7月25日(水)53日め 霧多布の民宿で盛り上がる

中標津(なかしべつ)から霧多布(きりたっぷ)へ。

今日はここで川越の知人と落ち合うことになっている。弟の友だち。向こうは私を「お兄さん」と呼んでいる。オレはあなたのお兄さんじゃない、と思うが、弟のお兄さん、という意味だろうからダメとも言えない。

弟の属するバイクツーリングクラブに誘われて一緒にツーリングに行ったりしている。

中標津への移動はごく平凡。特に写真は無し。

夕方、無事に知人と再会する。バイクが好きで詳しい。運転もうまい。おしゃべりが大好き。誰とでもすぐ仲良くなる。人が集まるとすぐ仕切る。

なので、携帯に「バイク番長」で登録してある。まだ、面と向かってそう呼んだことはないが。

夕食は、民宿ご主人が握るお寿司。近くで獲れたネタが新鮮で美味しい。ほっぺが落ちそうだった。グルメレポートはしない方針なので残念だが省略。満腹になるまで食べた。

一緒に泊まっていた人たちとみんなで雑談しながら和気あいあい。

ご主人のお母さん(82歳だったかな?)が優しくて美人。美人には目がないので食べながら生い立ちなどをうかがう。

生まれは東京。小さいころ家族でサハリンに渡る。戦争が始まって信州へ。そこでタイプライターの専門学校へ通う。就職で東京に出る。東京で結婚して子供ができる。その子が農工大に入ったので喜んでいたら、2年生で中退して霧多布へ移住。民宿を始める。旦那さんが亡くなったあと息子が暮らす霧多布へ。そして現在に至る。ざっとこんなストーリー。NHKのドラマになりそうだ。

大いに盛り上がって記念撮影。

はい、みなさん、そこに集まって~。10秒後に3枚連続してシャッターが切れま~す。カシャ、カシャ、カシャ、っていう感じね。ぜんぶポーズを変えてね。

注文の多い写真屋さん。

で、ベストショットがこれ ↓

向かって左から、バイクで来たお客さん、私、バイク番長、民宿の奥さま(写真は奥さまが一番可愛く撮れているやつですよ)、(そのうしろが)仕事で来たお客さん、昆布販売で大儲けしているおねーさん、(赤いエプロンが)民宿のご主人。

あれっ、美人のお母さんがいない。だいぶ夜遅かったから寝たのかも。

おやすみなさい。

【本日のデータ】

民宿は個性豊かだ。

6月20日(水)18日め 雨の中の露天風呂もいいもんだ

今日は雨。登山で疲れたので五色沼のホテルに2連泊。

大きな露天風呂があるので、昼間から露天風呂に入る。

もちろん雨で濡れるのは覚悟の上。というか最初から身体は濡れている。「そんなの関係ねえ!」と小島よしおを思い出しながら入る。

頭に雨が降り注いで冷たい。身体はお湯の中で温かい。このアンマッチが不思議な感覚。温泉に入ったサルみたいな気分だ(笑)

ブログを書いたり、温泉入ったりで、一日が過ぎる。

【本日のデータ】

初めての写真なし。文字数も最短。いよいよ手抜きの開始か!

6月18日(月)16日め カメラ退院→ペンションでライブにノリノリ

朝、カメラが完治したとの連絡があり、急遽、郡山に受け取りに行くことに。

1000 福島市を出発。

1145 郡山のパナソニックサービスセンター到着。完治したカメラを受け取る。レンズユニットをまるごと交換したようだ。

完治した LUMIX TX2 これが私の専属カメラマンなのだ。

1215 明日は晴れそうなので西吾妻山登山に向けて麓を目指す。ネットで探すと、天元台高原のロープウェイで登ったペンションでは夕食のあとライブがあるらしい。面白そうなので予約。ロープウェイの終了時刻17時の30分前には着かないと。荷物をまとめるのに時間がかかるのだ。

1625 ヒヤヒヤしたがなんとか間に合う。途中で食べたトマトラーメンが最高に美味しかったが、グルメレポートは割愛。

1720 ペンション アミティエ 到着。TomとMieが出迎えてくれる。

ウェルカムコーヒーを飲みながら、かなり突っ込んだ自己紹介。というか、こちらがいろいろ尋ねたのだが。

1900 夕食後のライブが始まった。いきなり、ノリノリ。

お客は私だけだし、二人がノリノリなので私もやり放題!

Mieはとっても若くて可愛く見えるけど実は☆歳!Tomは私と3歳しか違わない。

壁にかけてあるギターのうち3本はTomの製作。どれがそうかわかるかな?

食事もTomが作るし、ペンションの修理もみんなTom。これはTomの作ったディナー。

Mieは、お洋服作ったり、お掃除したり。これはMieの作品。ネット販売もしてるとのこと。

これはMieの作ったデザート。甘いものはMieの担当。ま、そりゃそうだよね。

Mieが一番大切なのはお客さまのおもてなし。Mieが私のリクエストに応えて、お色直し。

次はここに来る前に住んでいた福岡から持ってきたMieのギターで独奏。

真顔で弾くMieと心配そうに見つめるTom。Tomは絵にならないので写真は無し(笑)

福岡は二人の故郷。ここに移って1年と半年ぐらい。

TomはまじめでMieは優しい、とってもいい夫婦。2人が選ぶ曲はお互いへのラブソングのように聞こえる。ジャンルはオールディーズ※。

このヤロー!と心の中で叫ぶ私でした。

最後に、わざとらしい記念写真でお開き。

おやすみなさい😘🌙💤

※オールディーズ (Oldies) は、1950年代~1960年代のアメリカやイギリスのポピュラー音楽。ロックンロール、ロカビリー、ドゥーワップ、ポップスなど幅広い。

【編集後記】

もちろん、ビジネスは大変だ。なんといっても訪問客の絶対数が少ない。10件ほどあるペンションで一般客相手に通年営業してるのはここぐらい。あとは辞めたり、学生やスキーヤーや常連客に特化したり。二人も売り物を買い取ってやってきたのだから。

たいへんなのは最初からわかっている。でも、二人は自分たちの大好きな音楽を楽しむためにペンションという場を支え続けることを選んだ。

二人のお伽の国よ、永遠なれ!