。
※千石:1石(いっこく)は約150キロ。150000キロ(150トン)積めることになる。
※1石:当時、1人が1年間に食べる平均的なお米の量。1石のお米が買えるお金が1両。1石のお米が収穫できる田んぼの広さが1反(たん)。その360分の1(1日)のお米が収穫できる広さが1坪。

中に入る。

正面に千石船がドン。カメラに入りきらない。

後ろ。

前。

ぐるっと回り込んだ後ろ側。

この千石船は白山丸といい、当時の工法で復元したもの。

概要説明資料。「512石積」とある。この船は小さいため、厳密には千石船ではなかったようだ。構造が同じなので千石船と呼んでいる。弁才船よりわかりやすい。

脇にかけられた梯子を登る。

梯子を登り切ったところ。後ろ側。

前側。

上下が二重構造になっている。下に降りる。

下は倉庫。後方。

前方。

船員はたったの7名前後だったらしい。それで日本海を走る。想像しただけで寒気がする。

500mほど走り、ようやく宿根木に着く。

宿根木町並み案内所。屋根の上に石。江戸時代の伝統的な材料&工法?

この前に相棒バイクを停める。

と、案内所から20歳代前半の若者が出てきて、宿根木マップを渡してくれ、何をどう見ればいいのかを案内してくれる。

なるほど。ということでさっそく町の中に。

町の入り口。

細い路地。

細い路地。

旧郵便局舎。2階のグリーンが目印だ。

家の中が見られる。有料。

入り口から覗いて、撮影。ここまでは無料。

水路に沿った細い道を進む。

有名な三角の家。

吉永小百合が写っているJR東日本のポスターが有名。

上から町並みが見える高台に登る。

笹薮を抜けると、、、

密集した住宅。西側。

北側。屋根の上に石を乗せている家がチラホラ。

見終わって、案内所の若いおにいさんとお話。

市の職員?

いや、ボランティアです。交代でやってます。せっかく来ていただいたので、よく見ていただたほうが嬉しいので。

ここには何軒あって何世帯が暮らしているんですか。

50軒ほどあるんですが、暮らしているのは27世帯です。お年寄りが亡くなったり。引っ越したり。

ここで生活するのはたいへんなんでしょうね。

そうだと思います。いろいろな制約がありますし。観光客のみなさんがいらっしゃっても収入につながる家はわずかですし。市から補助金も出ますが、維持費のごく一部ですね。

そうですよねぇ、、、

土産物屋が1軒(閉まっていた)。飲み屋のような雰囲気のお店が1軒(閉まっていた)。カフェが1軒(閉まっていた)。

見る側は、古い町並みを楽しみ、ノスタルジーに浸り、写真を撮り、ブログのネタにする。それはそれでいいのだが、、、

景観を維持しようとする側は、大きな負担を強いられる。負担に対する対価は少ない。宿根木ではゼロに近い。地方の観光地は大小の差はあれ、その構図の中にある。宿根木はその典型だと思う。

しばらく走る。

船つなぎ石。

白いのがそれ。江戸時代に船(というより舟)をつないだ石が残っている。

こっちにも3本。

ここでもたらい舟。絵になる風景。

宿に向かう。

夕日に輝く稲の束。昔は近所で見られた風景。絵になる。

佐渡は観光スポットではないところにも絵になる風景がいっぱい。

【本日の思索】
宿根木では人が住まない建物が半分近く。住まないと傷む。木造なので老朽化がはやい。維持するには費用がかかる。補助金では賄いきれない。近隣の維持をしたいと思う人たちがいろいろ奉仕をしているようだ。
町の入り口で観光客から入場料を取る、という手もあると思うが、今はしていない。案内所の前に募金箱があるだけ。案内のおにいさんが100円募金をしていると話していた。そのくらい出しますよ(出しました)。
平泉でやっていたオーナー制度という手もある。
観光客が増えて、儲かるのは運輸系(鉄道・フェリー・航空・レンタカー)と宿泊施設と観光会社。これらからお金を取る、という手もある。
どれがうまくいくかは不明だが、収入がないと維持できないのが現実だ。

