2021/08/23 昔の町並みが残る、内子・大洲を散策(D305)

今日は、内子(うちこ)と大洲(おおず)を散策して西予(にしよ)に向かう。
これらはみな昔の町並みが残るところだ。

内子の宿を出て少し走り、内子座(うちこざ)に着く。
大正5年に建てられた木造の劇場だ。

どこから見ても雰囲気があっていいですね。
老朽化で取り壊しになるところを市民の熱意で昭和60年に復元されたもの。
内子のみなさま、このような素晴らしい建築物を残していただき、ありがとうございます。

屋根の上にいる動物。何かをくわえている。正体不明。2匹いた。

中に入る。入場料400円。

おおっ。なぜかちょっと感激。昔の芝居小屋の雰囲気そのもの。

左側の席。二階席もある。

正面の二階席。大向(おおむこう)と呼ぶ。
大向には常連客や芝居通が多いので、この人たちを感心させるほどの出来ばえを「大向をうならせる」と言う。
とパンフレットに書いてあった。

階段の壁に掛けてある旗。祝に贈られたものか? 詳細不明。

花道(はなみち)を通り、舞台に向かう。

広い。
円形に切れ目があるのは、回り舞台になっているから。

回り舞台の切れ目から下を覗いてみた。
下の空間にライトが点灯している。

下の空間に行ってみた。

地下へ降りる階段。

この地下を「奈落(ならく)」という。昔は真っ暗で地獄のようだったから。

コンクリートの部分が回り舞台の中心を支える。
少し右手に棒が下がっている。円形に6本ほど。この棒を押して舞台を回す。

帰り際、気になっていたことを受付嬢に尋ねてみた。

あの~、ご存じでしたら教えてください。
屋根の上に動物がいますよね。あれは何ですか?

ああ、あれはね。キツネです。

なぜキツネが?

