大地の芸術祭の正式名称は「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。
その参加作品に「清津峡渓谷トンネル」がある。
えっ、渓谷じゃなくてトンネルが芸術祭参加作品?
意味わからん。
でも何だか面白そうな予感。今日はこれを最優先でみよう。
宿から1時間ほど走り、清津峡渓谷入り口に着く。
左に見える白い建物が、昨日ブログに書いた「磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館(通称SoKo/ソーコ)」。旧清津峡小学校の体育館をリニューアルしている。
駐車場に相棒バイクを停め、徒歩で清津峡に向かう。
休日だけあって家族連れが多い。車・バイクは通れない。
途中の掲示板。トンネルに入る料金800円。ただし芸術祭期間中料金。
ということは待てよ、今日、芸術祭は終わる。明日は無料になる???
ついついセコイ考えが頭をよぎる。
まあ、せっかく来たのだから行ってみよう。
200mほどで入り口。
トンネル入り口。芸術祭参加作品「N-080ライトケーブ」
※Light Cave 光の洞窟
入り口全体。壁に何か書かれている。
デザインされた案内表示。
料金、営業時間、現在位置。
マップの真ん中。全長 約750m、所要時間 約40分~60分。
マップの右端。見晴所が3つあり、最後にパノラマステーションがある。パノラマステーションって?
とにかく行ってみよう。
チケット売り場(常設)。通常料金600円。芸術祭中800円。200円の差は当然。
いよいよトンネル内に進む。照明はグリーン。
休憩&展示スペース。
清津峡形成の歴史。
清津峡とトンネルとの位置関係など。
清津峡の地層学的特徴。六角形の柱状節理がメイン。
先に進もう。第一見晴所まで325m。
2つめの休憩&展示スペース。証明がオレンジに変わる。
清津峡地形模型。
第一見晴台まで225m。
シャッター扉が2つ並ぶ。何だろう?
トンネル工事の際にここから温泉が出たらしい。
証明が赤に変わる。
第一見晴台に着く。左手。
進むと外が見える。
観光客が多い。芸術祭最終日だから?
柱状節理。傾き加減が面白い。
流れの上に柱状節理の断面が見える。なかなか見られない風景。
第二見晴所まで60m。
第二見晴所に着く。あの銀色のドームはなに?
通路の真ん中にドンとある。不思議な光景。
トイレだった。小さくトイレマークが見える。
外の風景。
第三見晴所まで60m。
第三見晴所。不思議な光景。
照明カバーに外の風景が映る。
左が映った風景。右が本物。面白い仕掛けだ。
パノラマステーションまで200m。
照明が青に変わる。
パノラマステーション到着。撮影する観光客でいっぱい。
床の水に人の姿が映る。壁際を進む人たち。
進み方の説明。小さくて気づきにくい。デザイン優先の弊害。
床に薄く水が張られている。水鏡(みずかがみ)。転落防止柵は透明な素材。
正面の風景。
円形の風景。素晴らしい!
デザイナーは誰だ? マ・ヤンソン。中国出身の建築家。まったく知らないが、すごい発想をするデザイナーだと思う。
800円分は十分に堪能した。
さて戻るか。
行くときには気づかなかった絵のようなもの。何だろう?
ここにもある。壁には動物の絵。床には足跡。
ここにも。壁の絵と床の足跡。
これも演出? 手が込んでいる。すごい。気づくか気づかないかの微妙な存在感ラインを狙っている。このデザイナーすごい!
チケット売り場で、この話をする。
え? 動物の絵? あれはリニューアルする前のもので、壁に書いてあったんです。
完全に消し切れてないんです。すみません。
ガクッ! 勝手な思い込み。(私の場合は)よくあるケース。まあ、楽しめたから良しとしよう。
宿に向かう。
と、、、、、こんな看板が目に飛び込む。
うまい酒あります
おお、さすが新潟! 素晴らしい。
入り口。こういう雰囲気だと外れはなさそう。
入り口上の看板。いいね!
看板の説明。なるほど。
期待通り。無濾過+原酒+生酒。この三拍子が揃っているお酒が壁にびっしり。
こっちも。う~~~。素晴らしい。
自己制限金額より少し安い。いいね! で、これをゲット。
宿に着いてさっそく開封。遮光用新聞を剥がす。
鶴齢(かくれい)。
裏のラベル。山田錦100%、精米歩合65%、アルコール分17%。
なんてことはさておき。さっそく飲んでみる。
美味しい!!!!!!!!
飲みすぎたので寝ますぅ お休みなさい~
【本日の思索】
観光とは何か:「安全に」「非日常」に出会うこと。VRではない現地で。
美味しい日本酒とは何か:無濾過原酒生酒。これに尽きる。銘柄? そんなの関係ねぇ~ 精米歩合65%? 精米しすぎない(高級すぎない?)ほうが美味しい。
お米の味が感じられるから。