2021/10/23 世界遺産 闘鶏神社を観て、とれとれ市場南紀白浜で肴を買う(D342)

0630 起床。
今後の計画立案、宿の手配。
アドベンチャーワールドの「バックヤードツアー(サファリワールド)」という有料オプションを予約。

0830 荷物のパッキング組み替え。
0950 バイクに積み込み。

1030 闘鶏(とうけい)神社に向かう。5分で到着。
バイクを停めると、ボランティアのガイドさんが案内しましょうか?と声を掛けてくださる。ぜひぜひ、ということで案内をしていただく。

鳥居をくぐる。

この手水舎(てみずや)は伊勢神宮の遷宮(せんぐう)のときに古いものをいただいたものだそう。
おさがりというと言葉は悪いが、伊勢神宮の一部を引き継ぐのは名誉なことなのだろう。

社殿の前で記念撮影をする人たち。
地元の人たちに愛されていることが伝わってくる。

社殿の中では神主さんが祈祷中。
七五三のお祝いのようだ。神主さんの真後ろに3歳くらいの着物を着た女の子がチラッと見えた。

後ろの社殿は修復中。
ガイドさんの話では、修復には来年の半ばまでかかるらしい。

弁慶とお父さんの湛増(かんぞう)

弁慶のお父さんは熊野水軍の統率者だった、とある。
壇ノ浦の源平戦のとき、源氏に味方するよう息子の弁慶から頼まれたお父さんは、白と赤それぞれ7羽の鶏を戦わせて神意を確かめた、とある。
だから、闘鶏神社なんですね。なるほど、ガッテン。

社務所の中には遺品が飾られている。

弁慶のお父さんが持っていた鐡扇(てっせん)
鐡扇は鉄製の扇(おうぎ)
「鐡」は「くろがね」とも読むが、確かに黒い(笑)
このような所持品が残っていること自体がすごい。

同じくお父さん着用の鉄烏帽子(てつえぼし)
烏帽子は、平安時代以降、和装礼服を着るときに、成人男性が被る帽子のこと。
普通は和紙製だが、これは鉄製だから鉄烏帽子。
鉄烏帽子は、日本中でこれだけかもしれない。未調査。
なぜ、鉄かというと、私は戦う人だ、というアピール。だと思う。本人には未確認。

武蔵坊弁慶 産湯(うぶゆ)の釜。
ここに赤ちゃんを入れたわけではない。お湯を沸かした釜ということ。

源義経公 御奉納 白瀧横笛一管
上から、横笛、横笛を入れる筒、筒を入れる布袋、(左下に少し見えるのが)それらすべてを入れる桐箱。笛が三重に守られることになる。

外へ出ると、神主さんがツアー団体客にご説明中。

身振り手振りでの熱弁。この神社に対する愛情を感じる。

境内にある大木。幹が割れ穴が開いている。雷が落ちたのだそう。写真ではわかりにくいかも。残った枝がしっかり生きているのがすごい。

1140 田辺市の西端の岬、天神崎に向かう。

途中、お寿司のお弁当専門店で、さんま寿司(530円)を買う。この一帯の郷土料理だ。昨日、紀伊勝浦で買おうと思ったがお店が閉まっていて変えなかった。まさか、田辺市で買えるとは。嬉しい。

1200 天神崎に到着。

大鼻と呼ばれるあたり。
海岸に平らな岩が続く。釣とスキューバダイビングの人たちが多い。

こちらにもスキューバダイビングの道具が。

スキューバダイビングスクール実施中。
はい、じゃあ、潜るよ。

潜りました。
海面には吐き出した空気の泡だけが見えている。
左手の人は観察&レスキュー係だと思う。ずっと潜らずに、潜った二人をこうして見守っていた。

1230 海を眺めながら、さんま寿司をいただく。

どうですか。美味しそうでしょ。

鯖寿司と同じように、酢で〆(しめ)てある。
鯖寿司ほどの厚みはないが、さんま独特の味でとても美味しい。
小骨がまったくない。とても手間をかけている気がする。
こちらへ来たら、ぜひご賞味あれ。
那智勝浦駅のお店では、さんま寿司定食が2,750円。それと比べとってもリーズナブルなお値段。
半分だけ食べようと思ったが、あまりに美味しくて止まらず、全部食べてしまった。