お稲荷さん信仰だから。ここを守っていただくためだと思います。

そうなのか。じゃあ、くわえているのは油揚げ。

ということで、改めて横から良く見たら、確かにキツネ様。
立派な尻尾もありました。

内子の町を相棒バイクでトコトコと見て回る。
道は狭く車も人もほとんど通らないので、歩く速さでゆっくり回れる。

商いと暮らし博物館。元薬屋さんの建物。

金看板が素晴らしい。

写真屋さん。3つの丸窓、旗印のようなデザインが印象的。

伊予銀行。白煉瓦のお洒落なデザイン。
明治・大正の銀行の建物にはいいデザインが多い。

伝建地区(重要伝統的建造物群保存地区)に入る。

白や薄黄色の建物が多い印象。白は漆喰、薄黄色は土壁らしい。

本芳我家(ほんはがけ)住宅。重要文化財。
際立って印象的な建物だ。

特に目に付いたのがこの部分。
二階の格子と一階の屋根の間、白い漆喰に並んでいる独特の飾り。
お洒落だ。

左手の大きな蔵と右手の建物の間には赤い扉。
全体として、とても独特だ。
少なからず圧倒される印象。

上芳我家(かみはがけ)住宅。重要文化財。
本芳我家から100mも離れていない。
このあたりは芳我家一族が力を広げていたようだ。

建物側面の4つの庇。存在感がすごい。

上芳我家敷地内の蔵。
すっとした女性のような美しい造りだ。

少し進むと酒屋さん。
ガラス窓の中に目を引くものが飾ってある。

古き良きオートバイ。
「葡萄酒倶楽部 SAWADA」の文字が光る。

DIAMOND FREE Patent Motor
これで走ったら楽しそう。
きちんと分解整備すれば動くのではないか。主要部品の錆び具合にもよるが。

あっと言う間に12時を過ぎた。先を急ごう。

20分ほど走り、大洲に着く。
大洲まちの駅 あさもやに相棒バイクを停め、徒歩で観て回る。

臥龍山荘(がりゅうさんそう)入口。

門を入り、建物を見上げる。石垣に組み込まれた樹木。
樹木が先にあったらしい。切らずにデザインとして組み込んだ。

入場料550円を払い、まず庭を見学。
雨が降り出したので、傘を借りる。

不老亭(ふろうてい)。
庭の先端にある。

かなり崖の外にせり出している。

家を支えるのは3本の丸柱。

中からの風景。
外を流れるのは肱川(ひじかわ)。

天井の造りが凝っている。

外廊下の真下まで肱川が迫る。

板の隙間から緑が見える。
古い木造なので突然グラっとこないだろうな、、、と頭をよぎる。
頭がクラクラしそうだ。

不老庵を出て臥龍院に向かう。

長い一枚岩が2枚。石まで凝っている。まさかコンクリート製じゃないよね。

臥龍院に入る。

中庭。

神棚。
白い欄間が洒落ている。透ける光が模様を作る。

脇の欄間。こちらも透ける光が模様を作る。

この欄間も洒落ている。透かし彫りなどは多いが、これは独特。センスがいい。

これも独特。鳥のような龍のような花のような。

天井と障子の間の小窓、センス抜群!
さらに驚くのは、内側からだと四角だが、、

外から見ると丸なのだ。

霞月の間(かげつのま)
襖は鼠色で薄暮を表現。汚れてるわけじゃない。
とパンフレットに書いてある。

コウモリ細工の引手。

わざと壁を塗り残して荒れた農家を表現している、とのこと。
でも、右側が直線的すぎる気がする。
まてよ。あえてか。自然に剥がれ落ちたわけじゃないよ、と。

3枚の棚板は「通し落とし掛け」という造り。
うしろの壁には接していない。掛軸がその証拠。
左右の壁に埋め込んだ部分だけで棚の自重を支えている。
左側は廊下なので、左手の壁は普通の厚さ。
右側は押し入れなので、右手の壁の厚さは不明。襖を開けて確認したかったのだが、触れちゃダメ、ということなので未確認。おそらく普通の厚さだろう。
壁の中にどんな構造が隠れているのだろうか。興味深い。

臥龍山荘は不老庵・臥龍院ともに思った以上に凝っていた。
愛媛に来たら立ち寄ることを強く推奨。他ではなかなか見られない。

他はどうかな、と思いつつ、ポコペン横丁に向かう。
う~ん、この名前ではあまり期待できないが、、、

昭和レトロのそれっぽいものを集めた広場。
これといったものはない。

ちょっと珍しいかったのは本当の原動機付自転車。
エンジンとペダルの両方がついている。荷台にはガソリンタンク。
ペダルを漕いで走り出すとエンジンがかかるという仕組み。

ポスターには面白いものがあった。

焼き鳥大ちゃん堂 伊予国・大洲 まぼろし探偵団本舗

とぼけたユーモアがいいですね。

万国百貨大盤振舞(おおばんぶるまい)
少年マンボ
品質優良モダン玩具 文化的駄菓子屋
まぼろし探偵団本舗

少年マンボって何だろう?

ある時はポンまめ屋
ある時は綿菓子屋
またあるときは
お堅いお役人
しかして
その実態は
いりまへん課の
ナゾのおっちゃん達

伊予国・大洲
いりまへん課
まぼろし探偵団本舗

いりまへん課って何だろう?
そもそも、まぼろし探偵団本舗ってどんな商売をしているの?
ナゾは謎を呼ぶ。

夢屋 アンティック&レトロ
天使が乗るのはベアリングか? 手に持つのは何? こちらも謎だ。

思ひ出倉庫という施設に入る。入場料200円。

昭和レトロの収集物が所狭しと並ぶ。ブラウン管テレビに映像がずっと流れていた。

昭和の散髪屋さん。うちの親も散髪屋だったので懐かしい。

最上部に「CACHREGISTER」の文字。手動式のレジです。
「親切勤勉」の文字が泣かせる。レジ係はこれを見て初心に帰り続けます。

本町陸閘(りくこう)
肱川(ひじかわ) との間の堤防を分断する通路。

肱川が増水したときはこの扉を左右から閉めて、、、

このネジでしっかりと締めつける。これで水は入ってこない。

肘川の方から見る。石垣+土塀風のガッチリとした堤防が続く。
こんなに見事な堤防は珍しいのでは。
観光案内の冊子に記載がないのはもったいない。

おおず赤煉瓦館。

元は大洲商業銀行。
「資本金六十万円 積立金二十万円」の表示が面白い。

内部はいくつかの部屋にわかれている。
それぞれに鉄の扉があるのが銀行らしい。守りが厳重。

ある部屋に掛けてあったオードリーヘップバーンの写真。
なぜここに? 意図不明。写真より額縁が大きすぎるのも残念。
でもヘップバーンは好きだから、よしとしよう。

大洲まちの駅に向かう。

老朽化した木造家屋。瓦などの落下防止に網がかけてある。
「古い町並み」タイプの観光地が抱える悩みがここに凝縮されている。
蔵造りや煉瓦造りならましだが、木造の場合はとても深刻だ。
保存・修繕コストをどう捻出・回収するのか。簡単に答えは出ない。

