2019/9/25 草千里から烏帽子岳&杵島岳に登る(D219)

久しぶりに宿の朝食を食べる。

豪華! パンとブルーベリージャムは奥さま手作り。
いつもは、前日に買っておくパンと自分で入れるコーヒーだけなので、凄い差だ。
この量なら昼食抜きでいけそうだな。

相棒バイクで草千里に向かう。

阿蘇パノラマラインを走る。
杉の林を抜けると、、、

スパッと視界が開ける。阿蘇のこの風景が好き。

外輪山を背景に辻さんの牛が草を食む。

さあ、今日はまず、あの烏帽子岳(えぼしだけ)に登るのだ。
天気もいいし、絶好の登山日和だ。

ルートはこんな感じ。★からスタート、時計回り。

1006 出発。

草千里の池の近くを横切り、まっすぐに烏帽子岳に向かう。

この辺りが登山口。上り坂になる。

ところどころにこんなものが、、、
ボ~っと歩いてるんじゃね~よ! とウシちゃんに叱られる(笑)

登山道は狭いが良く整備されている。

しばらく歩き稜線に出る。中岳が良く見える。

左上が山頂。あそこまで稜線を歩く。見晴らしがいい。こういう登山は楽しい。

中岳が良い形の煙を出している。

ススキの穂の中を歩く。

ヤマツツジかな? 緑との色の対比がいいね。

ひと休みごとに中岳を見る。煙が流れ始めた。

山頂はすぐそこだ。先客がいる。

1105 山頂到着。出発からちょうど1時間。

草千里が良く見える。右上には杵島岳(きしまだけ)。

草千里と杵島岳を背景に記念撮影。

中岳とツーショット。

草千里から中岳までパノラマで撮ってみた。
素晴らしい景色だ! 1時間でこの眺めが得られる。登らないと損だね。
※パノラマ写真は拡大して横にスクロールしながら見るのがおススメ。臨場感抜群!

1145 下山開始。草千里の周りを時計回りに回るルートを降りる。

木製の階段。バランスを取りながら恐る恐る降りる。

だいぶ下まで降りてきた。草千里の向こうに中岳が見える。この位置から見る草千里もいいね。

登山口。向こうに車道のガードロープが見える。
真っ直ぐ進んで車道に出るもよし、右に進んで草千里に降りるもよし。

草千里に降りて出発点に向かうと、、、
いたるところにこんなものが、、、ここは牛の縄張りだった、、、

1245 出発点に到着。

山頂からぴったり1時間。とても楽しい2時間40分だった。
手軽(足軽?)に絶景を楽しめて達成感もある。阿蘇でのおススメNo1

さて、次は杵島岳(きしまだけ)だ。
こちらも同じぐらいの時間で行って来られるだろう。昼食抜きですぐに登れば16時には戻れる。

ルートはこんな感じ。

1300 出発。

駐車場の端に登り口がある。

あれが杵島岳だ。樹木がないので見晴らしがいいだろう。楽しみだ。

登山道は良く整備されている。され過ぎている、、、
ずっと階段が続く。数えたら864段あった。
階段は辛い。歩幅が強制されるから。途中で助けてくれ~、と叫びたくなった。

下を振り向くと草千里・烏帽子岳。
草千里が点を睨む顔に見えるのは私だけ?

小さな花が励ましてくれる。と思いたい。名称不詳。

1350 山頂到着。

中岳とツーショット。

向こうに見えるお鉢を時計周りにグルっと回る。1周30~40分の予定。

1400 お鉢周り開始。

道の荒れ方が面白い。なぜこうなる?

