能登半島に行こうかと思ったのだが、何度か行っているし、寒そうだし、この時期は観るものがなさそうだし。で、パス。
福井県に行って、天空の城、越前大野城を観ることにしよう。
11月は雲海が発生する確率が高いらしい。今がチャンスだ。
天空の城がある大野市の隣は勝山市だ。
ここには恐竜博物館がある。この博物館は発掘体験ができることで有名だ。
恐竜には興味がないのだが、発掘体験はしてみたい。
相棒バイクで走るのは4日ぶり。天気がいいのでルンルン気分。
福井県に向かう途中の風景。なぜあそこだけ黄色いのだろう?
手取川ダム。
ロックフィルダムという形式の造り。コンクリートじゃなくて、岩石や土砂を積み上げて造る。表面の石積みが独特で美しい。
金沢から75km、2時間ほど走る。そろそろ恐竜博物館に着くころだ。
あれだ! 山の中に、突然、銀色のドームが出現する。
UFOの母船みたいだ。ちょっと興奮。
近づくにつれ、来場者を盛り上げる演出が。子供たち、おおはしゃぎしそう。
発掘体験施設だ!
入り口の掲示。ん? ×が並んでるけど、、、
近くに行って確認する。
ガ~ン!!!!!
案内係の方に尋ねたら、先週の3連休までやってたんですけどねぇ、という回答。
タッチの差。残念!
恐竜自体には興味はないが、まあ、せっかく来たのだから、一通り見てみよう。
案内マップ。本を開いたようなデザインが面白い。
恐竜の口の中ではしゃぐ子供たち。
恐竜はいい迷惑。オレの口の中で遊ぶなよ~。おまえたち、おれを何だと思っているんだぁ?
折紙細工的巨大恐竜。
駐車場にはバスもちらほら。
ここやで
うん、これなら私も間違えない。いいね!
記念写真を撮る、仲良しグループ。
撮影しているのはお母さん、じゃなくて案内係。
こっちは息子が恐竜博士の膝の上。
お父さん、大奮闘。
館内に入る。
最初に、長~~~いエレベーターで底までおりる。
展示を見ながら、だんだん上に戻ってくるのだ。
天井の明かり取り。
この部分は、屋根がガラス張りの円錐形になっている。
地底ではタモリのポスターが待っていた。
タモリ、福井に来る。
ブラタモリの告知。12.8(土)放映予定。
ブラタモリは書籍も出版されていて、売上部数上位にランクインしている。
恐竜を目指して歩き始める。
縞状鉄鉱 酸素(O2)発生の証拠となる岩石 先カンブリア時代
「死の舞踏」 カブトガニが死ぬ直前に残したはい跡 中生代ジュラ紀
はい跡は、よく見ないとわからない。右側にちいさなボツボツがずっと続いている。
ストロマトライト 水や大気への酸素の供給に貢献したバクテリアが作った構造
ウミユリ Sea lily 花を付けた植物のように見えるウニやヒトデの仲間 古生代デボン紀
長~~~い廊下に展示が続く。恐竜にはなかなか会わせてもらえない。
ウミユリと二枚貝 流木に着生した生き物 中生代ジュラ紀
下のほうに横たわる濃い茶色のが流木。そこから生えている植物に見えるのがウニやヒトデ。流木のすぐ上にひっついているのが二枚貝。
魚竜 中生代に滅んだ海生爬虫類 中生代ジュラ紀
オルサカンサス 古生代に栄えたサメの仲間 古生代ペルム紀
さまざまな化石がこんなにも完全な姿で残っているのがすごい。
さあ、いよいよ恐竜の登場だ。
リアルに動くティラノサウルス。恐竜といえばまずこれだよね。
動きが本当にリアル!
って、本物は見たことないけど。
怖くて泣き出す子供もちらほら。最新ロボット技術の成果。
お肌の質感も本物そっくり。恐竜肌。
って、本物は見たことないけど。
鏡の前で後ろの恐竜とツーショット。
アロサウルス。こちらも動きがリアル。
間近にいるのでけっこう怖い。
展示されている恐竜の種類は多い。子供たちは大満足だろう。
私は興味がないのでざっと見ただけ。
以下、面白いと思ったもの。
名称不明。背中の骨が美しい。この部分で放熱し体温調節をするのだとか。
プラセンチセラスの一種 アンモナイト目プラセンチセラス科 白亜紀
こんなにも美しく輝く化石は初めて見た。
共食いしているように見える魚
たぶん、たまたま重なっただけ。
テリジノサウルスの前足
40~50cmほどある。
クシファクティヌス:大型魚類
たぶん頭部だけ。これが全体なら面白いが。
カライワシの仲間:現代型の魚
こうして見ると現代型の魚は流線形でスマートだ。
ボトリオレピス:装甲を持った魚
魚なのに装甲があるのが面白い。カブトガニっぽいが、魚だから脊椎があるということだろう。
ウレンケリス(ウナギの仲間)とエビ
江の島で食べた、丸焼きたこせんべいを思い出してしまった。
たこがプレスされてこんな感じだった。
“魚の群れ”(大量死を示す)
群れのまま化石になっているのがすごい。
めのう
30cmぐらいある。指輪にするにはちょっと大きい。
最上階に出る。エレベーターの反対側だ。
吹き抜けの下を眺める。
ミッション・インポッシブルの撮影に使えそう。
きっと主人公がこの空間に宙吊りになるはず。
例によって記念撮影。今回は恐竜博士とツーショット。
恐竜博物館から大野市の宿までは13km、30分ほど。
途中、畑の中にお城が出現。勝山城博物館。
コンクリート製。あくまで博物館。勝山城には天守はなかった。
大野市に入る。
街で見かけたお店の看板。
名称不明。窓のレトロ感がいい。
さあ、早く宿に入って、早く寝よう。明日は朝が早いぞ。
雲海に浮かぶ天空の城を観に行くのだ。
【本日のデータ&感想】
福井県立恐竜博物館:入場料720円。
発掘体験ができなかったのが残念。次回はタイミングを考えて来よう。
化石の展示が素晴らしい。恐竜に興味がなくても面白いと思う。
もちろん恐竜の展示数も豊富なので、興味があれば私の何倍も楽しめるはず。