大洲城。
中に入る時間がないので、見上げるだけにした。
雲が、風雲大洲城! の雰囲気でグッドだ。

■今日のヒット賞

ぴちぴちと張りきった健康な若肌こそ初夏の魅力です

まったく同感。

■本日のデータ
内子座:入場料400円。安い。
臥龍山荘:入場料550円。安い。
ポコペン横丁:入場無料。ポスターが面白かったので50円ぐらい払ってもよい。
思ひ出倉庫:入場料200円。妥当。
おおず赤煉瓦倉庫:入場無料。妥当。一部が売店になっている。

■本日の宿
愛媛県西予市(せいよし)宇和町(うわちょう)卯之町(うのまち)
まちなみ広場付近のビジネスホテル

2021/08/21 松山城を堪能(D303)

今日は曇りだが少し陽も差している。
歩いて松山城を巡るにはちょうどいい。

松山城に入るには4つの登城道とロープウェイがある。
往路は黒門口登城道を歩くことにし、黒門口に向かう。

路面電車が並んで停まっている。いいね。
オレンジと黄色が多いのは蜜柑をイメージしているのかな。

愛媛県庁。
屋根のドームがいいですね。

県庁の車。広報用か。

愛媛県のゆるキャラ。
向かって右が「みきゃん」、左が敵キャラの「ダークみきゃん」
敵キャラがいるとストーリーが作りやすくていいね。

二之丸史跡庭園への入口。
ここを登っていく。

全体のマップ。中央の赤いところが現在位置。

二之丸史跡庭園 周囲の塀。造形が美しい。

庭園入口。

臨時休園のお知らせ。やっぱり、そうかぁ。

本丸に向かって進むと庭園を見下ろせる場所に出た。

急な石段を登り続ける。

30分ほど登り、やっと本丸に着く。

大手門跡を通り、、、

中ノ門跡を過ぎ、、、

戸無門に向かう。

戸無門。
向かって左、石垣に沿った斜めの柱を「寄掛柱」という。
お城にはいろいろ行ったが 寄掛柱を見たのは初めてだ。

修繕の跡も面白い。

筒井門。
本丸で一番堅固な門。

筒井門再建工事概要を記した板が掛かっている。
扉の板戸は1枚板で100万円、との記載がある。

これがその100万円の板戸だ。

筒井門を抜け本丸に入る。

松山の町が見下ろせる。

高島屋屋上の観覧車。昭和の香り。

遠く、瀬戸内海。島影は由利島だろうか。

屛風折の石垣。
確かに屏風のように折れ曲がっているのがわかる。

ここに来て、やっと天守閣が見える。
実戦的な城なので、遠くから見える位置関係にはしなかったのだろう。

天守閣入口。左下から石垣に沿って入るのだが、、、

臨時休業のお知らせ。
覚悟はしていたが残念。天守閣に至る「本壇(ほんだん)」と呼ばれる入り組んだ造りを見たかった。

本壇の解説図がこれ。
敵を防ぐ考え抜かれた造りになっている。
敵兵の気分で歩いて、その気持ち想像してみたかったのだが、、、

紫竹門。
本壇の外側で敵を防ぐエリアへの入口。
紫竹門を通り、中へ入る。

敵を鉄砲で撃つ狭間(はざま)から、心の中で敵を狙ってみる。

違う狭間から。
これで2人をやっつけた(笑)
しかし、ここまで敵が迫って来たら、とてもそんな心境ではないだろう。

乾門(いぬいもん)
裏門防衛のための櫓(やぐら)門。

外から見るとこう。敵兵の気分で見てください。

右手には屛風折の石垣が続く。
こっちから攻めるのも難しそうだ。

このまま門の外の道を下れば町に出る。古町口登城道という道だ。
一通り見たので、帰路はこの道を下ろうと思い、少し下ると、、、

土砂崩れ・倒木のため通行止めです。の表示が、、、
こっちは大雨の被害かぁ、、、残念。
コロナ禍での中止は覚悟していたが、大雨の被害は想定外だった。

仕方ないので、ロープウェイと平行する東雲口(しののめぐち)登城道へ向かう。
ほぼ反対側なので、本壇の外側をグルっと回ることになる。

いろいろな角度から天守閣を見上げながら歩く。
本壇周囲の石垣も屛風折のように折れ曲がって造形されているのがわかる。

艮門(うしとらもん)
艮とは北東のこと。本丸の北東側にある門、という意味ですね。

東雲口登城道を下る。

城下町がよく見える。
昔、ここを通る武士たちはどんな気持ちでこの風景を見ていたのだろう。

町へ出る。
ロープウェイで登る人が多いので、その前の通りはメインストリートの雰囲気。

松山城の創始者の像。うん、凛々しいですね。
この像の制作過程をドキュメンタリーにしたら面白そう。
馬がサラブレッド的(足が細くて長くスマート)で昔の馬とはちょっと違うし、馬上の人の写真は無いし。
誰がどのようにこの立体形状をデザインしたのか? 興味深い。
いや~あ、イメージですよ、イメージ、とか言われそう、、、