さんま寿司のあとは、熊野古道のお水を飲む。これが正しい流儀(笑)

1300 天神崎を出発、白浜に向かう。

トンビを発見。ピーヒョロロ、という鳴き方して間違いない。
いいね、猛禽類。ゆうゆうと飛ぶ姿を見ると尊敬してしまう。
生まれ変わるなら猛禽類がいいなぁ。

1330 とれとれ市場 南紀白浜に立ち寄る。

派手な入口。いいね。

たくさんのお店とお客さんで大賑わい。活気があっていいね。

目に付いたのは鯨肉のお店。入口からすぐのところにある。

すごい種類の鯨肉が並ぶ。

クジラの部位と名前の説明図。こんなにたくさんの種類があるとはビックリ。

クジラの尾羽の部位。別名「オバケ」
尾(お)と羽(は or け)のゴロ合わせ。

うねす。漢字では「畝須」
鯨の下顎から腹にかけてある縦筋の部分。よく見ると上半分が赤く、下半分が白い。
筋肉と脂身の境界線の部分。刺身用は若いミンク鯨に限られ、希少部位らしい。
680円なら安いかも。そもそも他では手に入らない気がする。

写真は本マグロの頭。
頭の骨をこそげ落として中落ちを作っていた。
パックされて出てきたので、即ゲット。970円。

こちらは、酒の肴に買ったものいろいろ。
上の左から、サーモンユッケ風、いかさし明太。
下の左から、黄金かれい縁側ユッケ風、いか軟骨チャンジャ、(ラベルはないが)鮭の麹漬け。私には珍しいものばかり。
一つ350円だが賞味期限が近いので100円(上段)と150円(下段)。
1,750円が何とたったの650円。いつも倹約精神(貧乏根性とも言う)にあふれる私でした(笑)

1430 宿に到着。洗濯、お酒の買い出し、お風呂、洗濯物干し。

1800 夕食。とれとれ市場で買ったものを食べる。う~、楽しみ。

本マグロの頭(かしら)の中落ち。
ほんのり甘くて何とも言えない美味しさです。

サーモンユッケ風(左)、いかさし明太(右)
どちらもレタスに巻いて食べる。シャキシャキ感とサッパリ感が加わって美味しい。

2030 選択が終ったので部屋に干す。

ほぼ2週間分の衣類を洗ったので部屋のあらゆるところに干す。
ここに3連泊なので十分に乾くだろう。

2300 食べ飲みしながら書いていたブログが終了、公開。めでたしめでたし。

■本日のお酒

純米酒 黒牛(くろうし) 
名手酒造店 和歌山県海南市の酒蔵
すっきりした中にもほんのりと美味しく、とれとれ市場で買った肴と相性が抜群です。

■本日のデータ
とれとれ市場 南紀白浜では、一般的には入手しにくいものが多数。
安くはないが妥当な値段。

■本日の宿
白浜に近い民宿。洗濯機の使用が無料。いい宿だ。
ジープのタイヤは4階のエレベーター前に飾ってあるし、モーターパラグライダーは、受付の上に鎮座している。
ご主人にそのことを話したら、どちらも自分のもの。4階のは乗っていたジープのタイヤで、モーターパラグライダーは自分の使っているもの。面白いご主人だ。

2021/10/18 熊野古道 中辺路を歩く 1日目 滝尻王子から継桜王子へ(D337)

