念願の天空の城を見ることができたので、3rdは終わりにして、家に帰ることにしよう。
最短距離で家に帰るルートを検討。
大野市→下呂温泉→木曽福島→軽井沢→自宅と、4日かけて帰ることにする。
これだと1日平均100km少しなので、気に入った風景があれば写真が撮れる。
さあ、大野市内を回ってから下呂温泉に向かおう。
結ステーション(結楽座)から大野城を望む。
結楽座は観光客用の休息所だ。
七間朝市通り。朝市はほぼ終わっている。
いつまでも残っておしゃべりしている農家のおねーさんたち。
ここが交流の場なのだろう。
大野市には4軒の酒蔵がある。
各酒蔵から一合桝(ます)の側板を1枚ずつ購入し、組み立てて一つの桝を作る、ということができるらしい。側板には各酒蔵の焼き印が押してある。底板は観光案内所で販売している。1枚100円、計500円。
面白そうなので、酒蔵4軒を回ってみることにする。
みな市街地にあり、近いので30分ほどで回れるだろう。
南部酒造場(茶木屋)
昨夜でお酒がなくなったので、いいのがあれば買おう。4軒回れば一つぐらいあるだろう。
こんにちは~。お酒、拝見してもいいですかぁ?
は~い。いらっしゃいませ。どうぞ、どうぞ。
と、美人の(たぶん)奥さん。
冷蔵ケースの中を覗く。するとこんなラベルのお酒が。
「第3弾」というのが気になる。
あの~、このお酒ですけど、第3弾ということは、第1弾と第2弾もあるんですか?
以前に造ったんです。第2弾は去年です。別の酒米で作りました。
今年が第3弾で、山田錦です。
そうなんですか、なるほど。
ラベル、拝見させてください。
う~ん、美味しそう。お値段もリーズナブル。他の酒蔵と比べなくてもいいや。
と即決。
じゃあ、これください。
店の中でウォーターバッグに移し替えるわけにもいかないので、保冷剤を付けてプチプチで巻いていただく。
荷物をあちこち移し替えて1升瓶が入る空きを強引に作る。
あの~、他の酒蔵も回って、桝の板を集めたいんですが、場所を教えていただけますか?
地図があるので差し上げます。はい。
うちがここでしょ。一番近いのがここ。2~3分ですね。
そのあと、ここ、ここの順序で行くのがいいですね。
丁寧に道順を教えていただく。
ありがとうございます。お酒、今夜、飲むのが楽しみです。
真名鶴酒造
宇野酒造場
源平酒造
集めたのがこれ。一枚ずつ焼き印が違うのが楽しい。
街中で見つけた薬屋さん。看板がいい。
店の前に下がっている看板。これもいい。
ガラスケースの中の看板。昔の看板は味がある。
お店の人にお話を聞いてみたくなった。
こんにちは~。表の看板、いいですねぇ。いつ頃のものなんですか?
はっきりわからないねぇ。
ここの下げてある看板は、うちが薬局の特約店になったときのやつ。
ほらここに「特約店 柳屋本店」って入っているでしょ。
こっちも。
ご主人が表まで出てきて説明してくださる。
いろいろお伺いしたのだが長くなるので割愛。
大野市を後にして下呂温泉に向かう。
注意喚起のオブジェ。いやでも目に入る。効果満点。
板倉ロックシェッド
光の模様が美しい。
あまりに美しいので、通り過ぎたあと、引き返して撮影。
※ロックシェッド:覆道(ふくどう)の一つ。ロックシェッド(岩石対策)、スノーシェッド(雪対策)、アースシェッド(土砂崩落・土石流対策)などがある。
青空と鉄塔。コントラストが美しい。
道の駅 和良で休息。
昇龍道のポスター。
名古屋を中心とした6つのネットワークらしい。
初めて知った。
地元では有名なのだろうか。
陽が傾き始めた。下呂温泉まで急ごう。
【本日の日本酒】
純米無濾過生原酒 花垣
精米歩合60% 山田錦100% アルコール分18度 南部酒造場
価格はギリギリ予算内。理想的過ぎてちょっと感激(笑)
もちろん、たいへん美味しいです。
【本日のデータ】
昇龍道について名古屋の知人に尋ねたところ、
名古屋人でも「昇龍道」という言葉を知らない人は珍しくない。
中部地方に観光客を呼び込むためのプロモーションなのだろうが、
地元民からするとちょっとこじつけ気味(笑)
ということだった。
確かにそんな感じはする。
ちょっと大げさすぎるかな。中国人を狙いすぎかな。
でも、みんながいろいろな形で活動・努力をしているのだなあ、と思うと応援したくなる。
これがきっかけで、これらのエリアに興味を持つ人が増えればいいですね。
知人が公式サイトを教えてくれた。
https://www.dragonroute.net/
「昇龍道」と書いて「ドラゴンルート」と発音するらしい(笑)
興味があればご覧ください。