2019/4/12 南と東の海岸を走る、あちこちでトライアスロン準備中(D145)

今日もレンタルバイクで宮古島を走る。

昨日は、西側と北側を走り、伊良部島と池間島へ行った。
今日は、南側と東側を走り、来間島へも行こう。

明後日14日(日)は、宮古島トライアスロンだ。
選手も続々と到着しているし、準備も着々と整いつつある。

ネットで調べたら、スイム(3kmの遠泳)のスタートが、宮古島東急ホテル&リゾーツ前の海岸(与那覇前浜)になっている。
開会式などイベントの会場もここだ。

じゃあ、まず宮古島東急ホテル&リゾーツに行ってみよう。

ホテルの建物を通り抜け、海岸へ向かう。

建物から庭に出たところ。
左斜め方向にちょっと歩けば海岸だ。

海岸へ向かう小路で見つけた花と蝶。

花も蝶もリゾートホテル調。

海があるのにプールもある。いつも不思議に思うのだが、、、

すぐに海岸。
もちろんホテルの所有物ではないので、誰が使おうと自由。
ここでトライアスロンの最初の種目、スイムが7時にスタートする。

泳ぐ選手たち。二人とも女性。たぶんアラフォー。元気だね。
この人たちのグループに62歳の男性もいた。
浜辺でしばらくお話。
出場者数1700人。倍率2倍ぐらい。宮古島は人気だそう。
1700人に選ばれるには実績が重要らしい。
女性たちはX回目でやっと、とか言っていた。

海岸から戻って、ホテルのロビーで見つけたバイク(自転車)
ものすごく高そう。ン十万円は当たり前、100万円超もあるらしい。
もちろん見ただけでわかるはずもない。

※トライアスロン関係者は自転車(bicycle)のことをバイクという。原動機付自転車もバイクなので紛らわしい。トライアスロンでは、速い人は時速40kmぐらい出すので、(エンジン付)バイクより速いかも。

