2021/08/27 宇和島から足摺岬へ(D309)

今日は足摺岬(あしずりみさき)に行ったあと、竜串(たつくし)海岸へ行く。
昨日立ち寄った竜串ビジターセンターの解説で面白そうだったからだ。
できればグラスボートで「見残し海岸」と言われるところまで行ってみたい。
宿が四万十市にとってあるので、最後に竜串から四万十市まで40キロ、1時間ほど走ることになる。

ということで、早起きしてブログを書かなきゃ。
最近は飲むと寝てしまうので、当日はほとんど進まない。

0430 起床。ブログを書く。

民宿なので湯沸かしポットがない。沸かせないポットに昨日のお湯があるだけ。
コーヒーはあきらめ、ぬるくなったお湯でお茶を入れる。
二食付きなので朝食が出る。それまでの辛抱だ。

0702 ブログ書き終了。出発の準備をする。

0725 荷物を相棒バイクに入れ、出発準備完了。

0730 朝食。

朝食の席から見える風景。
青い空と青い海。今日も天気が良さそうだ。
暑くなりそうだが嬉しい。
昨日の夕食時、まだ明るかったので、夕焼けになったら写真を撮ろう、と思っていたが、食べるのに夢中で気がついたら真っ暗になっていた(笑)

飾ってあった魚拓(ぎょたく)
うん、りっぱだ。石鯛の形がいい。
お客さんからのいただきものです、と女将さん。

0800 出発。私にしては早い時刻。今日はやることがたくさんあるからね。

アコウの大樹。松尾漁港付近。
アコウの根が太い樹木の周りを覆っている。中には別の木が隠れている。
アコウは寄り木の一種。このように別の木に絡まりついて養分を吸い取る。
と解説版に書いてある。
う~ん、恐ろしい。

白山洞門(はくさんどうもん)
高知県の天然記念物。
荒波に浸食されて花崗岩に開いた穴(海蝕洞 )。
足摺岬周辺の海蝕洞の中では最も大きい。

0920 足摺岬の駐車場に到着。

周辺の観光マップ。
灯台に向かう途中、いろいろなものがありそうだ。

と、突然、、、

イノシシ登場。
駐車場前の道路をスタスタと横切り、車の陰に消えていった。
周りにいたファミリーが大騒ぎ。
お父さんは、イノシシだ! イノシシだ! と叫び出し、
お母さんは、写真を撮ろうとスマホを構えて走り出し、
子どもたちは、怖いよ~、と言ってしゃがみ込む。

はい、子どもたち、正解。イノシシは怖いよ。

ジョン万次郎こと中浜万次郎。
このあたりでは超有名人。地域の宝。

ジョン万をNHK大河ドラマに!

このあたりでは「ジョン万」と呼ばれているのか。
親しみやすくていいね。これからはジョン万と呼ぼう。

灯台に向かって遊歩道を歩く。

途中は弘法大師がらみが多い。興味がないので割愛。

展望台からの風景。
白い足摺岬灯台が青い海に映える。
やはり、灯台は遠くからがいい。

天狗の鼻と呼ばれる岬。上に小さく東屋(あずまや)が見える。

展望台から天狗の鼻まで約6分、と書いてある。
あんなに遠く見えたのに?
行ってみよう!

天狗の鼻からの風景。足摺岬灯台が見える。
本当に6分で着いた。

展望台に戻り、灯台に向かう。

足摺岬灯台。
亀呼場と呼ばれる場所から灯台を見上げる。
青い空に映えるね。

戻り道、海を眺める。
と、遠くの岩場に何やら動くものが、、、海鳥か?

