2019/5/17 瀬戸内の海岸をウロウロ(D180)

朝から雨がパラついていたが、お昼ごろになって、ときどき晴れ間が見えてきた。

よし、降られるのを覚悟で、近くの海岸を走ってみよう。

まずは、古仁屋港から北へ向かって、海岸に沿って走る。

港から2kmほどのところ。
海の色の変化がくっきりときれいだ。

さらに2、3分走ったところ。
養殖をしているのか、生け簀のようなものが並んでいる。
こういう風景もなかなかいい。

と、雨が降ってきた。前方の空は一面にどんよりした雨雲。
後ろを振り返る。ところどころに青空が見えている。
それなら南に向かおう、ということでUターン。

いったん古仁屋港に戻り、港の周辺をゆっくり走る。

花の名前は知っているのだが、思い出せない。

百合のような花。百合か? 縞々がきれい。

この花の名はわかる。えっ~と、、、

鹿児島県瀬戸内警察署。
屋根の青の風合いが気に入った。

10分ほど走るとマネン崎展望広場。

南東方向。向かって左の岬は奄美大島、右の岬は加計呂麻島(かけろまじま)。

東方向。岬と岬の間の色が美しい。

北東方向。海の青と花の赤のコントラストがいいね。

アマミホシゾラフグ(奄美星空フグ)の紹介掲示。
解説によると大きく写っているのが巣。面白い形だ。
見ることができるツアーがあるのだろうか。

さらに10分ほど走る。

車エビ養殖場。ここにもあった。

道を横切ったのでスッと停まってパッと撮影。
サギだと思うが、首から上が茶色のは初めて見た。
アマサギ(飴鷺・猩猩鷺)という種類のようだ。

パラパラと雨が降り出す中、ヤドリ浜とホノホシ海岸まで行く。
大降りになりそうなので引き返すことにしよう。

古仁屋港に戻る。

海上保安庁のいそなみが停泊中。

こちらでは、緑の船に緑のコンテナを積んでいる。
運送会社のカラーコーディネートかな。いいね。

雨が激しくなってきた。写真はここまで。

夕飯を買って宿に戻ろう。

【本日の宿】

瀬戸内町古仁屋港付近。2連泊の2日目。
ロビーに掛けてある書がこれ ↓

長生きのヒケツは息をすることを忘れない事である。 きみまろ談

確かに。ときどき忘れることがあるので気を付けよう。

【本日のデータ】

加計呂麻島(かけろまじま)へはフェリーが1日7往復出ている。
運賃は安い。
おとな:片道390円、往復690円
原付:片道270円

天気が良ければ渡って走りたかった。

2019/5/16 奄美大島を北(奄美市)から南西(瀬戸内町)に走る(D179)

今日は、島の北側にある名瀬港から西側にある瀬戸内町古仁屋港まで移動する。

いつ降られてもいいように、カッパのズボンは履いておく。
上はすぐ着られるが、ズボンは履くのに時間がかかるから。

1030 出発。

奄美大島は、沖縄のやんばる地方と同じで、ほとんどが山だ。海からすぐ山が立ち上がる。平地はごくわずか。
道路も、高台か山の中がほとんど。海岸を走るところもあるが、多くはない。

秩父を走っているような気持ちになる。
樹木の種類は秩父とは違うはずなのだが。
南国的なものは少ない。ときどき、ヒカゲヘゴやソテツが顔を出すぐらい。

高台からこんなものを発見。

機械が回って水しぶきをあげている。
止まっているのもある。

何だろう? 行ってみよう。

引き返して脇道に入る。駐車エリアでバイクを停め、歩いて向かう。

ちょうど歩いて来た人がいるので尋ねると、車エビの養殖場とのこと。
機械は水を攪拌するもの。止まっているのがあるのは、攪拌量を調整するため。
今日は小さいエビを入れるので攪拌しすぎないようにしているらしい。

許可を得て、近くまで行ってみた。

おお、回ってる、回ってる。

止まっているのをアップで。あの羽で水を跳ね上げるわけね。

水が綺麗なので養殖には適しているらしい。
沖縄でも養殖しているという話だったが見たことはない。

かごしまロマン街道 群倉 Boregura

倉にしては壁がない。屋根が大きい。

倉のひとつひとつは「高倉」というらしい。
特徴として、釘を使っていない、風通しがよい、ねずみが登れない、などと書いてある。

柱の上部。確かに釘を使わずに組み合わせてある。

柱の下部。確かに釘は使わない構造。

屋根と思ったところが収蔵室。扉が開いていて中が見える。

隣の倉も見てみる。

こちらには所有者名が書いてある。
へぇ、面白い。所有者がいるんだ。それとも元の所有者か?