さて、来間島(くりまじま)に行こう。

左は来間大橋。向こうは来間島。

橋を渡る。

橋を渡ったところにある小さな港。
カタマラン(双胴船)が鎮座している。
右端にちょっと見えるのが来間島。

港脇の海岸から宮古島東急ホテル&リゾーツを望む。

では、来間島散策開始。
まず、展望台に行ってみよう。

途中の交差点から右手を見たときの風景。
樹木の間から見える海は感動もの。
何でもそうだが、チラッと見えるというのはいいね。

展望台に到着。

一番上(3階)からの風景。
あれが来間大橋。

リゾートホテルの方角。
海が綺麗だ。

カメラを最大の望遠(720mm)にして撮影。
このくらい写れば、スタートはここから撮るのがいいかも。
1700人が海になだれ込むのは壮観だろう。

さあ、先を急ごう。

インギャーマリンガーデン。
まずもって「インギャー」の意味がわからない。
なぜこの名を付けた? 書いてないし。

ガーデンの入り江で潜る人たち。
展望台が見える。橋を渡れば行けそうだ。

経験者の男性と未経験者の女性。もちろんダイビングの話。
橋の上から撮影。

展望台の登り口に着く。頭に穴が開いた牛がいる。
宮古牛(みやこぎゅう)? 
なぜここに? なぜ穴が開いたまま? 疑問は尽きない。

展望台からの風景。

魚ではない。潜る人たち。

展望台東側の風景。
海底の岩礁が独特の模様を創り出す。

5km、10分ほど走ると、、、


宮古島には沖縄電力のメガソーラー実証研究設備がある。
それを見ることできる展望台らしい。
行ってみよう。

ソーラーパネルがド~ンと設置されている。
風力発電の風車も2機。比較対照か。

展望台に設置された説明書き。
かなり詳しい。写真は割愛。

説明書きのわきにあるオブジェ。
足も一緒に撮ってみた。歩くのもエコ。

保良泉(ぼらが)ビーチ。
バイクを停めて海岸まで歩く。

ハイビスカスがお出迎え。

離岸流注意!! の看板。
沖に流されたら戻るのは難しい。

何かを探す女性。星の砂とか?
あの変わった形の岩からこちらが遊泳区域。

東平安名崎(ひがしへんなざき)に向かう。
ここには灯台がある。

細く突き出した岬を歩き、灯台に向かう。

東海岸の風景。
自分の影が映る風景、を撮る自分。

影の周囲が黄色いのもいいね。
後光が射しているようだ。
と、一人悦に入る。

灯台までの道には白百合が群生。

白百合に囲まれる灯台。

灯台到着。1630の終了時刻を10分ほど過ぎていたが、係員さんのご厚意で登れることに。

入場料200円を払って階段を登り始める。
97段あるそうだ。

あと10段! もう少し

到着。

灯台からの風景。

反対側。

陽がだいぶ傾いた。
新城海岸(あらぐすくかいがん)の様子を見て宿に帰ろう。

海岸に着く。

人の気配がない。みな帰ったか。

用具を借りればツアーに参加しなくてもシュノーケリングができるようだ。

ウェットスーツを含めると一式で3000円。
絶妙な価格設定。

綺麗なお魚さんがいることをアピール。
明日、天気が良ければここでシュノーケリングをしよう、という気になってきた。

【本日のトライアスロン準備状況】

歓迎の門、設置完了。

リゾートホテルのテント、準備完了。

灯台のテント、準備完了。

バイクの走行地点表示、準備完了。

バイクの注意標識、準備完了。

十字路では追い越しちゃダメよ、の標識、準備完了。

カーブだけど追い越してもいいよ、の標識、準備完了。
リーンしたバイクの目線で撮ってみた。
ここで追い抜いたら気持ちよさそう。

【本日の写真展:応援パワーは全開だ】

いい家族だ。1587はたぶんゼッケン番号。

勝美くん、まゆちゃんがチュッ♡だって! いいなあ。

勝美くん、3班の星だって。すごいね。

それぞれの応援、それぞれに個性的。

トライアスロンに出場できるってすごいなあ。
尊敬します!

【本日のマニアック】

岩陰でじっと主人を待つ姿がいじらしい。

7月20日(金)48日め 宗谷丘陵を経て宗谷岬へ

次の目的地は知床。できれば羅臼岳に登りたい。ここも百名山の一つだ。

羅臼岳は、行程が長い(登山地図では片道6時間)、雲がかかっていることが多い、ヒグマが出る、などの理由で、登山初心者が1人ではリスクが高いかもしれない。まあ、とりあえず行くだけ行って、現地で考えよう。

ということで、宗谷岬に立ち寄ったあと、太平洋側の海岸線を南下することにした。

宗谷岬に向かう途中で、こんな看板が目に飛び込んできた。

メガソーラーか。話には聞いていたが実物を見たことはない。

よし、見てみよう。

ということで全体が見渡せる場所を探しながら走る。

全体はほぼこんな感じ。敷地は広く、写真の左右にも続いている。

1枚のパネルがデカい。鉄条網が上端で2mぐらいの高さなので、それから推測するとパネルの短辺が5mぐらいか。長編は4倍として20m、5倍だと25mということになる。うちの近所にある、畳20枚ぐらいのとは規模が違う。

宗谷岬に近づくと陸側が丘陵地帯になる。丘陵には発電の風車が立ち並んでいるらしいので行ってみることに。

宗谷丘陵の入り口。

「宗谷丘陵周氷河地形」とある。周氷河地形は地中の水分が凍ったり溶けたりを繰り返してできる地形で、山の部分も谷の部分も緩やかなカーブを描くことが特徴だ。

で、こんな感じ。穏やかな起伏が続いている。

少し走ると風車が立ち並ぶエリアに出る。

入り口の看板にあった宗谷岬ウインドファームの風車だ。57基の風車がある。

風車を過ぎると牧場に出る。宗谷岬肉牛牧場だ。「宗谷黒牛」が飼育されている。

う~む、だんだんテレビレポーターっぽくなってきた。

写真左手前は牛の水飲み場。右上に小さく黒牛が1頭。

写真を撮っていたら上にいた黒牛が近づいてきた。

水を飲んだあと、こっちを向いて長い舌でペロリ。耳に付いているのは個体管理用のタグだ。

たくさんの黒牛がいるが、風が強いので皆しゃがんで(寝そべって? 伏せて?)いる。

風がメチャクチャ強い。油断をすると相棒のバイクごと吹き飛ばされそうになる。こうでなければ風力発電はできない。

丘陵から宗谷岬に出る道を進むと、宗谷岬公園が見えてくる。

公園にある「あけぼの像」。左下に小さく「日本最北端の地の碑」が見える。

あけぼの像は北海道の酪農の夜明けを象徴しているという説明がある。畑作から酪農に転換するのは並大抵の苦労ではなかったろう。

上は公園内の公式な建造物の案内図。いろいろな碑や鐘や台や楼がある。

そこには記載がない建物がこれ ↓

間宮堂。ホタテラーメンで有名な店だ。

芸能人が多く訪れている。まあ、テレビ的には絶好の対象だ。

ホタテラーメン(塩)(普通盛り)

