11月14日(水)106日め 神通峡を相棒バイクで走り回る

富山市の近くに神通峡という名勝がある。
名前がいいので行ってみよう。
と思ったがマイナーなので、ネットで探しても詳細マップが見つからない。

ま、いいか。行き当たりばったりというのもいいだろう。

0930 富山市の宿を出て、神通峡に向かう。

と、目を引く広告。

ひいじいさんが言うとった
(栄)黒川仏壇センターが
一番ええと!!

いいね!

しばらく走ると、「ますのすしミュージアム」という看板がある。
面白そうだ。立ち寄ってみよう。

「源(みなもと)」と言う企業のPRセンターだ。
どんな展示か楽しみ。

徳川家康に、鮎(あゆ)のすしを献上し、絶賛された。
次に、鰷(はや)のすしを献上し、これも絶賛された。
鰷のすしとは鱒(ます)のすしのこと。

アイスランド近海で獲れた鱒を主力にしている、とある。正直でいい。

小学生の集団が、説明を熱心に聞いている。
質問がある人? と係員がきく。
は~い。は~い。大勢の手が挙がる。
先生がた、事前のご指導お疲れさまです。

パッケージデザインをした有名な画家の紹介コーナー。
この絵はいい! こういう感性の画家だから、このパッケージ(写真右下)なのか。
納得できる。

昭和時代のパッケージの展示がある。気に入ったのはこれ。

サンドウヰ(ィ)ツチ。昭和だ!

外食券御弁当。昭和だ!

特製 富山 ますのすし 弁当
絵は、64艘(そう)の舟を鎖でつないで橋にしていた江戸時代の様子を描いたもの。このパッケージもいいなあ。

道草を食ったので、神通峡に急ごう。

と、素晴らしい蔦が目に飛び込む。

左側と右側の対照がいい。

赤・黄・緑のバランスがグッド。おそらく撮影タイミングもグッド。

神通峡の少し手前。

神通川第二ダム。泡のようになって流れ出る水が美しい。

神通川に掛かる橋から上流の橋を望む。

反対側、下流を望む。

集落の中をトコトコ走る。

高山本線のローカル踏切。いいねぇ。
記念撮影せずにはいられない。

神通峡の撮影スポット、庵谷峠展望台に向かう。

落ち葉が敷き詰められた道。これぞ晩秋。

見下ろすと神通川。

庵谷峠展望台登り口。ここからは歩いて登る。

ところどころに紅葉が点在。

展望台が見えた。しっかりとお金をかけて作った感じ。

展望台からの風景。紅葉を見るにはちょっと遅いか。

展望台からトレッキングコースに入ってみる。

落ち葉の絨毯。

歩く予定はないので引き返す。

ところどころに紅葉。

紅葉の向こうに神通川。

風景を楽しみながら、相棒バイクの待つ展望台入り口に戻る。
さて、宿に戻ろう。

トコトコと山道を下っていくと、、、

幹と枝の形がすごい! 今日のナンバー1風景かも。

さらに下る。

するとお寺の門前にこんな光景が、、、

絵に描いたような紅葉、とはこのこと。
一本の樹に、緑・黄・赤が混在するのが素晴らしい。

相棒と記念撮影。いいね!
相棒が美しい女性とデートしているみたいだ。

富山市の夕暮れ。

雲が侵略者の宇宙船のようだ。

スーパーマーケットで、おでんを買う。
宿の電気ポットで温めればOKだろう。

ということで買ったのがこれ。298円。

温めている状態がこれ。

ブログを書きながら、半分ぐらい食べてしまった。
冷えても簡単に温められる。いいアイデア。

【本日のデータ】
おでんは電気ポットを使うと簡単に温められる。

11月13日(火)105日め 黒部峡谷トロッコ電車に乗るつもりだったが、、、

さあ、今日は、トロッコ電車に乗って黒部峡谷の秋を楽しむぞ。
時期的にはちょっと遅いかもしれないが、まあ、いいだろう。
電車にのって往復するだけだけだから、3時間もあれば十分だろう。

1010 入善(にゅうぜん)市の宿を出発。トロッコ電車の出発駅がある宇奈月温泉を目指す。

景色を楽しみながら入善用水路の脇をトコトコと走る。

入善用水路の解説がある。うむうむ、なるほど。
あれ、マップと実際の位置関係がわかりにくい。

マップ中央下側の「入善下流用水路」が目の前の用水路だ。

ん? 実際の用水路は横向きに流れているのに、マップでは縦に書いてある。
方向が一致してない。位置関係を対応させるのがたいへんだ。

このマップ、90度左に回転させて描いてあればわかりやすいよね。

こんな感じ。
これならパッとわかる。もちろん、文字は読める向きでね。

さらに少し走ると、、、

のらんマイ・カー
いいネーミングだね。

※「乗らんまいか」は富山弁で「乗らないか」の意味。「のらんまいか~」と掛けたオヤジギャグ的ネーミング(だと思う)

ということで、立派な石垣の家を背景に記念撮影。いいね!

トロッコ電車の出発駅がある宇奈月温泉の入り口に着く。

橋の上からの風景。

左岸を見ると、面白い形の何かが、、、
展望台か?