人間でした。
磯釣り中。
落ちそうで怖い、と思った人、あなたは釣りには向きません。
私も無理です。

鵜ノ岬(うのみさき)展望台。
足摺岬から6キロ、10分。

鵜ノ岬展望台からの風景。
足摺岬よりこっちのほうが風景はいいかも。

臼碆埼(うすばえさき)灯台。
鵜ノ岬灯台から2キロ、4分。

臼碆埼灯台からの風景。

竜串に向かう途中、ガソリンを入れる。
たまには燃費を測ってみようと思い、昨日ガソリンを入れるときにメーターを撮影しておいた。

今日、ガソリンを入れる直前。21,900Km。

昨日、ガソリンを入れた直後。21,734Km 。

素行距離、21,900ー21,734=166Km。

今、入れたガソリン、2.72L。

燃費、166km ÷ 2.72L=61.03Km/L。
アップダウンも渋滞も少ない標準的な道だったので、ほぼ平均燃費と考えいいだろう。
日本一周1年目は、56~58kmほどだったので、少し良くなった印象。
エンジンその他にアタリが付いて、相棒バイクは絶好調。

1305 竜串海岸のグラスボート発券場に到着。
5分後の1310に出発とのこと。
大急ぎで準備をして駆け込み乗船。

1315 出発。
私のために5分遅れ。みなさんゴメンナサイ。

サンゴが見られるエリアに向かう。

船底のガラス窓からサンゴを観る。
平べったいタイプだ。名前など詳細未確認。

通称「見残し海岸」に着き、下船。

案内板の前で、どんな見どころがあるかを船長さんが解説。
砂岩が浸食された海岸なので、面白い奇岩がある、という話。
一般客受けする話だけで学術的な話は無し。
次の船が40分後に来るから、それまでに戻ってきてね。遅れてもいいけど、さらに40分後の船になるからね、と船長さん、

さあ、見て回ろう。
解説できないので、写真だけどうぞ。

つづみ(鼓)岩。
軽く叩くと鼓のようにポンポンと鳴る。

同じ船で来たのは、ほとんどファミリー。
夏休みだからね。いい日記が書けるといいね。

海が透明でキラキラ輝いていた。

グラスボートがやってきた。

帰りは一直線に港へゴー。

1430 グラスボート発着所へ帰還。

素敵なイカリが待っていてくれた。

1445 竜串海岸は発着所のすぐ近く。そのまま歩いて回る。

大竹小竹。
竹のように見えるかな。

絞り幕。
左側の半円形が、紐で幕を絞り上げたように見えるから。

生物の居住穴の化石。生痕(せいこん)化石と言う。
と解説版に書いてあった。

海水の塩分が描く足跡。生痕化石にはならない。

叫ぶ怪獣。強烈な破壊音波を発射中。

兜岩。

兜のライオンが吠えていた。

1535 砂浜へ出ると、曲がった椰子が真っ直ぐに伸びていた。

竜串海岸、ゆっくり観ても50分。お手軽だ。

相棒バイクを置いたところに向かう。
と、、、

古くなった竜宮城。

正面。
廃業した中華料理店か?

サンゴ博物館!?
う~む。デザインを間違えたね。

1605 四万十市に向かって出発。よしよし、17時には着けるだろう。

稲の刈り入れ。
もう? 温かい土地だから? 品種が早生(わせ)だから? 未確認。

1650 四万十市に到着。

四万十大橋から四万十川を眺める。
心がゆったりするいい景色だ。

■本日のデータ
足摺岬周辺のスポット:無料。
その他の展望台:無料。
グラスボート乗船料:1400円ぐらい。1550円ぐらいの1割引き。あわててたので記憶があいまい。
見残し海岸:無料。
竜串海岸:無料。
ガソリン代:2.72L、454円。リッター167円。
燃費:60km/L

■本日の宿
四万十市。四万十川の近く。バイク用ガレージが4台分ある。No.2を使用。

2021/08/19 尾道から道後温泉へ、鳴き龍に会い、橋上の県境に立つ(D301)

予報どおり今日は曇り。降ってもパラパラだろう。
計画どおりしまなみ海道を走って松山・道後温泉まで行く。
転ばぬように、そろりそろりと参ろう。

途中、因島のはっさく屋さんで、大福を買う。

よし、今夜はこれを肴にお酒を呑もう(笑)
と考える甘党の私。

はっさく屋さんの壁に貼られた大量の色紙。そして感謝状。
へぇ~、やっぱりここは有名なんだね。
と再確認する無知な私。
色紙を細かく見たけど、知っている人は皆無だった。
私の知らない世界で有名なのか。井の中の蛙大海を知らず(笑)