こちらは坊ちゃんの像。
いや~あ、イメージですよ、イメージ。
うん、そうだろうね。

■本日のルート

これだけ歩いても9千歩。1万歩の壁は厚い。

■本日のデータ
20日から愛媛県にマンボウが出た。その影響はあちこちに。
二之丸庭園、本丸、ロープウェイなど、有料個所はすべて休業。
とりあえず9月12日まで。コロナが収まって、延長されなければいいのだが。

■本日の宿
昨日と同じ。3日め。

2021/08/15 尾道はディープだった(D297)

天気予報だと、今日は雨が降りそうもない。
尾道巡りのチャンスだ。

動きやすい格好に着替える。登山とほぼ同じ。

鏡なので左右は逆です。
左肩はカメラケース、右肩はスマホケース。
服は上下とも登山用。

リュックはトレイルラン用。軽くて丈夫で体にピタッとフィットする。
ポケット類の位置もよく考えられていて使いやすい。
リュックは、3年前に日本一周をスタートしたあと、使いやすさを求めていろいろ交換。一番使いやすいので、これに落ち着いた。

1000 徒歩で宿を出発。尾道ガウディハウスに向かう。

5分ほどで尾道ガウディハウスの前に到着。
石段の先の変わった建物がそれ。

間近から見上げる。1階部分が6角形の印象。

全体像はこんな感じ。ガウディっぽい、のか?

1階の屋根の造りが複雑だ。
もっとシンプルにできる気もするが、これがガウディたるゆえんか。
文化庁から登録有形文化財に指定されている。

尾道ガウディハウスは、NPO法人尾道空き家再生プロジェクトの再生物件第1号だ。
詳しい説明はこちらをどうぞ。
NPO法人尾道空き家再生プロジェクト ホームページ

再生に至るストーリーについてはこちらのビデオをどうぞ。
「空き家から新しい尾道が始まる」

脇の階段を登り、千光寺に向かう。

振り返ると尾道の町が見える。

こちらには廃屋。

少し登るとまた廃屋。う~ん、風通しが良すぎる。

細い山道を登り続けると、、、

これは何? 寺院の一部か?

建設中の視点場。視点場は展望所の土台となる周囲の空間のこと。
この上に展望所を造るのだろうか。

視点場の下からの眺め。
川のように見えるのは尾道水道。海です。向こうは向島(むかいじま)
ここに展望所ができれば、眺めはよさそう。

さらに登るとこんな光景が。VIEW HOTEL SEIZAN の表示がある。

三輪車の運転席。ごちゃごちゃ感がすごい。

ブルーシートを被ったアメ車がWelcome.

千光寺公園に入る。

西展望台の方からやってきた。展望台の方へ行ってみよう。

不思議な雰囲気のお店?がある。

さくら耳ようちえん、という、「猫ちゃんたちのシェルター(施設)」らしい。

首輪をつけた、おっとりした猫ちゃん。人気者のようだ。

男の人を見向きもせずに素通り。あ~ぁ、猫にフラれちゃった。

さあ、展望台に行ってみよう。
と思ったら、、、

えっ、山頂エリアには行けないの?

展望台の工事中。来年3月末まで。

こんなのができるらしい。尾道に来るなら来年4月以降がおススメ。

文学の小路に入る。

尾道水道と向島が見える小路を歩く。

不思議な動物?が観光客を狙う(笑)

林 芙美子(はやし ふみこ)の碑。
山口県生まれなのだが、尾道市立高等女学校の卒業なので、ここでは有名人。
『放浪記』が代表作。

他にもいろいろな文人の碑があったが、割愛。

文学の小路を抜け、少し歩くと千光寺の裏門に着く。
いつもそう。気の向くまま進むと、裏口に着く。

裏門から入るのは慣れている。行こう。

マスクをつけた仏たち。う~ん。剣を持っても弱っちい。ご利益半減(笑)