外国人観光客が写真を撮っている。絵になる風景、なのかな?

面白そうだ。行ってみよう。

展望台から。絵になる風景、なのかな?

記念撮影をしてみる。寒くて顔が固まっている?

2~3分ほどでトロッコ電車の宇奈月駅に着く。

次の発車は1250。
終点の欅平駅まで片道1時間20分。往復だと2時間40分。
えっ、そんなに長く走るの? 想定外!

1時間散策するとして、戻るのは1640。
ここから今夜の宿がある富山市まで1時間30分。
買い物+ロス時間を見込むと、宿に着くのは1930。
ちょっと辛いかなぁ。

よし、今日は乗るのをやめて、明日か明後日にしよう。
今日は早く宿に行って休もう。

というわけで、富山市に向けて出発。したところで、こんな風景が、、、

すみませ~ん。何をなさっているんですかぁ?

消雪装置を点検してるの。
雪が降ると自動的に水が出て雪を溶かすの。

で、みなさんは何をしているんですか?

点検。穴が詰まってることがあるし。水の量も調整するし。

※写真では、右手にハンマーとキリ(のようなもの)、左手にドライバー(のようなもの)を持っている。たたいて、ほじって、まわす、のだ。

もう雪が降り始めるんですか?

いや、まだだね。
いつ降ってもいいようにしておくわけ。

なるほど。頑張ってください。

どこから来たの。

川越です。埼玉。

そのバイクで?

はい。

えっ! 早く帰ったほうがいいよ。雪が降ったらすごく寒いよ。

そうなんですか。(ご忠告)ありがとうございます。

点検員のみなさん、話をしながらどんどん点検作業を進めていく。

撮影アングルを決めているうちに、あんなに遠くまで行ってしまった。

お疲れさまです。

【本日の感想】
寒いのはOKだけど、陽の光はほしい!
日々の生活は現場の人たちで支えられている。
当たり前のことを痛感する。

11月12日(月)104日め 秋山郷の晩秋に浸る

昨日は秋山郷までたどり着けなかった。
今日は秋山郷に行ったあと富山まで走る。

さあ出発だ。
青空が見える。ウキウキしてくる。

晩秋の山道をトコトコと走る。
朝日に輝く紅葉が素敵だ。
写真的な美しさというより、包み込む優しさかな?

きっと昼食の時間はないだろうと思い、昔ながらのお店で小倉パンを買う。
出発前にコーヒーをドリップしてポットに入れてきたので、これでOK。

お店の反対側の風景。

津南町を走る。高原的な風景がいい。

木造家屋と紅葉が絵葉書的だ。ちゃっかり相棒バイクが写っている。

赤い何かが点在している。トラクターの赤と緑のコントラストがいい。

津南町、晩秋の景色。

秋山郷に入る。

朝倉橋。晩秋の風景にカラフルな椅子たち。

小赤沢集落の撮影スポットを探したが、よい場所がない。
それよりも紅葉の時期には遅すぎる。
どんな撮影スポットも時間を巻き戻すことはできない。
よし、晩秋は晩秋なりに楽しもう。

わずかに残る紅葉を見ながら、小倉パンとコーヒーで遅い昼食。
もちろん立ったまま。
市街地なら惨めな気持ちになるはずなのに、ここでは楽しい。
人間は不思議だ。

そうこうするうちに14時。
富山まで3時間30分。スーパーで夕食を買うと18時の到着か。

急ごう!

晩秋の道をひたすら急ぐ。

写真なんか撮ってる暇はない! ちゅうの。
でも、気になる風景が目に飛び込むと引き返して撮影。
アホか! と一人突っ込み。
これじゃ時間がいくらあっても足りやしない。

最後に撮った風景がこれ。
晩秋の山腹と砂の山。そして黄色いトラクター。
思いがけないものが混在する風景。
いつも何か新しい風景が見つかる。

生きているって、いいなあ!

なんて言ってる暇はないのだ。富山へ急げ!

途中で雨が降り出す。どんどん激しい降りになる。

寒いよう~、暗いよう~、トラックが怖いよう~、、、
ちびまる子ちゃんのナレーション風につぶやきながら走る。

富山まで、ひたすら走る。走る。走る。
いつもは歌いながら走るのに、そんな余裕なし。

寒いよう~、暗いよう~、怖いよう~、、、

生きているって、大変だなあ(笑)

何とか無事に走り切り、宿の近くのスーパーで夕食を買う。
半額のトンカツ、半額のシューマイ、半額のお豆腐。
う~ん、いい買い物だ。

1815 なんとか無事に富山の宿に到着。

身体が冷え切って凍えそう。
これからお風呂で温まってから晩酌です。
これだけは欠かせない(笑)

【今日の風景】
晩秋のポツンと一軒家(ときどき数軒)。シリーズでどうぞ。

【今日の感想】
津南町は素晴らしい。高原風の風景が続き、紅葉が日常の風景。
秋山郷も素晴らしい。道という道が紅葉に埋もれる。
時期が遅かったので、晩秋の紅葉、という風景だったが、紅葉真っ盛りは最高だろう。
日本海側なので、都心からちょっと行ってくる、というわけにはいかない。
全国区でないのはそのためだろうか?
も・っ・た・い・な・い !