2021/10/28 志摩の展望台巡り&サンセットクルーズ(D347)

※2021.10.30「真珠貝」を「アオサ」に訂正。

今日は志摩へ行く。
賢島に宿を取ったので、ここ紀北町からは80キロ、2時間ほど。
余裕があるので、行く途中では志摩の展望台巡りをしよう。

0930 宿を出発。

1025  南島大橋。あまりに海が綺麗なのでバイクを停めて撮影。

南島大橋からの風景。透き通った海が印象的。

反対側。視界が広がる。海が綺麗だ。

1035 橋を渡るとすぐ中ノ磯展望台の下に着く。道端にバイクを停め、階段を登る。

中ノ磯展望台からの風景。

海の色が綺麗だなあ、と見ていると、ボートが猛スピードで駆け抜けて、、、

あっと言う間に、遠ざかっていった。

1130 南海展望公園の駐車場に着く。

思ったより長い石段が続く。想定外。

10分ほど石段を登り、やっと 南海展望公園に到着。

何やら大きなお尻の像がある。グラマーな女性?と思ったら、、、

単なるデブのオジサン。セーラー服を着てるし、、、
何の説明書きもない。これは何? なぜここに?
世の中にはわけのわからないものが多い。

気を取り直して、海を眺めよう。

海に光が反射して独特の風景。

複雑に突き出した岬は志摩独特の風景だ。

相棒バイクに戻り、次の展望台を目指す。
30分ほど走ると、、、

何かの養殖。たぶん牡蠣。手前の海中に貝殻がたくさん沈んでいる。

さらに40分ほど走ると、、、

ここでも何かの養殖。たぶん真珠貝。志摩・鳥羽あたりはミキモトパールで有名だ。
これはアオサの養殖。網が張ってあるのが見えるが、この網にアオサが繁殖する。
(と、後日、賢島の宿のご主人に教えていただいたので、訂正しました)

1400 登茂山展望台に到着。

展望個所までバイクで行けたので、志摩の島々と記念撮影。

遠く賢島のホテルが見える。
中央やや左の一番目立つホテルは、2016年G7サミットのとき安倍首相が泊まったホテル。

ここから見える海は英虞湾(あごわん)と言う。面白い表記だ。
すぐ近くには阿児(あご)町がある。同じ「あご」だ。
元はこのあたり一帯が英虞郡(あごぐん)と呼ばれていたようだ。

宿に向かう途中、スーパーマーケットで買い物。
炙りさんま寿司なるものを見つけたので買ってみた。

1600 宿に到着。

チェックイン時、ご主人と雑談。
日本一周中だと話したら、じゃあ、アップグレード料金なしで、一番広い部屋に泊っていいよ。とおっしゃる。
やった~。ありがとうございます。いいご主人だ。

ベランダから眺める志摩の海。
海に面してベランダがあるのは、この部屋だけなのでは。ご主人に感謝。

英虞湾クルーズ船が戻ってきた。今日の最終クルーズ。

南洋の木とクルーズ船。デザインが合うね。

シャワーを浴び終わったとき内線電話が鳴る。出ると、ご主人から。

今からサンセットクルーズに行きませんか。無料でいいですから。

ホントですか。やった~。行きます行きます。

急いで服を着て、桟橋に駆けつける。

白い板の上を渡って船に向かう。

ご主人がお出迎え。
どうぞ。
ありがとうございま~す。

出発。

ご主人の解説を聴きながら、お客さんお二人と英虞湾を観て回る。

2016年のG7サミットは賢島で開かれた。そのときのことをご主人が解説。
会議はあそこのホテル、安倍首相が泊まったのはあのホテル。
なるほど、なるほど。

説明が終わると、ターンして次の場所に向かう。

猛スピードで走る。白波が夕陽に映える。

白いブイは真珠貝の養殖。

洋上に浮かぶ小さな白い小屋。
真珠に核を入れる作業をする小屋だ。海から上げた真珠貝に核を入れ、すぐ海に戻す。
真珠養殖の核入れ手術についてはここをタップ/クリック。