7月1日(日)29日め 平泉散策(その4):素晴らしきマイナーエリア(後編)中世の姿をそのまま残す骨寺村荘園遺跡

柳之御所遺跡から19km、約30分のところに骨寺村(ほねでらむら)荘園遺跡がある。今回、一番見たかった場所だ。

例によって、まず資料あるある系に行く。骨寺村荘園交流館 若神子亭(わかみこてい)。

入り口や入ってすぐのところは、地方によくある物産センター。だが、奥に進むと展示棟があり、素晴らしい展示がされている。

展示棟の入り口。左右に木製の柱が立ち並び、別世界の雰囲気を醸し出す。

展示棟内の展示室。中央にあるのは、航空写真を使った骨寺村全体のマップ。正面の壁には「陸奥国 骨寺村絵図」の複製が。中世に描かれたもので、原本は中尊寺に保管されている。骨寺村は、現在も絵図とほぼ変わらない状態らしい。

ちなみに交流館で配布していた散策コース案内。絵図も掲載しているのがいい。

展示棟には展示室とは別に「風のシアター」という部屋がある。

上はシアターの入り口。見学者は私だけだったのだが、親切な学芸員さんが紹介ビデオを上映してくれた。

上空からモーターパラグライダーで撮影した映像に解説ナレーションを付けたものだ。上空から見る骨寺村の風景が素晴らしかった。

ここは資料類も充実している。

これは骨寺村を紹介するA5サイズ16ページの小冊子。とてもわかりやすい。

こちらは発掘調査の概要報告書。A4サイズ8ページ。

展示といい、シアターといい、資料といい、しっかりしている。何よりも資金がある感じ。そこで学芸員さんに尋ねてみたら、オーナー制度を取り入れているとのこと。オーナーの氏名が建物の脇に掲示されていた。やはりね。納得。

家が日帰りできるぐらいの距離ならオーナーになると楽しいかもしれない。

4時を過ぎたので、急いで荘園を見に行く。

これは途中で見たお宅。たぶん農家。2階が前にせり出した構造なのが面白い。初めて見た。

で、今回、一番見たかった荘園の風景がこれ ↓  荘園の中央から西を見た風景。遠く左手に見えるのは栗駒山。わが相棒も控えめに入れてみた。

相棒の右手のほう、田んぼの段差がカーブを描いている。地形を生かした形で畔が作られているのだ。これが荘園当時のままである特徴だ。

こちらは西の高台にある駒形根神社から東を見た眺め。前の写真とは反対向きの眺めだ。ドローンならもっといい写真が撮れるかも。

いい写真が撮れないか動き回っていたので、日暮れ近くなってしまった。これから今日の宿、気仙沼まで64km、2時間と少し。相棒、頼りにしてます。

【今日のデータ】

骨寺村荘園米オーナー会費:一口3万円 ※特典:ひとめぼれ40kg、農業体験、イベント案内

6月30日(土)28日め 平泉散策(その1):毛越寺と中尊寺

最初に平泉文化遺産センターに向かう。事前に下調べをしていない観光地の場合は、まず「資料あるある系」の場所に行くことにしている。ここで全体像を把握し、マップなども入手し、どこを観るかを決めるのだ。マイナーだが面白い場所が見つかることがある。それが楽しい。

で、まずはセンターのすぐ隣にある金鶏山に登ることにする。藤原氏と関係の深い山で、100mぐらいの小山だ。

登り口に相棒を置き、カメラだけ持って登る。

登り始めはこんな感じだが、だんだん急になる。

傾斜が分かる角度で獲ってみた。こんな感じ。10分ほどで頂上に着く。

遠く栗駒山が見える。

次に毛越寺(もうつうじ)に向かう。ここの庭園が有名なので楽しみにしていたのだが、、、

花菖蒲が綺麗だったが、庭園には心踊らず。わざとらしい中国風の舟が「逆」効果をあげていた(笑) 俗っぽい極楽浄土。ちょっと悲しい。

ひとつだけ興味深かったのは、これ ↓「遣水(やりみず)」 ※タッチ/クリックで拡大すれば解説文が読めます。

「発掘調査中に往時の姿そのままに発見された」ということだが、発掘調査があってもなくても、その当時からずっとこのままの姿でずっとここにあったはずだ。

有名な寺院が持つ、強固な組織的継続力、資産管理能力、そして集客力。これは信仰心とは別の「ビジネス的な基盤の強さ」というものだと思う。

これ ↓ は信仰心なのかビジネスなのか、私には判断不能。

順序からすると次は中尊寺か。どうも心が踊らない。大学生のときに金色堂には行ったし。でもまあ金ピカが再現されたというので、一応は押さえておくか。

と思いつつ、行ってみた。

特記事項なし。

お守りのバリエーションが多かった。世俗感満載。

しいて言えば、面白かったのはこれ ↓ 「金色堂覆堂」

金色堂建立後50年で覆堂とは! 「屋上屋を架す(重ねる)」とはこのこと。

金色堂を必死で守る覆堂。中尊寺で共感できたのはこれだけだった。

昼食抜きだったので売店で買った、かりんとうまんじゅう。魔が刺した、とはこのこと。

昨日で賞味期限切れ。宿に着いてから気づいた。残念!

