8月5日(日)64日め ねぶた祭を観る

今日から3日間、青森で家族とねぶた祭を観る予定。相棒のカブは宿に預けて、青森までは電車だ。ルートは、大沼公園駅→新函館北斗駅→(新幹線)→新青森駅→青森駅。

家族が午前中に新青森駅に着くという連絡が入ったので大慌て。放浪者としては、こんな場合、家族より先に着いて接待しないといけないのだ。

なんとか家族が着く前に新青森駅に到着。

降車した新青森駅のホーム。

いったん新幹線の改札を出る。

家族が着くまでの間に、青森駅行きの時刻とホームを調べ、ホテルまでの道順を調べ、飲み物を用意し、歓迎の準備を整える。

そろそろ着くころだ。改札口を出たところで待っていると、改札口のすぐ内側でこんな風景が。

ねぶた祭に来たお客さんを歓迎する音楽を太鼓と笛で演奏し始めた。

あれ? オレのときはなかったぞ。きっと祭を観に来る人たちがこのあたりから増え始めるのだろう。来る時刻がちょっと早すぎたか。正面から写真を撮りたかった! 残念!

家族と2カ月ぶりに(感動の?)再会。

いったん宿に落ち着いたあと、ねぶた祭の拠点やコースをぶらぶらと散策。

拠点のエリアにある、アスパムという三角形をした建物に行ってみる。目立つのでランドマーク的存在のようだ。

入り口の外には露店?がずらっと。

空飛ぶイカ君。最上段のイカ君が猛烈な勢いで飛んでいた。

死んだあとも炎天下で空まで飛ばされるとは。イカ君もたいへんだ。動物保護が声高に叫ばれるが、イカ君の死体は保護しなくていいのか?

明るいうちからポジションのよい歩道が席取りで埋まり出す。歩道にアウトドア用のイスを置き、酒を飲み始めている人もいる。

なるほど。日よけパラソルがあるともっと快適だね。熱中症にならないようにね。

1910 ねぶた運行開始。

確かに迫力がある。

運行コースが四角形なので角で観ることにする。正面からも横からも見られるし、曲がるときにぐるっと一回り回転させるので360度から見られるのだ。

回転して観る角度が変わるにつれ、ねぶたの表情が変化するのが面白い。

猪はこう。

虎はこう。

死闘の様子はこう。

この変化は現場じゃないとわからない。

注目すべきは囃子方(はやしかた)。特に太鼓がいい。

大太鼓。3人の揃い方が絶品。

6つ~8つの太鼓が多い。色、並べ方、打ち手が台に乗るか歩くかなど、それぞれ特徴がある。

白基調。真ん中の2人だけ台に乗る。

赤基調。全員が台に乗る。女性が混ざり艶っぽい。左から2人めと4人め。

緑&白。2人が女性か? 妙に女性が目に留まるのはなぜ?

中央から右の4人が女性。

中央の太鼓が大きい。太鼓に書かれた「Asahi」の文字が消えている。歴史を感じる一場面。

紫軍団。8つの太鼓が迫力。

もう一つの注目は跳人(はねと)。文字どおり、跳ねる人だ。

跳ねる、跳ねる、跳ねる。

女性が跳ねる。

男も跳ねる。

美人のスッチーがお菓子を配る。観光客が群がる。ここからは手が届かない。残念!

園児がかわいい。

地元の大学生集団。お祭りの女性はみんな可愛いい。

2100 「終了」の放送が流れる。道を埋め尽くしていた人たちが、どんどん帰り始める。今夜の宴はこれでおしまい。

【本日のデータ】

ねぶた運行マップ

8月4日(土)63日め 青森へ2:登別から大沼公園へ

今日は登別から大沼公園に向かう。ここの宿に相棒を預けて、新幹線で青森に向かう予定だ。

登別から大沼公園までは180km、5時間ほどだ。早めについて荷物の整理をしよう。

09:30 宿を出発。

昨日と同様ガンガン走る。

写真に撮りたくなる風景がない。

しだいに天気が悪くなり、どんよりして寒くなってきた。

1300 寒いので暖かいものが食べたくなる。と、ラーメン店を発見し、久しぶりにラーメンを食べる。フツーに美味しい。まずいラーメンに出会ったことは人生で2回だけ。3回めにならなくてよかった。

1340 ラーメン屋を出るタイミングで雨が降り出す。あと1時間ほどだというのに残念。レインウェアを着て黙々と走る。

7月21日(土)49日め 雨の中、紋別から網走へ」で、陽水の「傘がない」を歌いながら走ったことを書いたら、「君にはヘルメットがある。大丈夫だよ」というコメントをいただいた。

こういうウィットに富んだコメント、大好き。

じゃあ今日は「明日がある」を歌いながら走ろう。

♪ もう来るころ、もう来るころ、今日も待ちぼうけ~
♪ 明日がある、明日がある、明日があるさ

♪ もう着くころ、もう着くころ、今日も雨が降る~
♪ 雨でもヘル、雨でもヘル、ヘルメエトがあるさ

1430 雨の中、大沼公園の宿に到着。

しまった。お弁当を買い忘れた。
素泊まりで予約していたんだっけ。スーパーかコンビニに買いに行かねば。

♪ もうなるころ、もうなるころ、今日も半額だ~
♪ 明日はない、明日はない、賞味期限切れ

【本日のデータ】

走行距離:185km

走行時間:4時間30分

平均速度:41km

8月3日(金)62日め 青森へ1:天人峡から登別へ

8月5日に家族と青森で合流し、ねぶた祭を観ることになっている。相棒は大沼公園のペンションに預けて新幹線で青森に行く予定だ。

今日と明日の2日間で天人峡から大沼公園まで移動すればよいので、中間あたりの登別に1泊することした。

登別までは約270km、7時間ほどかかる。まあ、9時30分に出れば16時30分には着く計算だ。

0930 天人峡を出発。

黄色い花の群生に心惹かれつつ通り過ぎ、

トラクターでの農作業を横目で見ながら、

北海道らしい、だだっ広い畑を眺めながら、ただひたすら走る。

天気が良いので爽快だ。気分は上々!

ヒマワリ畑。花が小さい種類のようだが、一面に咲くとインパクトがある。

1車線の道を大型トラックがビュンビュン飛ばして追い抜きにくる。ボーっとしていると風圧で弾き飛ばされそうになる。怖い。

常にバックミラーを見ながら、トラックが近づくと抜かれるタイミングを計りながら左に避ける。道路の状況を把握しながら上手に抜かれることがうまくなった。

上り坂でないときはトラックに抜かれないようガンガン走る。と言っても平地で70km/h、下り坂で80km/hがMAXだが。

70kmでガンガン走っているときに、パトカーが道の脇の草むらに隠れているのを発見。あっ、と思ったときにはパトカーの目の前をヒューンと通り過ぎていた。

しまった!と思いながらスピードを落としたが、追いかけてくる気配なし。

しばらく走って制限速度の標識は立っていないことに気づく。

ということは、法定最高速度の60km/hまでOKだ。10km/hオーバー程度は見逃すのが通例なので、それか。あるいはカブなので60km/h以上で走っているようには見えなかったのか。

どちらにしても制限速度標識がない道ならフルスロットルでも捕まる心配はないことが確認できた。

1530 登別市内に入る。写真も撮らず走ったせいか、予定よりも早かった。コンビニを探してお弁当を買ってから宿に向かうとするか。

【今日のデータ】

走行距離:278km

走行時間:6時間

平均時速:46.3km

※例によって昼食は抜きだが、トイレ休憩時に登山用非常食を食す。