朝、階段の踊り場にこんなものがあるのに気づく。
タコの飾り物。もちろん、凧じゃなくて蛸。ご主人が獲ったやつ。
作ったのもご主人。しかるべき処理をしたあと天日干しにする。
足が胴体から切り離されているのに注目。こうすると綺麗に平たくなる、とのこと。
鰻(うなぎ)を獲る器具。うなぎカゴ、と言うらしい。
今は塩ビ管を使っているけどね。天然鰻が獲れるんだよ。
だって。いいなあ。
宿から50km、1時間ちょっと走って、世界文化遺産 天草の﨑津集落(さきつしゅうらく)に着く。
※「さき」は「崎」ではなく「﨑」。「大」はなく「立」。要注意。
※天草の﨑津集落:世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成要素。
集落の入り口で見かけたバイク。
ホンダ ベンリィ CL50。1997年4月21発売。
写真を撮っていたら出てきた持ち主とお話。ホンダ仲間はみなお友だちだもんね。
いろいろパーツを探して修復し続けているとのこと。
そりゃあ、そうだ。20年以上前のバイクだもんね。
これからも大切に乗り続けてください。
集落をトコトコ走る。
石の壁に平たい美しい樹木風植物。アートだねぇ! 素晴らしい。
こちらは、現代アート風集落風景。
最初はミラーや消火栓は邪魔だと思ったが、これも絵の一部だと思えば、意外といいかも。
赤い消火栓と赤い花。白い「消」。青い「注意」。黄色いポール。樹木風植物の緑。いいね!
駐車場に相棒バイクを置き、﨑津集落を散策。
﨑津集落の全体図。小さな集落なので歩いて回っても時間はかからない。
﨑津諏訪(さきつすわ)神社。
潜伏キリシタンの人たちは神社へもお参りしていた、という記録が残っている。
ハルブ神父の墓。
飲み屋さんの店先。貝殻の飾りがいいね。
崎津カトリック教会。
なぜ「﨑」ではなく「崎」なのかは不明。漢字の違いを意識していないのか?
向かって右(ダークグレー部分)はコンクリート製、左(ホワイト部分)は木製。
建築中に資金不足で途中から木製になったそう。
ごまかさず、はっきり色分けしているのがいいね。
教会内部。
畳敷きなのが特徴。今は、折たたみイスが置いてある。ちょっと残念。
﨑津資料館みなと屋。
入ってみる。
﨑津集落のジオラマ。おお、いいね。
教会付近をアップで。
紋付屋旅館跡地。
公園 or 休息所 になっている。
カケ。漁師の作業場。﨑津集落ならではのもの。
海上マリア像の見えるポイントへ着く。
貝殻の絵馬がいいね。
海上マリア像。
720mm望遠にしてもこの程度。遠すぎる。
何を目的にあんなところに作ったのか? 海を見ているし。
もしかして、外国の船に向けたもの?
大江教会。
ロマネスク様式教会。昭和8年建築。世界遺産とは無関係だが有名。
改修工事中。そんなに残念でもなかった。ま、いいか、という感じ。
教会脇のキリシタンのお墓。仏教的デザインの墓石の上にキリスト教的十字架。
柔軟な発想だなあ。
墓石の上に十字架はないが、祈りの文言が刻まれている。
「我等」ではなく「彼等」。
「彼等」とは亡くなった人たちのことだろうが、微妙な違和感を感じるのはなぜだろう?
天草のガソリンスタンド前の風景。
彼岸花と石垣。対比がいいね。
富岡城址に着く。
さほど大きくはない。どんな城址なのか楽しみだ。
駐車場から徒歩で城址に向かう。
木々の間から城壁が見えてくる。
おおっ、いい石垣だね。復元したのか。
石垣の説明。
歴史的経緯で石垣が3層になっていたことが調査でわかったらしい。
場内からの風景。
さらに登ったところから。
門の向こうに海が見える。
天守閣エリアからの風景。
同じく。いい景色だね。
午後の光を浴びる石垣。
思ったより再現されていた。ここが入場無料とは。
再現費用はどこが負担するの? こんなに出費して大丈夫なの? 元は取れるの?
他人事ながらとても心配。
鬼池港フェリーターミナルに着く。
ここから長崎の口之津(クチノツ)港に行くフェリーに乗る。
フェリー入港。島鉄(島原鉄道)が経営。
出航。
大きな虹。素晴らしい偶然。幸運に感謝!
そうこうするうちに口之津港に着く。
桟橋が近づく。
接岸作業中の人たち。ロープを投げると即キャッチ。思わず拍手!
今日もよく動いた。よく眠れるだろう。
【本日のデータ】
施設・城址:入場無料。
フェリー(天草 鬼池港 → 長崎 口之津(クチノツ)港):910円(1名+原付1台)
【本日の宿】
長崎 口之津港から15km、20分。個人経営の古い宿。台風影響で何かが壊れ、さっきまで直していた、とご主人。シャワーは15分待ってね、これからボイラーを点けるから、とご主人。う~ん、ま、私はいいけど。他のお客さんから苦情はこないの?