※最終更新 10/18 23:50 夕食後の記念写真を追加

今日は、いよいよ熊野古道 中辺路(なかへじ)歩きの1日目。
バスで滝尻王子(たきじりおうじ)まで行き、そこから歩いて継桜王子(つぎざくらおうじ)まで歩く。
歩くのは、16.9キロ、9時間20分。と、熊野古道マップの情報。

歩くのは、赤線で囲んだあたり。

詳細マップ。気になる人は、ダウンロードして拡大して見てください。

0500 起床。朝食。

0550 宿を出る。

0616 バス出発。

0652 滝尻王子到着。

0710 滝尻王子出発。いよいよ歩き始める。

すでに電波がだいぶ弱いので、このあとの更新は難しいかも。集落で電波が強くなったら更新します。

いきなり急坂。これが1時間続くらしい。

胎内くぐり、と言われる場所。女性がくぐると安産のご利益あり。

0737 不寝王子(ねずおうじ)

急な山道は続く。

0813 ぴったり1時間で、なだらかな道になった。

0823 滝尻王子から、1.5キロ

車道と並行して歩くところもあります。

0850 針地蔵尊

高原地区に入る。高原集落からの眺め。

木工所がある。

0920 高原霧の里無料休憩所へ着く。ここで一休み。おにぎりを食べる。

棚田とおにぎり。

スマホのバッテリーがもう56%になってしまった。更新頻度を少なくします。

高原エリアを出たところの警告。

杉林の中を歩く。写真に写る人は私を追い抜いて行った人。私よりも年配の方。健脚ですね。

杉林の中を延々とただひたすら登る。

1030 足の筋肉がヒクヒクし始めた。コムレケア(芍薬甘草湯)を飲む。

1042 大門王子(だいもんおうじ)到着。

1116 十丈王子(じゅうじょうおうじ)到着。

トイレ休憩。

中辺路には、このような番号表示が0.5キロごとに立っている。熊野古道マップにも番号が表示されているので自分の位置がわかる。

1305 大坂本王子(おおさかもとおうじ)到着。

1325 道の駅 熊野古道中辺路に到着。

スマホのバッテリーが31%になってしまった。宿に着くまでブログの更新はやめよう。

きつね蕎麦を食べる。とろろ昆布が入っていて美味しい。

1355 道の駅発。

1415 牛馬童子像に到着。道の駅から一緒に歩いてきたお姉さまたちと記念写真を撮りっこ。

私の前にいる牛と馬に乗った方が牛馬童子。

しばらく歩くと近露の集落が見えてきた。

1435 近露王子(ちかつゆおうじ)到着。

1620 比曽原王子(ひそはらおうじ)到着。途中で道を間違えて40分ほどロスをした。

王子は神を祀る祠(ほこら)のことだが祠が存在しない場合は「跡」になる。ここもそう。

1645 継桜王子(つぎざくらおうじ)に到着。

石段を登ると祠がありそうだ。登ってみよう。

継桜王子の祠。

1650 民宿つぎ桜に到着。

宿のご夫婦に暖かく迎えていただいた。

これは夕食のごく一部。とても美味しくて食べるのに夢中で写真を撮り忘れました。

宿泊客、宿のご夫婦と楽しい会話で大盛り上がり。

みなさんにお願いして記念写真を撮らせていただいた。ありがとうございました。

疲れたのとお酒の酔いでダウンです。お休みなさい。

2021/10/17 熊野古道歩きの準備(D336)

※最終更新 10/17 23:01

明日から熊野古道を歩くので、今日はその準備だ。
早く終われば、世界遺産の鬪雞神社(とうけいじんじゃ)に行ってみたい。

今日のブログは、スマホとPCを使い分けて、随時更新することにする。
スマホは、ふだんはiPhone7を使っているのだが、予備として持ってきた iPhone6も使ってブログ更新をしてみる予定。宿に着く前に1台目のバッテリーがなくなっても2台目で更新ができるだろう。