お鉢の内側。向こうには中岳。

半周したところからの風景。
中央やや左には米塚。頂上のくぼみが特徴的だ。遠く外輪山。雲と空。
このパノラマは阿蘇ならではの風景だ。
涼しい風が吹く。ここに来た者だけが出会える世界だ。

1440 お鉢周り終了。

1505 下山。

さあ、阿蘇を満喫したので宿に戻ろう。

阿蘇パノラマラインを走る。

米塚がすぐそこに。

反対側には杵島岳。山頂がくぼんでいるのが分かる。
さっき、あの周囲を歩いたわけだ。

阿蘇にしばらく住みたいなあ。

【本日のデータ】
烏帽子岳(えぼしだけ):往路1時間、帰路1時間、計2時間。時計周り、逆回り、どちらでもOK.

【本日の宿】
阿蘇町の西側。外国の犬の名前がついた宿。外壁がピンク色。

2019/9/23 台風一過、高千穂峡&阿蘇へ(D217)

台風一過。青空が広がる。昨日の台風がウソのよう。

ルンルン気分で延岡を出発。

五ヶ瀬川沿いを走る。
五ヶ瀬川は高千穂峡を流れる川だ。川に沿えば高千穂峡に行きつくはずだ。

天馬大橋から五ヶ瀬川を見る。

棚田と茶畑。この組み合わせを見るのは初めてだ。ここ独特の風景かもしれない。

高千穂峡。遊歩道の入口に着く。

ハート形の絵馬が並ぶ。

真名井(まない)の滝。

柱状節理の断崖。

神橋。

甌穴(おうけつ)
岸壁が円柱形に削られている。

こちらも甌穴。丸く滑らかに削られている。

チョウザメ。
古代魚。シーラカンスと同じ。

ボートから見る眞井の滝が有名なのだが、、、

増水の為 ボート 利用できません
残念!

高千穂神社。

夫婦杉。

神事進行中。

阿蘇に向かう。

トンネルを抜けると阿蘇の風景が広がっていた。

(たぶん)若いペアの乗り物。こういう乗り物もいいね。

南阿蘇の風景。稲が実る。

宿に到着。古民家を移築した宿だ。

入口を入ったところ。引き戸が小さく、かがまないと入れない。

階段箪笥(かいだんたんす)。

梁と欄間。
江戸時代の豪農の家屋だそう。築170年。

床の間の風景。

英国製ミシン。

ミシンケース。薄い桜の板をR形たわませ、カマボコ状にしたもの。

ご主人や奥さまといろいろお話したのだが、眠くなったので、ここまで。
お休みなさい。

【本日のデータ】
高千穂峡は、溶結凝灰岩の柱状節理で構成されている。
甌穴(おうけつ)は、石が水の流れでグルグル回り岩を円柱状or円球状に削ったもの。

【本日の宿】
南阿蘇。築170年の古民家を移築した施設。
気さくで気の良いご夫婦がやっている。

2019/9/20 綾、西都原古墳群を観て、延岡へ(D214)

9時過ぎに起き、朝食をご馳走になる。
奥さまが焼いたパンがとても美味しかった。

出発前に記念撮影。

雨がパラついていたので、玄関前の軒下で。
奥さまが撮影してくださった。

母屋をバックに撮っていただいた。
右側に写っているのが奥さま。たいへんお世話になりました。
朝食の手造りのパンも美味しかったです。

今日は、綾町→西都原古墳群→延岡というルートだ。

まず、綾に立ち寄る。
ここは、自然をとても大切にしている町だ。
知人は宮崎に移った直後に3年ほどここに住んでいたらしい。
とても素晴らしいところ、と絶賛していた。

「綾の照葉樹林プロジェクト」の案内板。
人工樹林(スギ、ヒノキ)を少しずつ照葉樹林に切り替えていくというもの。
※照葉樹林(しょうようじゅりん):常緑広葉樹林の一種。葉の照りが強い樹木が多いのでこの名がついている。

手つくりほんもの処(センター)