いつ降り出すかわからないので、かごしまロマン街道をひた走る。

戸円ふれあい公園からの風景。

徳浜の断崖。
写真では伝わらないが、この岸壁が眼前に突然現れたときは、うわっ!となった。

1340 雨が降り出し、本降りになる。

海岸線に沿って、グルっと回る予定だったが、中止。
宿に向かって最短距離の道に変更。
山道でトンネルが多い。
滑って転倒しないよう、ひたすら慎重に走る。

1450 宿に到着。

荷物を部屋に入れ、近所のスーパーで夕飯の買い物。

1630 お昼抜きだったので早めの夕食。

飲んだり食べたりしながらブログを書く。

気がついたら寝ていた。
今日も就寝時刻記憶なし。

【本日の宿】
瀬戸内町古仁屋港付近。2連泊の1日目。

【本日のデータ】
奄美大島は平地が本当に少ない。現地に来てみての強い実感。
山岳地帯に人はいないので人口も少ない、という印象。
調べてみた。

奄美大島   4万2720人  712平方Km
石垣島    4万7560人  223平方km
沖縄本島 138万5000人 1207平方km
※2016年の概数

数値で比較すると、面積に比べて人口が少ないことがよくわかる。

2019/5/13 与論島をグルっと一周(D176)

今日は沖縄本島を離れ、与論島へ行く。
鹿児島行きのフェリーに乗って途中下船するのだが、このフェリーの出航が早い。

0430 起床。荷物をまとめ、出発準備。

0530 宿を出発。

0600 フェリーターミナルに到着。手続き。

0630 乗船。

0700 出航。

出航直後の風景。朝の光がすがすがしい。
那覇、沖縄、お世話になったみなさん、さようなら。

0730-1130 朝食&ブログ書き

昼食の営業が始まる1150までレストランが解放されている。
給湯機の使用も自由。
テーブル1つを占領し、ノートPCを広げてブログを書きなながら、
コーヒーを入れて飲みつつ、昨日買っておいたパンを食べる。

あっと言う間に4時間経過。

1150 与論島に到着。

これが乗ってきたフェリー。ターミナル付近は岩場だ。

高台からの眺め。海の色の微妙な変化が美しい。

ヨロン島は、周囲がサンゴ礁で囲まれていて、内側に浅い海域がある。色が美しいのはそのためだ。「東シナ海の真珠」と言われるらしいが、空からの写真だと、ルビーやエメラルドに近い。

1215 与論島一周開始。港から時計回りにグルっと回る。

与論空港。
修学旅行で到着したらしい女子高生。楽しそうにはしゃぐこと、はしゃぐこと。
若いっていいなあ。

ヨロン駅。隣の駅は、沖縄と鹿児島。

駅の後ろの風景。どこも海が美しい。

待合い所。
「天の川銀河鉄道本線」とある。
きっと、列車名は「999」、不定期運行。乗れるかどうかは運しだい。

列車には乗れそうもないので、せめて記念撮影。

与論島は、実は、ヨロンパナウル王国という独立国。「パナ」は花、「ウル」はサンゴ礁。花とサンゴ礁の王国、という意味。1983年に独立している。
写真右上の丸いのが、ヨロンパナウル王国の紋章。

ヨロン駅付近からの風景。乗ってきたフェーリーが見える。鹿児島向けて航海中。

ウドノスビーチ。

海岸沿いに少し走るとこんな光景が、、、

回り込んでみる。

こんにちわぁ~。それは何ですかぁ? 何をしてるんですかぁ?

ああ、これ? ガラパゴスっていうの。木を細かく砕くんさ。
今、修理中。

ここで砕くんですね。人が落ちたらイチコロですねぇ。

まあな。あっちに砕いたやつがあるよ。行ってみな。

ありがとうございます。

こんにちはぁ~。これがあっちの機械で砕いたやつですか?