因島・生口島を走り、大三島に向かう多々羅大橋に着く。
多々羅大橋の鳴き龍と県境は、この目で間近でどうしても見たい。

というわけで、原付と自転車の分岐点に、じゃまにならないよう相棒バイクを置く。

1240 徒歩で自転車道を歩き始める。

料金所の手前に休憩用スペース。
原付用道路にはない。

レモンのオブジェ。いい色ですね。

料金所。
自転車&徒歩は無料。料金箱には覆いが。

手摺りに小さく「多々羅 鳴き龍」の文字を発見。

右手に貼られた案内板。右端の茶色いのがバチです。

バチを叩く。
カランコロンカラ~ン。何かが転がるような音が響く。
車が通過するときは騒音が大きく、よく聞き取れない。
車の来ないときを狙って何度か叩く。
うん、確かに「カランコロンカラ~ン」という響き。
逆Y字の塔の逆Vの内側に反射・共鳴している印象。

橋の中央に到着。
左には青い標識、地面には白い文字、右にはグリーンの県境標識。

いよいよ県境にまたがるぞ。

で、またがったのがこれ。汚れた青い靴が存在証明(笑)
群馬県渋峠の飲食店の真ん中が県境、というのも面白いが、橋の真ん中が県境というのも面白い。

船も海上の県境を通過中。

1326 相棒バイクまで戻る。往復で46分。

思ったより楽なので、歩いてすべての橋を渡るのもありだな。
ということは、橋は歩いて渡り、島に着いたら自転車をレンタル、という組み合わせが遠方から電車or飛行機で行くときはいいかもしれない。

大三島、伯方島を走り、大島に着く。

最初に来たときは、カレイ山展望公園に行き忘れた。
行かないと後悔しそうなので、行くことにする。

Googleマップさんの言うとおりに走ったら、こんな狭い急坂に遭遇。
写真ではわかりにくいが、道の7割(白っぽいところ)に水が流れている。
万が一、タイヤが滑って登れなくなったら、道が狭くて方向転換が難しい。

相棒バイクを停めて、歩いて急坂を上って状況確認。
ますます狭く急になっている。
引き返そう。

という紆余曲折のあと、無事にカレイ山展望公園に到着。
相棒バイクを停め、歩いて展望台に向かう。

途中、瘦せこけたヤギに遭遇。ツノがあるので小雪さん。

瀬戸の水軍という歌の歌碑。
歌詞はありきたりの気もするが、地元の誇り感は伝わってくる。

遠見茶屋に到着。臨時休業中。

展望台。登らないと展望はできない。

登りました。案内図で島名を確認。

ここが平山郁夫画伯のスケッチポイント、という説明。

う~む、画伯の絵には手前の白い塔が見えているが、ここからはそれは見えない。
場所が少し違う気がする。

船折瀬戸を白い波を立てて走る船。
昔は船が折れることもあったのに、今はピューンか、、、

能島。
島全体が村上海賊の根城。
左端の白い船は織田信長からの使者。今日は何人が上陸するだろう?

右手には石切場。

この建物が目を引く。

こちらにも目を引くものが。
向こう側の茶色いのは切り出した石を運ぶクレーンか?

今日のベストショット。
カレイ山山頂からの風景。展望台とは少し離れたところ。
橋の白い塔が2つ見えているので、画伯が描いたのはこのあたり。
近景に赤い花も入れてみました。

カレイ山からの風景は有名だが、確かにそうだ。能島と船折瀬戸を見下ろせる場所は他にない。

1800 スーパーで夕食を買い、松山の宿に到着。予想以上に楽しい一日だった。

■本日のデータ
今回、しまなみ海道を往復したことになる。
結局、自転車では1度も走らなかった。
橋で、50円玉4枚と100円玉3枚を使った。

■本日の宿
松山市の中心地。入口の前に相棒バイクを置かせてくれるグッドな宿でした。

2021/08/11 しまなみ海道 4日目 生口島で軽登山、大三島を一周(D293)