綾で収穫された果物や野菜が並ぶ。

綾町自然生態系農業認定制度(※)の説明板。
※綾町では昭和63年に「綾町自然生態系農業の推進に関する条例」を制定している。

「顔が見える!農産物等出荷登録生産者名簿一覧表」
知人の名前もあった。

建物の中。

地元の人が買いに来るので、評判がいい品はすぐ売り切れるらしい。

綾町自然生態系農業認定制度の説明があちこちに下がっている。

こちらは「認証基準の仕組み」の説明。基準が明確なのがいいね。

「ねりくり」って何?
お店の人に尋ねたら、丁寧に教えてくれた。お餅とお芋を混ぜて練ったものらしい。

「千恵子さんのあん入りねりくり 250円」を買ってみた。
きなこがまぶしてある。

がぶっ、といったときの断面はこんな感じ。
大福みたいな触感だが、ねりくり(皮)が柔らかく、ほのかに甘い。
ねりくり(皮)もあんこも美味しかった。千恵子さん、ありがとう。

「綾菜薬膳」というお弁当が美味しそうだったので買うことに。530円。
夕飯にする予定。

綾城。別名、竜尾城
町を見下ろすように建っている。
元々の綾城は鎌倉時代に築かれたが、江戸時代に廃城になった。
現在の綾城は、昭和60年に戦国初期城楼建造物として構築されたもの。
元々の綾城を復元したというわけではない。

木造の渋い建物だ。現在は歴史資料館となっている。

綾町から25km、40分ほど走り、西都原古墳群(さいとばるこふんぐん)に着く。

写真の黄色い丸が古墳その他の遺跡の位置を示している。
日本最大級の古墳群だ。

時代により、前方後円墳、円墳、地下式横穴墓群の3種類があるらしい。

鬼の窟古墳(おにのいわやこふん)(206号墳)
鬼が一夜で造ったという伝説からこの名がついている。

二重になっているので、外側(土塁)に登ってみた。

内側はこんな感じ。窪み部分が横穴式石室。この奥に遺体を納める玄室がある。

81号墳。円墳。鬼の窟古墳からよく見える。

男狭穂塚(おさほづか)古墳。
樹木の向こうにこんもりと土が盛り上がっている。
日本最大の帆立貝形古墳ということなのだが、横から見ても形はわからない。

女狭穂塚(めさほづか)古墳。
よく見ると樹木の向こうがこんもりと盛り上がっているのがわかる。
九州最大の前方後円墳。やはり形はわからない。

72号墳。円墳。

202号墳。前方後円墳。

169号墳。円墳。

第3古墳群。写真には4つの円墳が写っているが、周囲にはたくさんの古墳がある。

という感じで、どこもかしこも古墳だらけ。
小さい古墳は形がはっきりわかるのがいいね。

西都原古墳群から40km、1時間ほど走り、美々津(みみつ)に着く。
江戸時代~明治・大正の町並みが残る、重要伝統的建造物群保存地区だ。

美々津軒。
商家(旧矢野家)を修理復元した建物。一般公開されている。入場無料。

下が木造の町家、上が土蔵という造りが面白い。

家の前に跳ね上げ式の縁台(えんだい)が付いているのが面白い。
写真は跳ね上げた状態。

消防施設。消防車が入っているかどうかは不明。

カフェ。

二階も木造というのは珍しい。観た範囲ではこの建物のみ。

美々津から30km、1時間ほどで、延岡の宿に到着。
今日は140km近く走ったので、ちょっと疲れた。

【本日のデータ】
西都原古墳群は、桜・菜の花・ヒマワリ・コスモスなど四季折々の花が咲くという話なのだが、今日はまったく何もなし。寂しいものだった。

美々津は情緒ある町並みだが、無人の家も多く、寂しさが漂っていた。
重要伝統的建造物群保存地区は、さまざまな制約があり、住むのはたいへん。
歴史と観光と普通の暮らしという3つのバランスをとらないとやがてゴーストタウンになる危険性がある。

【今日の宿】
延岡市内。台風が近づいているので、様子をみながら連泊も検討中。