こちらにも。
コロナ禍で観光客が激減し、真珠業界は大打撃です、とご主人。
核入れ作業をやっていない小屋も多いそう。
小さな小屋に哀愁が漂う。

夕陽が沈む。サンセットタイム。

夕陽と記念撮影。ご主人に撮っていただく。
何から何まで、ありがとうございます。

桟橋に戻る。

桟橋の下が生け簀になっている。

宿の食事で使うそう。まさに活造り用。
今回は朝ごはん付きで泊ったが、次回は夕食も付けよう。新鮮で美味しそう。
次回があるのかって?
次回は、わが家の女王陛下をご案内します。それがこうして下見をしている臣下の役目ですから。

部屋からの風景。
夕食を食べながら(お酒も飲みながら)見る夕焼けは最高です。

■本日の夕食

志島さいら寿司。500円。
炙りさんま寿司です。さんまなので身は薄いが、さんま独特の旨味があって美味しい。
炙っていない生と比べると、さんまの特徴が強く出ている感じ。いつも食べるさんまに近い味。

■本日のデータ
志摩にはたくさんの展望台がある。展望台によって見える景色がかなり違う。
志摩に来たら展望台から眺めることを強く推奨。そうしないと来た価値がない。と思う。

■本日の宿
志摩の賢島。「プチホテル 賢島ハーバー」という宿。広い部屋にしていただいたり、サンセットクルーズに乗せていただいたり(どちらも無料!)、とても親切にしていただいた。

2021/10/23 世界遺産 闘鶏神社を観て、とれとれ市場南紀白浜で肴を買う(D342)

0630 起床。
今後の計画立案、宿の手配。
アドベンチャーワールドの「バックヤードツアー(サファリワールド)」という有料オプションを予約。

0830 荷物のパッキング組み替え。
0950 バイクに積み込み。

1030 闘鶏(とうけい)神社に向かう。5分で到着。
バイクを停めると、ボランティアのガイドさんが案内しましょうか?と声を掛けてくださる。ぜひぜひ、ということで案内をしていただく。

鳥居をくぐる。

この手水舎(てみずや)は伊勢神宮の遷宮(せんぐう)のときに古いものをいただいたものだそう。
おさがりというと言葉は悪いが、伊勢神宮の一部を引き継ぐのは名誉なことなのだろう。

社殿の前で記念撮影をする人たち。
地元の人たちに愛されていることが伝わってくる。

社殿の中では神主さんが祈祷中。
七五三のお祝いのようだ。神主さんの真後ろに3歳くらいの着物を着た女の子がチラッと見えた。

後ろの社殿は修復中。
ガイドさんの話では、修復には来年の半ばまでかかるらしい。

弁慶とお父さんの湛増(かんぞう)

弁慶のお父さんは熊野水軍の統率者だった、とある。
壇ノ浦の源平戦のとき、源氏に味方するよう息子の弁慶から頼まれたお父さんは、白と赤それぞれ7羽の鶏を戦わせて神意を確かめた、とある。
だから、闘鶏神社なんですね。なるほど、ガッテン。

社務所の中には遺品が飾られている。

弁慶のお父さんが持っていた鐡扇(てっせん)
鐡扇は鉄製の扇(おうぎ)
「鐡」は「くろがね」とも読むが、確かに黒い(笑)
このような所持品が残っていること自体がすごい。

同じくお父さん着用の鉄烏帽子(てつえぼし)
烏帽子は、平安時代以降、和装礼服を着るときに、成人男性が被る帽子のこと。
普通は和紙製だが、これは鉄製だから鉄烏帽子。
鉄烏帽子は、日本中でこれだけかもしれない。未調査。
なぜ、鉄かというと、私は戦う人だ、というアピール。だと思う。本人には未確認。

武蔵坊弁慶 産湯(うぶゆ)の釜。
ここに赤ちゃんを入れたわけではない。お湯を沸かした釜ということ。

源義経公 御奉納 白瀧横笛一管
上から、横笛、横笛を入れる筒、筒を入れる布袋、(左下に少し見えるのが)それらすべてを入れる桐箱。笛が三重に守られることになる。

外へ出ると、神主さんがツアー団体客にご説明中。

身振り手振りでの熱弁。この神社に対する愛情を感じる。

境内にある大木。幹が割れ穴が開いている。雷が落ちたのだそう。写真ではわかりにくいかも。残った枝がしっかり生きているのがすごい。

1140 田辺市の西端の岬、天神崎に向かう。

途中、お寿司のお弁当専門店で、さんま寿司(530円)を買う。この一帯の郷土料理だ。昨日、紀伊勝浦で買おうと思ったがお店が閉まっていて変えなかった。まさか、田辺市で買えるとは。嬉しい。