鐘楼。中国風の独特なデザイン。

鐘楼からの風景。尾道水道とロープウェイの組み合わせ、いいね。

千光寺の案内図。景色が良さそうなところへ行ってみよう。

護摩堂からの風景。左手の大きな岩は、玉の岩。上の丸いのが何かは不明。

本堂には参拝客が次々と。

本堂から望む尾道の町並み。

三重岩。名は体を表す。見てのとおり。

石鎚山鎖修行。白Tシャツの若者が修行中。
奉納料100円。よし、私も修行だ。

登り口。思ったよりたいへんかも。
と思ったが、大きい輪に足を入れて登れば問題なし。

先に登っていた若者を追い抜き、中段で待つ。
やっと来たね。

中段からの風景。本堂の屋根が眼下に。
これは気持ちいいね。

さらに登る若者たち。

私も登る。

頂上に着く。

登ってきた岩場を見下ろすと、、、けっこう怖い。

下ったあと、石鎚山を見上げる。右下には海。

坂を少し下ったところに、みはらし亭。

確かにみはらしは良さそう。
カフェと宿泊施設をやっている。ここに泊るのもいいね。

さらに下ると三重塔。絵葉書的風景。

少し下ると「ぐだぐだ商店」。これはGoogleマップでの名称。

看板には「喫茶 AOI爽楽」の文字。これが正式名?
休業中のため、確認できず。

AOI爽楽の(おそらく)スタッフ用出入口。う~ん。

「猫の細道」と呼ばれるエリアに入る。

エリア入口の案内板。右下には「福石猫」と呼ばれる石が。

お地蔵さまと福石猫。うしろは「梟の館」

「初代福石猫」を祭る神社。
「頭を3回なでて下さい。福がやって来るでしょう。」とある。
ムリムリ。初代が汚れ過ぎ。

背後に貼ってある「福石猫のできるまで」
園山春二さんという人が福石猫の制作者か。

尾道アート館。福石猫神社への入口でもある。
鍵が掛かっていた。残念!

壁に貼りつく黒猫たち。

床に落ちた黒猫。

ツタに埋もれた館(やかた)
(おそらく)カフェ or 宿泊施設だ。Closed の貼り紙。残念!

敷地内には福石猫。

こちらにも。

休業中カフェの入り口。
微妙に怖い。

後ろに見えたものを望遠で撮影。
作り物の猫2匹+大きな猫の絵。
微妙に怖い。

猫の楽園!?

CLOSED
またか。残念!

すぐ隣にまたもカフェ。神社もやってます。おそらく休業中。

手造りの案内図。

草に埋もれた「猫の細道」の看板。瓦の間には福石猫。

蛇の頭が飛び出しそうな木目。
怖い。

説明不要のアート?たち。

猫のお墓。2匹の猫の戒名が刻まれている。

これも猫のお墓。いい形の墓石です。

「尾道イーハトーブ 宮沢賢治と園山春二の世界」の看板。
またしても、CLOSED

すぐ隣には、アートな扉。

猫の細道を抜け、艮(うしとら)神社の境内に入る。

艮神社とクスノキ群。
樹齢900年。広島県指定天然記念物。

山門にのしかかるごときロープウェイ。

ロープウェイ山麓駅から大通りに出る通り。
蔦のからまる高架下。

狭い路地を入ると「小さな趣味の博物館」
10月まで閉館中。

微妙に傾いた塀を楽しみ、、、

由緒ある(かもしれない)家を見下ろし、、、

(ほぼ)廃屋を愛でながら、、、

寝たふりをする猫と出会い、、、

蔦の坂道を楽しむと、、、

千光寺新道(せんこうじしんみち)
雰囲気あるねぇ。ロケに使われるの、わかります。

少し下った風景がこれ。
坂の町、尾道。いいですねぇ。

さらに下ると、、、

石段を下りてガード下へ潜る!
こんな場所、初めて見た。さすが尾道。

もう、あっと言う間に夕方。
海岸近くの本通り商店街を通って宿に帰ることにした。

御旅所(おたびしょ)
11月に行われる尾道ベッチャー祭で、神が休憩・宿泊するところ。

銭湯「大和湯」
庶民がお風呂に入るところ。9月12日まで休業中。

蒲鉾専門店「桂馬」

看板が素敵だ。

店名は判読不能。(たぶん)うどん屋さん。
でも、右手のガラス窓に「うどん ありません」って貼ってある。
う~ん、わからん。

看板がいい。営業の有無は不明。

色遣いがいい。あと、上の方のクーラー屋外機の組み合わせもグッド。

「おやつとやまねこ」というお店。有名らしい。
おやつは買ってもいいけど、やまねこはいらないかなぁ。

1730 宿に戻る。尾道のディープさに衝撃を受けた一日でした。

■本日のマニアック
猫の細道すべて。

■本日のデータ
尾道はディープだ。特に猫エリアは。
山の斜面に造られた町は細い道だけなので、車は入れない。ひたすら歩くのみ。
建築基準法の制限で新築ができない。だから廃屋が増え続ける。活路は空き家再生。

■本日の宿
昨日と同じ。4泊目。