フツーに美味しい。グルメレポートはしない方針なので、以上。

間宮堂って間宮林蔵から取ったんですか? と尋ねたら、いいや間宮海峡から取ったの、という答えだった。

間宮林蔵が見つけたから間宮海峡なのだから、元は間宮林蔵だろうと思うが、
間宮林蔵→間宮堂、と
間宮林蔵→間宮海峡→間宮堂、とは違う、ということですね。

ちなみに間宮海峡の位置はここ ↓ 写真の左上。

「日本最北端の地の碑」と「間宮林蔵の立像」と相棒とのスリーショット。

間宮林蔵は間宮海峡の発見者として有名だが、実は江戸幕府の御庭番(おにわばん、政治の陰で動く忍者)でもあった。漫画『新・子連れ狼』では、大五郎の敵として間宮林蔵が登場する。像を見ながら漫画に登場する間宮林蔵を思い出して楽しかった。

(注)新・子連れ狼は、父の拝 一刀(おがみ いっとう)が亡くなったあと、息子の拝 大五郎(おがみ だいごろう)が一人で生き抜いていく物語。面白い。大五郎が賢すぎるのが欠点か。

日本最北端の地の碑から右に20mほど歩くと「宗谷岬音楽碑」がある。

ボタン(写真右下)を押すと、スピーカー(写真左上)から歌と音楽が流れる。

流水とけて 春風吹いて
ハマナス咲いて かもめも啼いて

フォーク調のゆったりしたいい曲だ。歌っているダ・カーポもいいグループだ。「結婚するって本当ですか」も好きな曲だ。ちょっと切ない、キュンとなる曲。

さて先を急ごう。今日は紋別泊まり。180kmちょっとある。

と、その前に、ガソリンを入れなくては。まだガソリンは半分以上残っているのだが、どうしてもここで入れないといけない理由があるのだ。

それがこれ ↓

日本最北端給油証明書。のようなもの。

宗谷岬にきてこれを貰わなかったらライダーとして恥ずかしい。 と言われているとかいないとか。

風が強い。吹き流しは真横になってバタバタとはためいている。

相棒ごと吹き飛ばされないようにバランスを取りながら走る。走る。走る。

風車を横目で見ながら走る。走る。走る。

パーキングシェルター。ドライバーが一休みできる。特に冬は助かるだろう。

自販機、トイレ、電話がそろっている。

でも、こっちは休まずに走る。走る。走る。

一直線に伸びた道。北海道の道のイメージがこれだ。

牧草地に出る。

そこでは牧草を梱包する風景が。

円柱状の牧草を白いシートで巻き始めたところ。牧草の周囲を機械がグルグル回転してどんどん巻いていく。

グルグルと巻き続ける。牧草が見えなくなった。

巻き終わると白いシートが切断される。上がその瞬間。白い梱包の左側がパンッと跳ねているのが分かるだろうか。切断されたシートの端っこだ。

巻かれた牧草が地面にゴロンと投げ出され、機械は次の牧草へと向かう。

さて、こっちは紋別へと向かおう。

乳牛がいる。強風対策なのか寝そべっているのが多い。手前の牛が、何だこいつ、という顔でずっとこちらを見ていた。写真を撮るとあわてて目をそらす。ちょっとシャイなやつ。

ベニヤ原生花園に立ち寄る。時間はないが、まあ、着くのが遅くなるだけだ。

ノハナショウブ(野花菖蒲)が見ごろ。栽培されている花菖蒲の原種だ。

群生している。

こちらはコウリンタンポポ(紅輪蒲公英)。ヨーロッパ原産の帰化植物。ということは元外来種? 長い時間が経つと帰化したとみなされるのだろうか?

出発しようとしたときにスクーターに乗ったライダーがやってきた。何となく話をしていると、なんと相棒カブのカスタムをお願いした岐阜のバイク店のすぐ近所だという。

オレもね、カブのカスタムの見積もりをとったことがあるの。頼まなかったんだけどね。クロスカブ風にしてるのか。ちょっと写真撮らせて。帰ったらバイク店に行って、こんな人と北海道で会ったよって話すから。覚えてるかな?

ということで、例によって記念撮影の2+2ショット。バイク店のご主人とおねーさんによろしくね。きっと覚えていると思うよ。

さあ、急がねば。

そろそろ紋別、というあたりでこんな光景が。ここまで来ればもう余裕だ。写真撮っておこう。

刈った牧草を、機械の後ろの回転する爪状のもので集めて、山脈状にしている。

正面から見たところ。機械に向かって右側に牧草が集められているのがわかる。

集めた牧草をグリーンの箱が飲み込んでいく。黄色い部分が飲み込み口だ。

一杯になると、パカっと開いて丸めた牧草を地面に落とす。なるほど。

今日は「牧草の束ができるまで」を学べてよかった。学ぶ順序は実際とは逆だったけどね。

【本日のデータ】

ホタテラーメン(塩、普通盛り):900円(税込)

日本最北端給油証明書(のようなもの)+ ガソリン1.6L:251円(税込)