※2021/08/13 15:50 尾道の宿でブログ執筆終了。2日遅れの公開です。

大三島をろくに走らず尾道まで来てしまった。
心残りなので、大三島まで戻り、島を一周しよう。
ついでに、生口島で大規模自転車道を走ろう。
おっとその前に、因島で、はっさく大福も食べなくちゃ。

0830 出発。今日も予定が盛りだくさん。

0920 向島は素通りし、因島のはっさく屋に到着。

うしろは因島大橋。
ここは有名なお店らしい。
弟が5月末にしまなみ海道を自転車で走り、はっさく大福が美味しいので超おススメ、と言っていた。弟一家はグルメ家族だ。きっと美味しいことだろう。楽しみ!

と思いながら、中に入って買おうとすると、、、

今期のはっさく大福は、終了しました。

ガ~ン!!!

どうして、どうして、ねえ、どうして?

はっさく大福は10月ごろから始まって5~6月までなんです。
旬は1~2月ですね。

じゃあ、この「はっさく+甘夏大福」のはっさくは?

それは生産者がこれ用に保管してくださっているものなんです。
量が少ないのとはっさくの収穫時期の関係で酸味が少ないので、甘夏の酸味で補っているんです。

じゃあ、弟ははっさく大福が食べられる最後のタイミングで来たってことか。
さすがグルメ王。

では、「はっさく+甘夏大福」をいただくことにしましょう。200円。

あと、「ぶどう甘夏大福」も。250円。

因島大橋を眺めながら大福の食レポ開始。

「はっさく+甘夏大福」
はっさくと甘夏の酸味、白あんのやさしい甘さ、ほのかな冷たさ、それらが絶妙にマッチしていて、汗だくで走ってきた疲れを癒してくれます。
美味し~い!
「はっさく大福」ではないけれど、これはこれでグッドです!
写真、大福の断面が汚くてすみません。そっとかじったんですが、大福が柔らかいので潰れました。

「ぶどう甘夏大福」
ぶどうの甘さと甘夏の酸味に、白あんのやさしい甘さとほのかな冷たさが加わって、絶妙なバランス。「はっさく大福」期間終了で落ち込んだ心を癒してくれます。
これも美味し~い!
夏だけに食べられる期間限定商品。これは病みつきになりそう。
写真、大福の断面が汚くてすみません。そっとかじったんですが、やっぱり潰れました。

1130 生口島に到着。

大規模自転車道の入り口。ここを走るにはレンタルサイクルが必要。

観光案内所が近くにあり、レンタルサイクルをやっている。
借りる前に、大規模自転車道について教えていただいた。

ああ、あそこ。あそこは短いよ。あっと言う間に終わっちゃうよ。
30分ぐらいかな。

借りる単位は1日ですよね。3時間とかはない?
ないのかぁ。1日2000円で借りて往復1時間乗るだけじゃあね。

自転車道の脇を一般道も走ってるから、そこを走ればいいんじゃない。
その原付で行くんだよね。
その先に茶臼山城跡というところがあるから行ってみたら。
途中でバイクを置いて少し山を登るんだけど。
城はないけど、小さな石碑があるの。眺めがいいところもあるし。

そうなんですか。歩くの面白そうですね。行ってみます。

というわけで、予定にはなかった小登山に出発。

ここだ。
「茶臼山城跡➡」の表示がある。ここから歩く。
たいしたことないだろうから、カメラだけ手に持っていけばいいか。
と考えたのが失敗だった。

1150 歩き出す。

最初はコンクリートの整備された道。台風の影響はあるが問題なく歩ける。

1200 眺望がいい広場に着く。ここまでで10分。

遠く高根大橋が見える。あの黄色はいいね。すぐわかる。

シダが茂る急坂を上る。
何だか、聞いた話と少し違ってきたぞ。

坂がどんどん急になる。30度ぐらいか。
地面は枯葉や小枝におおわれていて、ちょっと気を抜くと、ズルっと滑る。
前のめりになって手をつかないと進めない。
片手にはカメラ。ウエストポーチに入れてくればよかった。失敗だ。
「ちょっと歩くようだけどね」と言ってたが、「ちょっと歩く」というレベルじゃない。

見上げると急坂の先に白い構造物。あそこか?