返しに行くのも面倒なので食べてしまった。観光地あるあるネタ、と思えば腹も立たない。

(お詫び)

とアップした直後に2人の方から賞味期限7月29日だからまだ1か月もあるよ、というご指摘あり。確かに。ということで、中尊寺さん、ごめんなさい。勘違いでした。

【本日のデータ】

奥の平泉 くるみ かりんとうまんじゅう みそ味(10個入り):540円

6月29日(金)27日め 一関散策:日本刀と厳美渓

一関駅前の宿から一関博物館に向かう。街の何気ない風景がいい。

酒蔵の風景もいい。

一関博物館。まず相棒とのツーショット。

となりの、もちと湯の郷 都市農村交流館 博物館。写真にはないがこの右手に道の駅厳美渓がある。

博物館で撮影許可証に記入。ブログへの掲載許可もいただく。

岩手は日本刀の始まりともいわれる舞草刀で有名だ(知る人ぞ知るなのか、有名度は不明) 少なくとも私はこの刀が見たくてこの博物館にやってきた。平泉より楽しみにしていたくらいだ。

これは南北朝時代の刀。

銘がはめ込まれているのが珍しい。「額銘」という。解説はこちら。

展示品の中で一番気に入ったのがこれ。

波紋が繊細で美しい。「宝寿」という銘が入っている。

指定文化財になっているのか。納得。でも解説を読んでも意味がまったくわからない。解説の解説が必要だ。時間をかけて調べればわかるのだろうが。

日本刀製作過程の展示。ビデオもある。

舞草刀のほかに和算など一関と関係が深いものの展示もある。

これは和算の展示の一部。魔法陣の問題。写真ではわかりにくいのでアップで。

3×3×3=27 のボールがあり、それぞれに数字が書かれている。直線で連続するどのボールの3つの数字を足しても同じ値になる、というのが魔法陣だ。縦・横はもちろん斜めの3つ合計も同じになるのだ。

下に引き出し(正解)の写真を記載した。自分で考えたい人は下は見ないで。※博物館から苦情が来たら削除します。それまでの限定公開(笑)

↓ 3

↓ 2

↓ 1

↓ 0

博物館を出て厳美渓に向かう。

これは旧鈴木家住宅。250年前に建てられたもの。今は農林漁業資料館。

雉を発見。ボケているが、赤い頭が見える。

お医者さんの旧住宅。昭和の香りがする。隣に新しい医院がある。

厳美渓に降りる。水位を測る杭が並ぶ。

御覧場橋。歩くとなかり揺れる。

では、厳美渓の風景をいくつか。

左上奥に見えるお店と手前の東屋を結ぶラインが見える。お団子を注文するとこのラインを滑ってお団子がやってくるらしい。空飛ぶ団子、というそうな。

で、注文しようとしたらこんな掲示が、、、

いやな予感。そっとお店のほうを注視すると、、、 

あっちゃ! やっぱりね。生まれつきこういう運は持ち合わせていない。どうも土日限定の営業らしい。こちらを見ている人がいる! と思ったら木彫りの人形。う~む、芸が細かい。

全体を案内図で把握後、散策コースに沿って歩く。

平日(金曜日)のためか、観光客はそれほど多くない。このくらいの客数だとお店はたいへんだろうな、と思って周囲を観察すると、こんな光景が。

「休業中」の貼り紙。ずっとなのか平日だけなのかは不明。

どう見ても廃業したとしか思えない宿泊施設。

シャッター通り風の風景。営業しているお店で尋ねたら2件とも廃業したとのこと。

こんなお店も。

老朽施設に挟まれた伏見稲荷大明神が妙に気になったので行ってみる。

稲荷大明神の周りの風景がとても不思議だ。昔、ここで楽しんだ人たちは今どうしているのだろう。このテーブルいいですね。ピカピカに磨いて庭に置きたい。

どうちがうんですか? とお店のおねーさん(アラウンド70歳)にお伺いしたら、きんくらは薄めであかくらは少し濃いけどくろくらが一番濃いよ、というご説明。

じゃあ、ということでこの2缶を買う。

ホテルに戻ってスーパーのお弁当を食べながら飲むのが楽しみだ!

【本日のデータ】

一関博物館入場料:300円(大人)

地ビール2本:680円