これは砕く前。砕いたやつは、あっち。何? 業者?

いやいや、ただの旅行者。あっちの機械、初めて見たもんで。
ガラパゴスって言うんですね。

いや、ガラパゴスはコマツの製品の名前。木材破砕機。

ああ、製品名なんですか。変だと思った。ありがとうございます。

砕いたやつ。なるほど。こうなるのか。

少し走ったところのビーチ。名称不詳。
小さなビーチがたくさんあるので、詳細記録なし。

少し走ると、またビーチ。

(たぶん)何かの動物の穴。カニ? あちこちにある。

次の浜に向かう。

キジだ。赤い頭が見える。一瞬にして見えなくなった。

アイギビーチ。

ビーチに向って道をくだる。

浜に降りて振り返ったところ。尖った岩場だ。登山靴だからいいけど。

岩と岩で遮られたプライベートビーチ。砂が綺麗。パノラマで撮ってみた。

メーラビーチ付近。

そこから少し走ったところ。

右手を見たところ。

こんな感じで岩場と砂浜がセットになって次々と続く。

寺崎漁港。

防波堤で釣りをする二人。

ここを歩いて行ってみた。

餌を付ける男性。笑いながら待つ女性。
防波堤で釣デート。いいね!

こんにちはぁ~。すみませ~ん。何が釣れるんですかぁ~。

今日、釣ったのはこれ。〇△◇と&#$(忘れました)。

見せていただいたのがこれ。どちらも綺麗な魚だ。

男性が一匹を捌いて内臓を出し、こちらに見せてくれた。

ヒレが美しい。

どうもありがとうございましたぁ~。

防波堤を歩いてバイクに向かう途中、、、

カニだ。ササっと見えなくなった。

こちらにも。

田んぼ? 田植えが終わったところ? 与論島でお米が作れるのか?

寺崎海岸。

こんな碑がある。

トゥマイとティララキの夫婦(めおと)龍(寺崎海岸)

こっちがトゥマイで、

こっちがティララキ。

だってさ。
もう少しまともなストーリーにしてほしかったなぁ。

叫ぶカバ。

さらに走る。

またビーチ。

なぜエンジンが岩に干してある?

舟が少しずつ陸に上がっていく。

見上げると漁師さん。
ジャッキで舟を巻き上げている。
タコを獲っていたとのこと。遊び・趣味程度にやっているらしい。

お墓の脇を通る。
と、、、ヨロン駅で見たようなものが、、、
あの向こうに何があるのか?

行ってみた。

浜辺だ。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は P1353991-1280x853.jpg です

事前に生えたとは思えない植物。

大金久海岸に着く。

ここもヨロンパナウル王国の支配下。

浜に向かう。

左はお土産物店。
老練な営業手腕をお持ちのご婦人方がいる。
前を通るときには気を引き締めてどうぞ。

百合ヶ浜は、大潮の干潮時にだけ現れる砂浜。
残念ながら大潮の時期は過ぎてしまった。
並ぶのはグラスボート。サンゴ礁を見に行くツアー用。

赤崎海岸サンライズ浜。ここも王国の支配下。

浜へ出る。

赤崎灯台が見える。

もう17時30分を回った。海岸を回るのはここまでにして、与論城跡を見に行こう。

与論城跡。

石垣と鳥居。そして鯉のぼり。

「地主」と書いて「とこぬし」と読む。
鳥居の錆びが痛々しい。

さあ、日が暮れる前に宿に着こう。

【本日の宿】
茶花海岸近く。ヴィラ形式。新築して営業開始2~3年。宿の数が少なく選択肢が限られる。

【本日のマニアック】

【本日のデータ】

●ヨロンパナウル王国

1982年から始まったミニ独立国ブームで生まれた国の一つ。井上ひさしの小説『吉里吉里人』がヒットしたのをきっかけに、岩手で「吉里吉里国」が生まれたのが第1号。最終的には200国を超えたらしい。

ほとんど立ち消えになっている中で、活動中なのが素晴らしい。
バカバカしいと言わずに、シャレに付き合うほうが楽しい。

●ガソリンメータと残量の関係

「E」の上半分を指している状態で、3.17リットル給油。
残量は約0.8リットル。あと40kmは走れる計算。