さっそくここからiPhone6で更新。

0900 紀伊田辺駅の観光センターに行く。宿から徒歩5分。

世界遺産 鬪雞神社をアピール。駅から神社までは徒歩5分。

観光センターで資料をいただき、いろいろ教えていただく。とても親切な方たちだった。ありがとうございました。

駅前通りのアーケード。
歩道の上に張り出した屋根はあるのに、車道側に柱がない。
明るく開放感あり、じゃまな柱がないので歩きやすい。
さらに素晴らしいのは、空中を走る電線がない。
地中化しているのかと思いきや、、、

アーケードの屋根の上に電線を集約している。
おおっ、素晴らしい発想!

ところどころに写真上部のような機器が設置されている。
おそらく電気関係のトランス類。
京都ではこれが歩道にあり、とても邪魔になっていた。ここではそれがない。
素晴らしい。

パンが美味しそうだったので、2つほど買って宿に戻る。

ここからPCでの入力に切り替えました。
PCのキーボード入力だと10倍ほど早い。画面が大きいから作業しやすいし。

では、熊野古道を歩くための資料をご紹介。

バイクに積んで持ってきた書籍2冊と登山マップ。
かさばるし重いので、これらを持って歩くかどうかは検討中。
必要なページだけ切り離して持っていく手もあるが、、、

以下は、観光センターでいただいた資料。

熊野古道めぐり地図帳。
以前にネットで調べて存在は知っていた。欲しかったものの一つ。

熊野古道のうち、四角で囲われたエリア(中辺路・小雲取越・大雲取越)のマップが載っている。全24ページ。

このような詳細なマップだ。

本宮とその周辺の詳細マップ。

バスの時刻表。
黄色いのが中辺路を走る路線。途中で歩けなくなったとき、どこから何時のバスに乗れるかはとても重要。
真ん中の白いのが本宮と近くの温泉を結ぶ路線。宿は温泉にある。
右の白いのが、本宮と新宮市(熊野速玉大社がある)を結ぶバス。
これらの時刻表は必須だ。

必要だと考えていたものは、観光センターで全て入手できた。
これらがあれば、何とかなるだろう。

さあ、これから計画立案と宿の手配だ。
1日目の宿は継桜王子に予約済み。
2日目の宿をどの温泉にするかを決めて予約する。
3日目の宿は新宮市。これも今日予約する。
4日目の宿は熊野那智大社に近い那智勝浦あたり。これも今日予約する。
5日目は紀伊田辺に戻るか、どこかに寄り道するか。新宮市・那智勝浦あたりまで行ってから考えるのでもいいかも。

スケジュール決定。宿も確保。
持ち物のチョイスと荷造りを始める。

リュックに詰めて、持っていくもの。
左から、ウィンドブレーカー、薄いセーター、レインウェア、傘、ウェストポーチ、飴、防水袋、汗拭きタオル、登山手袋、タオル、登山ライト、非常食、歯ブラシ、ビニール袋、携帯トイレ、耳栓、アイマスク、日常薬、非常薬、カメラ、カメラ用バッテリー、自撮り棒、ミニ三脚、予備スマホ、メガネケース、登山用サイフ、日常サイフ、予備マスク、マップ、バス時刻表、充電ケーブル、バッテリー充電器、(写っていないが)常用スマホ。
これでリュックはパンパン。あとでお握りなどの食料を追加する。

2000 いろいろ準備し、不要なものはバイクに戻し、やっと作業が完了。
どうにか大河ドラマ「晴天を衝け」に間に合った(笑)
世界遺産の鬪雞神社(とうけいじんじゃ) へ行く時間がなかった。戻ってから行こう。

2100 おやすみなさい。明日は5時前に起きます。

と書いたあと、3日先までブログの下書きをして、寝るのは今23時。睡眠6時間だが頑張って起きよう。

■本日のデータ
略。

■本日の宿
昨日と同じ。2泊目。