1200 天神崎に到着。

大鼻と呼ばれるあたり。
海岸に平らな岩が続く。釣とスキューバダイビングの人たちが多い。

こちらにもスキューバダイビングの道具が。

スキューバダイビングスクール実施中。
はい、じゃあ、潜るよ。

潜りました。
海面には吐き出した空気の泡だけが見えている。
左手の人は観察&レスキュー係だと思う。ずっと潜らずに、潜った二人をこうして見守っていた。

1230 海を眺めながら、さんま寿司をいただく。

どうですか。美味しそうでしょ。

鯖寿司と同じように、酢で〆(しめ)てある。
鯖寿司ほどの厚みはないが、さんま独特の味でとても美味しい。
小骨がまったくない。とても手間をかけている気がする。
こちらへ来たら、ぜひご賞味あれ。
那智勝浦駅のお店では、さんま寿司定食が2,750円。それと比べとってもリーズナブルなお値段。
半分だけ食べようと思ったが、あまりに美味しくて止まらず、全部食べてしまった。

さんま寿司のあとは、熊野古道のお水を飲む。これが正しい流儀(笑)

1300 天神崎を出発、白浜に向かう。

トンビを発見。ピーヒョロロ、という鳴き方して間違いない。
いいね、猛禽類。ゆうゆうと飛ぶ姿を見ると尊敬してしまう。
生まれ変わるなら猛禽類がいいなぁ。

1330 とれとれ市場 南紀白浜に立ち寄る。

派手な入口。いいね。

たくさんのお店とお客さんで大賑わい。活気があっていいね。

目に付いたのは鯨肉のお店。入口からすぐのところにある。

すごい種類の鯨肉が並ぶ。

クジラの部位と名前の説明図。こんなにたくさんの種類があるとはビックリ。

クジラの尾羽の部位。別名「オバケ」
尾(お)と羽(は or け)のゴロ合わせ。

うねす。漢字では「畝須」
鯨の下顎から腹にかけてある縦筋の部分。よく見ると上半分が赤く、下半分が白い。
筋肉と脂身の境界線の部分。刺身用は若いミンク鯨に限られ、希少部位らしい。
680円なら安いかも。そもそも他では手に入らない気がする。

写真は本マグロの頭。
頭の骨をこそげ落として中落ちを作っていた。
パックされて出てきたので、即ゲット。970円。

こちらは、酒の肴に買ったものいろいろ。
上の左から、サーモンユッケ風、いかさし明太。
下の左から、黄金かれい縁側ユッケ風、いか軟骨チャンジャ、(ラベルはないが)鮭の麹漬け。私には珍しいものばかり。
一つ350円だが賞味期限が近いので100円(上段)と150円(下段)。
1,750円が何とたったの650円。いつも倹約精神(貧乏根性とも言う)にあふれる私でした(笑)

1430 宿に到着。洗濯、お酒の買い出し、お風呂、洗濯物干し。

1800 夕食。とれとれ市場で買ったものを食べる。う~、楽しみ。

本マグロの頭(かしら)の中落ち。
ほんのり甘くて何とも言えない美味しさです。

サーモンユッケ風(左)、いかさし明太(右)
どちらもレタスに巻いて食べる。シャキシャキ感とサッパリ感が加わって美味しい。

2030 選択が終ったので部屋に干す。

ほぼ2週間分の衣類を洗ったので部屋のあらゆるところに干す。
ここに3連泊なので十分に乾くだろう。

2300 食べ飲みしながら書いていたブログが終了、公開。めでたしめでたし。

■本日のお酒

純米酒 黒牛(くろうし) 
名手酒造店 和歌山県海南市の酒蔵
すっきりした中にもほんのりと美味しく、とれとれ市場で買った肴と相性が抜群です。

■本日のデータ
とれとれ市場 南紀白浜では、一般的には入手しにくいものが多数。
安くはないが妥当な値段。

■本日の宿
白浜に近い民宿。洗濯機の使用が無料。いい宿だ。
ジープのタイヤは4階のエレベーター前に飾ってあるし、モーターパラグライダーは、受付の上に鎮座している。
ご主人にそのことを話したら、どちらも自分のもの。4階のは乗っていたジープのタイヤで、モーターパラグライダーは自分の使っているもの。面白いご主人だ。