違った。わずかな平地に何かの設備。城跡とは思えない。
上に向かう細い道が木々の中に見える。
こうなったら山頂まで行くだけだ。

1215 やっとの思いで山頂と思われる場所に到着。歩き出して25分。登山なら6合目から7合目までを歩いた気分。

360度、視界なし。見まわす限り、木と木と木と木。
看板も碑も何もなし。
しかたないので、特徴のある樹をバックに登頂証拠写真。

下山は登るより怖い。
身体を横にして、滑らないよう、一歩一歩慎重に降りる。

1255 相棒バイクのところまで戻る。歩き出してから1時間5分。汗でTシャツ・パンツ・ズボン、すべてビショビショ。みんな登山用だから、宿に着くころには乾いているだろう。

大三島へ向かい多々羅大橋を渡る。

塔の先端。音叉の形をしている。
生口島の宿のご主人が、この橋の塔は音叉の形をしているから、塔の下で手をたたくと響くんだよ。叩いて音を出すものも置いてあるから叩いてごらん。と教えてくれたのだが、、、

原付専用道路には何もなし。
手をたたいてみたのだが、車の音がうるさくて響いているのかわからない。

※と、ここまで書いて調べてみた。「多々羅 啼き龍」と呼ばれるらしい。自転車&徒歩専用道には木製のバチが置いてあり、それを叩くと良く反響するらしい。原付専用道には何もなし。残念!

仕方がないから、橋の中央にゆっくりと進む。
同じ宿のご主人が、橋の真ん中に県境の表示があるよ、と教えてくれたので、それを探しながら歩く速さで進むと、、、

「多々羅大橋中央」の表示。他には何もなし。

反対側、自転車&徒歩専用道をよく見ると、青い標識が見える。

カメラを最大望遠にして撮影。確かに県境の標識だ。
もっと近くで見たかったのに。残念!
やっぱり、しまなみ海道は自転車がいいのか。

1400 大三島の道の駅 多々羅しまなみ公園に着く。

遅い昼食はこれ。
昨日買って食べきれなかったお蕎麦と茶碗蒸し。
今日、はっさく屋で追加で買った「まるごとみかん大福」
宿で氷を作って保冷バックに入れてきた。食べることに抜かりはない。

1420 時間がない。どうしても一周したいので、大福は食べずに出発。夜、ゆっくり味わって食べよう。

海の見える小高い道が続く。気分は爽快。

岬の先端を回る細い道に入る。

笹が道に覆いかぶさる。走る人が少ないのか、台風の影響なのか。

島を走るときは『しまなみ島走Map』という詳細な地図を折りたたんで、ウィンドスクリーンに挟んでいる。目的地を地図で選び、Googleマップに設定するという使い方。
Mapについての詳細は「■本日のデータ」に書きました。

島の南西部、宗方港付近。三ッ子島が見える。

蜜柑の中を走る。

海岸にはシラサギとアオサギ。

港の外れの寂しい風景。観光地ではない、こういう風景が好き。

小さい船の昇降装置かな。

(たぶん)アワビの養殖場。

アワビに見える。牡蠣じゃない。

正体不明の装置その1

正体不明の装置その2

正体不明の装置その3

砂浜の向こうは「伯方の塩」大三島工場。
伯方の塩とはいうものの、原材料はメキシコとオーストラリアから輸入している。
原材料も製造(※1)も伯方ではなくても「伯方の塩」と呼んでいいのだ(※2)
※1:工場は伯方島にもある。
※2:伯方の塩のホームページに詳しく書いてある。

大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)への参道入口。
集落をゆっくり走っていたら、たまたまここに出た。
ずいぶんさびれた通りだ。面白そう。

本気で見るなら相棒バイクは入口に置くが、ざっと見るだけのつもりだったので乗ったまま歩く速さで参道を進む。

シャッターの閉まった無人のような家。

廃屋のような家々。

荒れ果てた家が並ぶ。

と、道の反対側にはこんなカフェが。
とっても違和感! なに、ここ?

さらに進むと大三島のポスターだけがズラリ。
この家はなに?

違和感だらけで参道を抜けると、、、

大三島美術館。
何か変だ。このさびれた感じ。

ボロボロに剥げ落ちた看板。手入れしてないの???

作品も作者もまったく知らない。

入館時刻を過ぎていたので、外から覗き込む。
がらんどうの空間が広がる。展示スペースは左手の一部のようだ。
この大きな建物を作った意味がわからない。

参道方向に戻りかけるとこんな案内板を発見。

どうやら参道脇の古い建物群は歴史的価値があるものらしい。
あえて保存してある、ということらしい。

そうと知っていたら、もっとよく見たのに。
ということで、引き返してもう一度。

案内板に説明はないが、それなりの歴史がありそう。京風のデザインがいい。

スナック純。旧伊予銀行。
銀行がスナックとは、、、

鶴姫堂。
詳細不明。

村上井盛堂(和菓子)
ここは商売をしているようだ。案内板に赤い文字で書かれていた。

KOBAN(大三島駐在所)
建物は(たぶん)新しい。それっぽくデザインしてある。

石田の風呂屋。
うしろの煙突が風呂屋の名残り、と案内板にある。写真に写っていないのが残念。

鈴木薬舗。
築百数十年。参道沿いで最も古い建物。

鈴木薬舗に続く建物の窓。
青く見えるのは何だろう? 風雨よけに青い波板を貼ってあるようだ。
ガラスの欠けた個所から青い波板の欠けが見える。

せっかくなので、相棒バイクと記念撮影。
斜めになった赤いコーン、錆びた飲料水ケース、脇役もそのままなのが廃屋マニアには堪らない。

だいぶ遅くなってしまった。とにかく一周できるよう先を急ごう。

海へダイブするような道を走る。
向こうに見えるのは大久野島(おおくのしま)

残りは海沿いの道をガンガン走り、大三島一周を達成。
大三島の海岸沿いの道は快適で、自転車で走るにはいいところ。
アップダウンもあるにはあるが、フラットなコースが多く楽しめる島だ。

今日は、また生口島の宿に泊まる。ご主人、また来たの、って言うだろうなあ。

1900 スーパーで買い物をしたあと宿に到着。ご主人、生口島が好きなんだね、だって。

■本日の食レポ

宿で「まるごとみかん大福」を食べる。
蜜柑だけなので味が単調。お店で食べた2種類の方がおススメ。

■本日のマニアック
茶臼山城跡。観光地としてはマニアック。あまりオススメはしない。
大山祇神社の参道周辺の建物群。廃屋・廃墟好きにはオススメ。

■本日のデータ
はっさく屋:はっさく大福は10月~5月。1~2月が旬。200円~250円。
多々羅大橋:県境の標識、共鳴用のバチがあるのは自転車&歩行者専用道路のみ。原付には冷たい。通行料100円。

『しまなみ島走Map』
2017年5月 第2版 A判シート・縮尺1/2.5万・7枚セット 880円(税込)
「島走」は「とうそう」と読む。おそらく「逃走」か「闘争」のゴロ合わせ。解釈はお好きなように。

島ごとに一枚の大きなマップになっている。広げると島全体が見えるのは便利。
バイクのスクリーンに挟むときは、必要なところが見えるように折り畳む。
細かい情報が載っているが、制作者の主観で取捨選択している傾向が強い。
関心がないところは完全にスルー。 大山祇神社参道周辺の家屋群はその典型。「大山祇神社参道 」の名称さえ記載されていない。

『しまなみ島走BOOK』改訂版Ⅴ
2020年2月 A5版 144項 1,540円(税込)

島のガイドブック。Mapと併用している。小さくて薄いので持ち運びに便利。
サイクリストが実際に走った情報を基にしているので細かい情報が多い。
こちらも制作者の主観が強い。 大山祇神社参道周辺の家屋群については記載なし。

■本日の宿
生口島。2日前(8月9日)に泊った宿と同じ。